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2024年5月の読書メーターまとめ

よしよしニャンコ
読んだ本
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感想・レビュー
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ナイス
154ナイス

2024年5月に読んだ本
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2024年5月のお気に入り登録
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2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

よしよしニャンコ
「あら?また外国人関係の題材か」と思ったが、それだけこのシリーズの連載が始まった20年ほど前に比べ、東京に外国人人口が増えてきているということか。各ストーリーとも概ねマコトの悪知恵とGボーイズのマンパワーとタカシの無敵のケンカ能力を使って解決というパターンが定型になってきているが、題材はリアルな社会問題(今巻は、動物虐待、暴走運転、引きこもり支援ビジネスの闇、外国人留学生ビジネスの闇)なのでマンネリは感じない。クローズアップ現代の副読本のようだ。最近、暴力団員のサルが出てこないのは、暴排条例の影響かな?
忍者マスター
2024/05/26 08:33

自分の感想にナイスありがとうございました! クローズアップ現代の副読本って例えが素晴らしいです^^

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

よしよしニャンコ

今月audibleで読んだ(聴いた)本、どういうわけだか、たまたま小説にしてもエッセイにしても、3.11に関する話が出てくる作品が多くてしんどかった。 作家さんたちは、物語の深刻度を高める道具に3.11を使わないでほしい。

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2024年5月の感想・レビュー一覧
13

よしよしニャンコ
10代最後の夏に読んで以来の再読。2004年から2005年にかけて執筆された文章たち。懐かしいなぁ。ライブドア事件や当時浸透し始めたクールビズなど、当時の空気感をリアルに思い出せた。当時40代半ばだった石田衣良さんが当時の若者に向けてエールを送る内容が多くある。当時、私は社会人経験などなかったので、それらのアドバイスをボンヤリと読んでしまったが、今読むと、私はもった過肩肘張らずに構えたほうがいいなことを諭され、癒されたような気がする。脱力とはまた違う。過度で無責任に言い切りをしないところに好感が持てる。
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よしよしニャンコ
不自然な偶然でガンを早期発見できてよかったと思いきや、ストーリーは苦しいほうへ進む。主人公「息吹」とそう変わらない年齢で同じように家族もいる身の上なので、読み進めるのが大変つらかった。ラストシーンは難解だが、私なりの解釈では、こうだったらいいなというパラレルワールドを再現した仮想空間・SaaSサービス上に、夫婦がなんらかの近未来的技術でアクセスし、そこで最期の家族団欒を共有したということではないか。息吹の死とともに仮想空間は崩れ、妻の混乱の中で物語は終わった。30代以降皆さん、人間ドックには行きましょう。
が「ナイス!」と言っています。
よしよしニャンコ
哺乳類の根幹とは、とどのつまり、一本の長い管なのだろうか。ともあれ、幼稚園児の我が子が珍しく絵だけでなく文字とストーリーにも興味を持っていた。
が「ナイス!」と言っています。
よしよしニャンコ
「あら?また外国人関係の題材か」と思ったが、それだけこのシリーズの連載が始まった20年ほど前に比べ、東京に外国人人口が増えてきているということか。各ストーリーとも概ねマコトの悪知恵とGボーイズのマンパワーとタカシの無敵のケンカ能力を使って解決というパターンが定型になってきているが、題材はリアルな社会問題(今巻は、動物虐待、暴走運転、引きこもり支援ビジネスの闇、外国人留学生ビジネスの闇)なのでマンネリは感じない。クローズアップ現代の副読本のようだ。最近、暴力団員のサルが出てこないのは、暴排条例の影響かな?
忍者マスター
2024/05/26 08:33

自分の感想にナイスありがとうございました! クローズアップ現代の副読本って例えが素晴らしいです^^

が「ナイス!」と言っています。
よしよしニャンコ
上野駅近くに彷徨うあるホームレスが、ホームレスとしての現在を生きながら、そこに至るまでの過去を回想する。ホームレスになるまでの経緯は人それぞれ。主人公は、かつては妻も子もいて、関係も良好だった。それなのに不運に次々めぐり逢い、生まれて始めて上野駅近くで野宿してから気づけば数年が立つ。ホームレスになる人生とそうでない人生の境は、危うい紙一重なのではないかと実感させられる。最初は時系列が行ったり来たりで、朗読も囁くようなシーンも多く、物語を追うのが大変だったが、哀れな悲劇の顛末に次第に惹き込まれた。
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よしよしニャンコ
朗読は唐田えりかさん。主人公の沈殿した雰囲気が声色で見事に表現されており、惹きつけられた。20代半ばに来てふと人生のこれまでとこれからを考えるヲタク女子の話。中学生時代の思い出の中にいる本命男性の「1」を神格化し、言い寄ってくるキープくん「2」の配慮のなさをけなしまくる。「2」に対する悪口に、ありとあらゆる綿矢りさ節の比喩が動員され、笑いなしにもない。よく動く口が伸び縮みする輪ゴムにしか見えないなんて、どうやったらそんな比喩を思いつくのだ。人間関係で優位な立場になる鍵は、どれだけ悪の要素を持てるのかに→
よしよしニャンコ
2024/05/18 04:46

→かかるという考察には腹落ちさせられた。心の中の悪の領域を広げることで、人生が前に進むこともあるのかもしれない。ありがとう、綿矢りさ先生。

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よしよしニャンコ
相変わらずおもしろい。主人公マコトの軽快な語り口と皮肉な比喩はくせになるね。海外映画のワンシーンから解決策の着想を得るなど、最早マコトは知的階級じゃないか。ゼロワンやサルなど第一巻からの古参のキャラクターが登場する話があったのがよかった。タカシばっかじゃなくて古参キャラをもっと登場させてほしい。ストリートのハミダシモノたちのネットワークを使って街を駆け回るのがこのシリーズ初期の魅力だったじゃないか。マコトも歳をとったということか。とはいえおもしろい!過酷な繁忙期に、軽快なマコトに勇気づけられました。
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よしよしニャンコ
生物は働けば必ず疲れる。全員が疲れるとコロニーは壊滅する。仕事に対する反応閾値(腰の軽さ)が個体によって異なる=働かない個体が出てくるのは、コロニー全体としてのいざというときの冗長性ということか。今即効で役立つことや、瞬間的な効率の最大化ばかり求める現代日本に警鐘を鳴らす。私が勤め先で担当してる無駄としか思えない事業も、別の事業に応用できる日が来るのかもしれないと思うことにしよう。/専門的な研究内容をかなり噛み砕いてくれていることはわかるが、それでも難解な文章がたくさん出てきて挫折しそうになった。
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よしよしニャンコ
「一流大学に行くかホームレスになるか」、「官僚になるかニートになるか」というような極端な選択肢しか思い浮かばない親のもとに生れ育つと最悪だということ。親子関係は特に閉鎖的なので、子どもがSOSを発っせられないことや、そもそも自分のいる家庭環境が異常であることに気付けないことが問題を見えにくくする。虐待の度合が極端な事例ばかりが紹介されているが、私もここまで酷いことはされなかったにせよ、人格否定や進路の選択肢の限定はされたので、読んでいて子ども時代を思い出し、少しつらかったな。子の適性はよく見てやらねば。
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よしよしニャンコ
面白かった。脳科学の本としても。ヒトの脳には、古い脳と新しい脳があり、新しい脳(前頭葉)が活性化せず古い脳が優位になってしまうとコミュ障になってしまうという。ホモ・サピエンスから遠ざかるからかな。前頭葉の活性化には、手指を動かすこと(ジャスチャー、こっそり指先の体操)。また、否定語や悪口は古い脳を活性化してしまうので控え目に。/人の脳は向かって左側にあるモノから目に入るようになっているから、→よく話す人の左側に入る。会話のボールを持ってる人から向かって左側にいる人に話を振るなどするのが有効とのこと。
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よしよしニャンコ
私たちヒトの脳は、現代社会で幸せになれるようにできているのではなく、何万年も続いた過酷極まりない狩猟採集時代を生き延びるためにできている。だから、運動をすること、仲間・友人と過ごすことがメンタルにはいい。キラキラしたSNSや広告をみすぎると、人生を恒常的に幸せにできるとか、自分が人間社会のヒエラルキーの最下層にいるものと錯覚してしまい、メンタルに悪いので、ほどほどに。私たちの脳はまだ、過酷な狩猟採集時代の最中にいる。不安を感じたら,まずはそれを自覚しよう。
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よしよしニャンコ
3部作の3作目。前半は、前2作と同様、ハコとアヤカがたまにトラブルに巻き込まれながらも、日常を積み重ねて少しずつ人生を前に進めていく様子が描かれる。仲の良い2人に癒やされたが、しかし後半部。過去に実社会で起こった未曾有の事件に主人公2人が直面する。それに伴ってアヤカの心の闇が表出される過程と、私自身が当時体験し忘れかけていた不安感とがオーバーラップして、読み進めるかどうか迷ってしまった。でも、ラストは「いつか陽のあたる場所で」を連想するような余韻が残された。過去は過去として、人生を前に進めましょうね。
よしよしニャンコ
2024/05/03 06:50

audibleナレーターさんは、前半ののほほんパートで「やなかボーーール」の発音で遊んでましたよね。

が「ナイス!」と言っています。
よしよしニャンコ
「マエ持ち女2人組」シリーズというらしい。本書はその2作目。淡々としていた前巻に比べて事件に巻き込まれることが多くなった。軽率で、かつ、人生を前に進めようとするアヤカが、主人公ハコを巻き込んだトラブルを持ってくるという構図。全体的に下町風情と友情が染みる優しい物語だが、主人公らの前科持ちとしての重い空気が内包され、その明と陰のコントラストに惹き込まれる。最後のコスモス女の話は、男性側には隠されがちな女性同士の微妙な人間関係が描かれ、新鮮でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/11/03(3156日経過)
記録初日
2014/01/02(3826日経過)
読んだ本
664冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
176100ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
661件(投稿率99.5%)
本棚
18棚
性別
年齢
37歳
職業
事務系
現住所
神奈川県
自己紹介

濫読です。小説はもちろん、新書・エッセイ・意識高い系・ハウツー・サブカルetc.広く浅く読みます。
特に好きなのは、三島由紀夫や村上春樹氏など、情景描写が心に沁み込んでくるような小説です。川上未映子氏と綿矢りさ氏の世界にも片脚を突っ込んでいます。
2018年に息子が誕生してからは読む冊数が減り気味ですね。

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