・佐々木さんのコラムがよい。複数の専門図書館のキャリアを積み重ねてこられたのがよくわかる。学校図書館から、公共図書館よりも専門図書館にレファレンスして有益な結果を引き出す事例は、まさに横断的なライブラリアン。 「図書館は蛇口」という言葉。私がよくいう「出せるように、しまっておく」の「出せる」の大事さを示していて我が意を得たり。

・関さんによる、東京と大阪の類縁機関情報収集のインタビューがよい。関さん自身は、専門図書館の中の方ではない故に、むしろその周辺事情の専門家として、聞き役に徹しられてるのがよい。これまでの広報のキャリアがそうさせてるのがよくわかる。 ・新屋さん座長による、専門図書館座談会がよい。どの館も誰もが知るベテラン図書館員がいらっしゃるのだが、おそらくあえて、最近入られた方同士で語られている。それぞれの場所による、ベテランでない「気づき」とそれから「専門知とは何か」が語られていてよい。