読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

花
読んだ本
2
読んだページ
545ページ
感想・レビュー
2
ナイス
60ナイス

2024年10月に読んだ本
2

2024年10月のお気に入り登録
1

  • ぶぶ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

花
同じ一つの身体の中に生きている杏と瞬。肉体も思考も感覚も共有しながら生きている。杏と瞬は、私とわたしで区別され登場しながらも、物語が進むにつれ、だんだんと混同される。片方だけが死ぬこととはどういうことなのだろうか?存在しているのは二人だ。それぞれに自我がある。でも肉体は一つ。生きるとは肉体なのか、それとも意識なのか、考えると複雑だ。答えはない。生死や意識について深く考えさせられる物語だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
2

花
哀しくて綺麗で、静かな物語。島では、徐々に何かが消滅していく。物理的な消滅と同時に記憶からも抜け落ちる。鳥、フェリー、オルゴール、小説、左足と、次々消滅していくが、島の人たちは、淡々と受け入れる。一方で、記憶を失うことがないR氏。記憶狩りの秘密警察から逃れるために、R氏をかくまる私とおじいさん。繊細で美しい文章が、静かに物語を紡いでいく。沢山のものが喪失してしまう中で、大切なものや、かけがえのないものは守りたいし、心に残しておきたいと強く思った。哀しいけれど魅力的で美しい作品だった。出逢えてよかった一冊。
が「ナイス!」と言っています。
花
同じ一つの身体の中に生きている杏と瞬。肉体も思考も感覚も共有しながら生きている。杏と瞬は、私とわたしで区別され登場しながらも、物語が進むにつれ、だんだんと混同される。片方だけが死ぬこととはどういうことなのだろうか?存在しているのは二人だ。それぞれに自我がある。でも肉体は一つ。生きるとは肉体なのか、それとも意識なのか、考えると複雑だ。答えはない。生死や意識について深く考えさせられる物語だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/09/13(3361日経過)
記録初日
2015/08/01(3404日経過)
読んだ本
393冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
84438ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
232件(投稿率59.0%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

読書は、日常。
本を読んで、日々、生きていく力をもらっている。
主に小説が好き。
読書すると、日常が輝く。

色んな作家さんの本を読んでいる。
特に吉本ばななさん、小川洋子さん、川上未映子さん、町田そのこさんの小説が好き。

何気ない日常、日々のしあわせを大切にしたい。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう