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2024年12月の読書メーターまとめ

タキタカンセイ
読んだ本
6
読んだページ
1696ページ
感想・レビュー
6
ナイス
42ナイス

2024年12月に読んだ本
6

2024年12月のお気に入り登録
2

  • 巨大猫は罪ですか gavioes
  • 馨

2024年12月のお気に入られ登録
1

  • 巨大猫は罪ですか gavioes

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タキタカンセイ
読み終えたばかりの『自由の命運 国家、社会、そして狭い回廊』と重なるところが大いにあって大変面白かった。この時代の日本は「張り子のリヴァイアサン」状態=脆く不安定な国家、それでも何とかやりくりしながら生き残ろうとする新九郎。ひと癖ふた癖もある登場人物たちの生きざまが面白い。第十代将軍、足利義材のいいヤツぶりが何とも印象的です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

タキタカンセイ

ここのところいろいろあってなかなか落ち着いて本が読めませんでした。お正月にはぼちぼち読みたいと思っています(それにしても積読だらけ^^;)。

が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
6

タキタカンセイ
読み終えたばかりの『自由の命運 国家、社会、そして狭い回廊』と重なるところが大いにあって大変面白かった。この時代の日本は「張り子のリヴァイアサン」状態=脆く不安定な国家、それでも何とかやりくりしながら生き残ろうとする新九郎。ひと癖ふた癖もある登場人物たちの生きざまが面白い。第十代将軍、足利義材のいいヤツぶりが何とも印象的です。
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
創刊時にお手伝いしたことがある雑誌なので手前味噌󠄀みたいになってしまうけど、第三者的に見ても楽しい雑誌だと思います。執筆陣には知ってる人もいるし知らない人もいる(正直興味があまりないジャンルの人も)。でもこの「楽しさ」はなんだろうと考えたら「大人数パーティーの雰囲気」だと思い当たりました。知ってる人知らない人の中をわかったようなわからないような感じでコップ片手に「どうもどうも^^」と切り抜ける。でも何とも知れず楽しい。そんなことを某パーティーに参加して考えました。皆さんもぜひ一度手にとってご覧ください。
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
新保さんは旧い知り合いなので、下北沢近辺のことなどを含め「ほお、なるほどなるほど」などと頷いたりニヤニヤしたりしながら楽しく読みました。作る側、食べる側両方から俯瞰する視点で描かれているのが素晴らしい。自分も外食する時は客としてどう見られているのか気になるタイプなのでとても共感できます。「20品目:日本一大きいビアガーデン」に爆笑してしまいました。
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
「パレスチナの女性作家の小説」だから、否が応でも「政治的」色合いを帯びてしまうし、むしろ「政治的小説」として読んだほうが良いのかもしれない。この本が「ナチスドイツについて書かれたユダヤ人女性作家の小説」だったとしたらどうだろう、などといろいろ考えました。全編に漂う異様な緊張感が印象的でした。(関係ないけど題名は「とるに足らない」のほうがしっくりくるような気が…)
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
「専横」「不在」そして「足枷のリヴァイアサン」のイミテーションとしての「張り子のリヴァイアサン」の実例が具体的に紹介される。ハンナ・アーレントは無政府状態を最悪の状態と言っていたが、グアテマラ、「張り子」ぶりにはゾッとさせられる。そんな中にあってもナイジェリアの一都市ラゴスのエピソードにはホッとさせられる。本書の重要な術語「赤の女王効果」(不思議の国のアリスに出てくるエピソード=市民とエリートがお互いにプレッシャーをかけることで健全な体制ができること)が大変面白い。今の日本を見ていると不安になります。
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
この本では、国家のことをトマス・ホッブスに倣いリヴァイアサン(聖書に出てくる怪物)と呼び、その形態により専横のリヴァイアサン(専制国家)、不在のリヴァイアサン(無政府状態)、そして在るべき国家の姿を「足枷のリヴァイアサン」として、歴史上の様々なリヴァイアサンの姿をわかりやすく(しかし、細密に)描いている。世界史の教養が全くないのでいろいろ躓くことが多いけど、じゃあ今の日本ならどうなんだ?とか振り返ることで何とか自分に引き寄せることが出来る。面白い!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/05/03(5366日経過)
記録初日
2010/05/03(5366日経過)
読んだ本
832冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
259543ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
455件(投稿率54.7%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

遅読症。読書メーターを始めて10年でやっと500冊を超えました。
「読書」という言葉にはいろんなイメージがあると思いますが最近、読書は「旅」なんだな、と思うようになりました。外国でもご近所でも旅は旅だし、同じところに何度も行ってもよい。雨の日、風の日、アクシデント、途中で引き返すことがあってもよい思い出になるし、それも旅です。
読んだ本も全部理解、共感できるわけではないけれども、それぞれ得難い経験です(しかも、とんでもなく安価で気軽)。人生は短し、されど本は多し、という感じです。行き当たりばったりで出会った本を読みます。

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