心に残ったことを表現できずにモヤモヤしている。受け入れ難いところも、図星だったところも。独身の私は結婚という目的のために客観的に自分と向き合ったり、誰かに必要とされたりされなかったり、傷ついたり立ち直ったり…という経験がないことに後ろめたい気持ちになっているのかもしれない。ただ、それは「婚活における結婚」という観点からするといろいろサボった、となるだけでそれが全てではない(と私だけは私にそう言い続けたい)。読後感が「何者」に似てるのは、婚活と就活がとても似ていると感じたからなのか、架の女友達の怖さからか。

心に残ったことを表現できずにモヤモヤしている。受け入れ難いところも、図星だったところも。独身の私は結婚という目的のために客観的に自分と向き合ったり、誰かに必要とされたりされなかったり、傷ついたり立ち直ったり…という経験がないことに後ろめたい気持ちになっているのかもしれない。ただ、それは「婚活における結婚」という観点からするといろいろサボった、となるだけでそれが全てではない(と私だけは私にそう言い続けたい)。読後感が「何者」に似てるのは、婚活と就活がとても似ていると感じたからなのか、架の女友達の怖さからか。

2014年の児童買春・ポルノ禁止法改正前の時代。小中学生が中心に活動するジュニアアイドルだった主人公。本人の自覚がないまま大人たちが性的消費を目的にグラビアアイドル並みの写真やビデオを生産していく。その世界を引退した彼女はデジタルタトゥーによって学校でいじめやバイト先での不当な扱いを受ける。他人が闇と呼ぶ世界に嫌悪だけではなくキラキラした記憶も持つ彼女が取った行動は声をあげられない、真っ当に戦えない人のひとつの戦い方だと感じた。自分が理解できないだけで「闇」と切り捨てる世界の存在を思う。