ネタバレ新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽの緊急事態宣言が出て2年3ヶ月。新卒入社した中堅電子商取引企業ﾊﾟﾗｳｪｲで物流倉庫で5年、ついに港区ｵﾌｨｽのﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ部に配属された矢作桐人。地道な活動を同期でﾘｰﾀﾞｰ格の寺嶋直也に揶揄され疲弊した時見かけたｼｽﾃﾑﾁｰﾑの神林璃子の颯爽とした後ろ姿にー◆おひるのﾌﾟﾗﾈﾀﾘｳﾑ。熱帯植物館。ﾎﾞｸｼﾝｸﾞｼﾞﾑ。美術館の眺めのよい部屋。ｸﾗｹﾞたちの世界。疲れた大人が非日常で癒される、元気を、勇気を、活力を手に入れる、いいお話だった。

ネタバレ9月の門司港にﾏｷｵに連れてきてもらった和歌。推しの志波さんが女性と仲睦まじい姿を見かけるもﾏｷｵには見えない…。Q-wickの采原或るが門司港一日観光大使として活動するので中尾光莉は休憩時間に追っかけを。志波三彦店長とﾌｧﾝｸﾗﾌﾞは采原或ると遭遇しー◆ｷｬﾗがﾌﾞﾚ男とされたｱｲﾄﾞﾙ、ﾌｧﾝｸﾗﾌﾞのいる店長、それを前にしてもﾌﾞﾚない廣瀬くん。ﾂｷﾞたちに背中押された本好きの新しい夢ｻｲｺｰ♪年の差婚専業主婦の井上佳織の悩みを弾き飛ばしたｶｯｺﾖｷ榎本宝との出会い。

ネタバレ日本在住、家電ﾒｰｶｰ勤務30代ｵｽ個体、達家尚成…についてる私こと生殖器に宿る「生殖本能」。ﾒｽ個体に性的興奮を抱かないｵｽ個体として日本に生息して30年以上、自分なりの“しっくり”を掴み取ろうとする尚成の生活を観察するー◆これ、すんごいな。「LGBTQ+の話多くなったな」なんて括りじゃない。そしてLGBTQ+を、わかった気になってちゃいけないとは思ってたけど尚成の代弁という形でこんなに話して大丈夫？と生殖本能を心配しちゃうくらいあけすけな、共同体に迎合されない生き方、考え方、世間のﾆｭｰｽへの皮肉。

ネタバレﾏﾝｶﾞﾜﾝにてついにﾗｽﾄまで。いやー、ﾂﾗｲ生い立ちとはいえ先生の奥さんや先輩にひどい態度とってもそれがひどいことだとわからなかった中田伯が、ﾃﾞﾋﾞｭｰして、先生や先輩周りの人に助けられて、ほんのりアユちゃんともいい感じになって…ｻｲﾝ会で応援してくれるﾌｧﾝとともに重版出来の掛け声。あー良かった。しみじみ。しかし、ﾃﾞｼﾞﾀﾙ化、外国語向け。そっかー紙媒体の売上が、とかいう問題ばかり気にしてたけど海外にも日本の漫画、ｱﾆﾒﾌｧﾝて多いもんなぁ…。すごい世界だなぁ…

ネタバレﾏﾝｶﾞﾜﾝでｲｯｷ。うん、まぁ、予定通りの着地で大団円。くっそ我儘なお嬢様椿が恋に落ちて乙女全開で向かっていくけど伴わない知識とｽｷﾙで余計ひどいことになるのを必死に回避する和巳のｸｽﾞからの脱却。ﾓﾝﾍﾟ父と魔女母もなんか若い頃の馴れ初めいい感じだったから別れずにいても…。和巳が実家と断絶してたのは過干渉から逃げてただけなのかな、もっと色々深ーい事情あんのかと勘ぐってたよ。でもなにしろﾔｯちゃってそればっかりになる前の「なんで同一人物と気づかない？！」って無茶な二役やってる頃のが面白かったな。

ネタバレｲﾝｽﾀをﾌｫﾛｰしてるわけじゃないのでたまにﾈｯﾄﾆｭｰｽに流れてくる、見事な手芸やらﾎﾞﾙﾀﾞﾘﾝｸﾞやら見て、わーすごい生き生きしててｶｯｺｲｲ！って尊敬してた光浦さん。1年の予定が既に３年というからいかに充実してるかと思ったけど、50を超えた留学で、3ヶ月もいれば英語喋れる聞き取れるようになるわけじゃないって泣きそうな苦労の数々と支えてくれたﾎｽﾄﾌｧﾐﾘｰ、ｸﾗｽﾒｲﾄ。ことｺﾛﾝﾋﾞｱ人ﾍﾚﾅとの楽しい学生生活、怒涛の別れ（笑）

ネタバレ今回もｲﾝｽﾋﾟﾚｰｼｮﾝ受けてのﾌｨｸｼｮﾝありつつも、科学の知識と驚き満載で楽しかった！◆火成岩岩石研究のため訪れた山口県萩市沖の見島で見島土を探す男と出会った久保歩美が見た萩焼のﾙｰﾂ。東吉野村に移住したﾌﾘｰWEBﾃﾞｻﾞｲﾅｰまひろが小学生拓己と追うｵｵｶﾐの姿。長崎市に接する長与町の空き家苦情の対策に入った役場の都市計画課小寺が見た夥しい遺物。義父公雄の定年で廃止される野知内郵便局、その北海道遠軽町白滝上支湧別に落ちた隕石を探しに来た榎田照彦と知る野知内駅逓の歴史。

ネタバレ5年勤めた会社を辞め、昭和の雰囲気ある喫茶店ﾌﾞﾙｰで1年前からｱﾙﾊﾞｲﾄの鳴海優輝。推しごとに忙しい高校の同級生瀬川さんと再会、同行者が行けなくなったｺﾝｻｰﾄに連れられた夜見かけた絵梨さんはー◆お店のお客の北村さん。その集まりに行って知り合ったｺﾄﾘ。お店の常連高校生ﾋﾅ。瀬川との仲を勘ぐる絵梨。全て承知の啓介。２児の母で妊娠中の姉。LGBTQだけじゃなくて「20代後半女性は」、家父長制、「母親は子供のそばに」、男の集まりの中での通過儀礼、そういう無意識の決めつけの多さに「確かに」って辟易。

ネタバレ毒舌家の母には「外面だけ良くて内面はさっぱり」と評される父。和気藹々と一家団欒もない厳しい人だが若かりし頃から絵や漫画が得意だった父。ｱﾒﾘｶで暮らす著者のもとに届いた小包はｽｹｯﾁﾌﾞｯｸのｺﾋﾟｰ「ﾏﾝｶﾞ自分史」92になる父の昭和ｸﾛﾆｸﾙ◆これはお父さんすごい！記憶力もすごいし絵に表現力と味があって文字も見やすくてかわいい。そして「軍国少年」もつくられたけど、ｲｸﾒﾝ父とｷｬﾘｱｳｰﾏﾝ母に男女平等を昭和の時代に持ち「女だから」を押し付けられない生き方もまた両親の考え方でつくられた。面白い…

ネタバレ新型ｺﾛﾅｳｨﾙｽの緊急事態宣言が出て2年3ヶ月。新卒入社した中堅電子商取引企業ﾊﾟﾗｳｪｲで物流倉庫で5年、ついに港区ｵﾌｨｽのﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ部に配属された矢作桐人。地道な活動を同期でﾘｰﾀﾞｰ格の寺嶋直也に揶揄され疲弊した時見かけたｼｽﾃﾑﾁｰﾑの神林璃子の颯爽とした後ろ姿にー◆おひるのﾌﾟﾗﾈﾀﾘｳﾑ。熱帯植物館。ﾎﾞｸｼﾝｸﾞｼﾞﾑ。美術館の眺めのよい部屋。ｸﾗｹﾞたちの世界。疲れた大人が非日常で癒される、元気を、勇気を、活力を手に入れる、いいお話だった。

ネタバレｺﾐﾃｨｱで先生とﾆｱﾐｽしてたけど今度は本屋さんでのｻｲﾝ会で。空港に見送りに行くつむちゃんに付き添って雪さんとは別行動のうららさん。雪さんにｺﾐﾃｨｱでの本のこと話す先生のことをｻﾌﾟﾗｲｽﾞに黙ってたらうららさんはｻｲﾝ本だけでいっぱいいっぱい、でも「今日は完璧だった」ってじんわりするなー。受験も終わったけど、書道教室も閉めて雪さんは娘さんのとこへ。また帰ってきてほしいなー

ネタバレ池本くん、ﾄﾝﾈﾙ崩落事故にまきこまれる「こんな時に久能くんなら…」その久能整くんは学校で人間ﾁｪｽ大会ﾅｲﾄ中に崩落事故の動画に池本くんを見たような。池本くんといい前巻の風呂光さんといい、ｴｱ久能くんの思考ﾄﾚｰｽがﾓﾌﾞじゃない刑事に育ててる！ﾆｾ刑事東もｸｲｰﾝの先生も気になる…。ﾗｲｶさんとの大学見学ﾂｱｰ中、四半世紀前の怪事件に引っかかる二人。相変わらず頭いい二人だなぁ…。そして彼にも彼にもじわりと近づく鳴子巽の正体が！

ネタバレ数年前に別れた元夫・野々原弥一から逃げても執拗に追われ金を取られ暴力を振るわれる芳野千鶴。賞金目当てに応募したﾗｼﾞｵの「夏休み」の思い出。小学1年の夏、母と二人で旅した後千鶴を置いていなくなった母。ﾗｼﾞｵを聞いて連絡してきた芹沢恵麻はー◆「好意」での執着だって嫌なのに隷属的に金を搾取し鬱憤のはけ口にするような輩に粘着されるのなんかゾッとするって思った。母と恵麻、彩子との共同生活での「母娘だから分かりあえる」ってお花畑な奴「捨てられた娘」の