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2024年2月の読書メーターまとめ

スー
読んだ本
8
読んだページ
3014ページ
感想・レビュー
8
ナイス
126ナイス

2024年2月に読んだ本
8

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

スー
ネタバレ【読メ登録前の再読】中学受験に失敗しDVに走る息子、テレクラで男を漁り帰宅しない妻、果てはリストラで失職。「死んでもいいかな」絶望的状況の一雄の前に現れた一台のRV車。絶縁状態で危篤の父の若き日の姿、チュウさんも参加して、息子とドライブ中に交通事故で死亡した橋本さんが運転するオデッセイに乗ってやり直せない過去を巡る。父との確執と過去の家族との関係を重ね、一雄自身が家族との本当の関係に気づいていく描写が続く。ラストは「最悪の現実」は変わらなくても前向きに向き合うようになった一雄が印象的。良作。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

スー

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1868ページ ナイス数:73ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/626085/summary/monthly/2024/1

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
8

スー
ネタバレ【読メ登録前の再読】中学受験に失敗しDVに走る息子、テレクラで男を漁り帰宅しない妻、果てはリストラで失職。「死んでもいいかな」絶望的状況の一雄の前に現れた一台のRV車。絶縁状態で危篤の父の若き日の姿、チュウさんも参加して、息子とドライブ中に交通事故で死亡した橋本さんが運転するオデッセイに乗ってやり直せない過去を巡る。父との確執と過去の家族との関係を重ね、一雄自身が家族との本当の関係に気づいていく描写が続く。ラストは「最悪の現実」は変わらなくても前向きに向き合うようになった一雄が印象的。良作。
が「ナイス!」と言っています。
スー
ネタバレリストラの危機に直面する嘗ての天才少年、家庭崩壊し離婚寸前のガキ大将とクラスの人気女子、凋落した元人気予備校古典講師…卒業後接点を持つことのなかったクラスメイトが、廃校となったニュータウンの小学校でタイムカプセルを開けることによって絡み合っていくほろ苦い物語。「あなたたいはいま、幸せですか?」1970年、六年三組の頃に思い描いていた未来とは全く異なる現在を生きる元男子・女子に語りかけるタイムカプセルにどう答えるべきか?荒廃する団地を背景に、苦しいながらも僅かな希望を見出す辺りは重松節炸裂といったところ。
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スー
30代後半から40代の初め。20代の頃のような溌剌さもなく60代のような諦観も持ちきれない中途半端な世代。子供、妻、親との関係に悩みながらも生きていくしかない中年に差し掛かった男たちの悲哀がつづられる。それでも、明るい未来を信じきれない中に一筋の光明が見えたとき「まぁ、こんな人生もアリかな」と、はかない自己肯定感を感じさせるお話が詰まった短編集。今まで信じて疑わなかったことに疑問を感じたときに読むと心に刺さるかもしれない。
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スー
ネタバレ【再読】事故で松葉杖生活になってしまった恵美ちゃんと体が弱い由香ちゃん、文武両道の恵美ちゃんの弟ブンとそのライバルモトとの関係を主軸に、小学校から中学校の頃のエピソードを通じ「友達」について考えさせる連作短編。「だーれも。いらない!」「由香ちゃん、あんたが欲しい。」多感な時期の複雑な人間関係のなか、結局残るのは軋轢を避けるため『みんな』のなかに埋没する迎合ではなくて本当の関係。それは「もこもこ雲」に表象されているのかな。披露宴のシーンで少し大人になった視点で集約されるラストは上手いですね。良作。
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スー
『せんせい』を主題にした短編集。作者らしく、根底には昭和の頃の先生と生徒の関係がありそれを現在の視点で語る構成。安定の読後感だけど、改めて考えてみると先生と生徒の関係ってかなり特殊だったんだなということを感じさせる作品群でした。親以外の大人と初めて出会うこと。そして先生も一人の人間として感情があり役割としての存在であり本質は『他人』であること。だけれどもそれ以上の関係性を持ちうること。その中で生まれるかけがえのない記憶。お気に入りは理由なく生徒への嫌悪を抱く先生の葛藤を描く『にんじん』かな。
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スー
家族の死がテーマの物語が四話入った短編集。親族の死に向き合う家族の思いや自殺した親友の娘との交流、優しかった母の思い出から抜け出せず継母との確執が続いていたがそれが氷塊していくきっかけを作った妻の一言など、心の琴線に触れるシーンが散りばめられた良作ぞろいでした。各話とも語り手が中年を過ぎており、過去の回想シーンが挟まれていて過去の自分を内省する構成となっており、それが黄昏時のような寂しさを深めているのかもしれません。
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スー
変な建物を探訪する大学の研究会シリーズ第二弾。水槽の迷路、卵形の建物など変な建物の中で起きるミステリーの謎を解いていくメンバー。全体的に軽く、現実離れしたシチュエーションなので感情移入して没頭するというよりは謎解きを楽しむ感じ。とはいえ、建物全体がグリーンで上梨田先輩と亜可美がパターゴルフでライバルと内定を競う『人工芝パター会社』と雪結晶形のコテージで起こったクリスマスツリーの星のオーナメント窃盗事件の犯人とその動機が心暖まる『サンタクロースの完全犯罪』は面白かった。
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スー
1970年代の地方都市の男子中高生達が紡ぐ春を思うイカ臭い物語が集まった短編集。この年頃の男子の頭の中と言えば性のこと、女子のことが中心で、割りと直接的な表現も出てきます。でもイヤらしい感じは受けず、大人になると失ってしまう力強さを感じました。コメディタッチあり、卒業で別れてしまう友人の事や、変わっていく自身に想いを馳せたりとしみじみする話もあり、懐かしさを感じつつ楽しめました。どの作品も良かったけど、ひとつ挙げるとしたら、女子のことを好きになっていく表現が秀逸な『でぃくしょなりい』かな。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/11/09(3111日経過)
記録初日
2015/11/09(3111日経過)
読んだ本
1492冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
453159ページ(1日平均145ページ)
感想・レビュー
1470件(投稿率98.5%)
本棚
17棚
血液型
B型
職業
事務系
現住所
埼玉県
自己紹介

スーと申します。2015年11月に、自分の読んでる本を、他の読者さんがどんな感想をお持ちなのかが気になって検索していたらたどり着いたのがこのサイトでした。
日本人作家全般を読みますが、最近はラノベがマイブームになっていますので、そのジャンルの読了が増えていくと思います。
登録前に読んでいた好きな作家さんは宮部みゆき、浅田次郎、綾辻行人、歌野昌午、井上夢人、重松清、池井戸潤等々。近現代現実世界がベースになっているものが好きです。感想は理解不足のまま思うところを書いてしまうので見当外れなものになってしまうかもしれませんが、宜しくお願いいたします!

プロフィール画像
201511〜 筒隠 月子 『変態王子と笑わない猫。』
201602〜 夢前 光 『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』
201604~ 八坂ニャルラトホテプ『這いよれ!ニャル子さん』
201607~ 平和島鳩子『鳩子さんとラブコメ』
201608~ 木下林檎『のうりん』
201610~ 砂戸太郎(女装)『えむえむっ!』
201612~ 夢前 光 『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』(一か月だけ復活!)
201701~ 宮水 三葉 『君の名は。』
201702~ 黒猫(五更 瑠璃) 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
201702~ 黒猫(五更 瑠璃)2『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
201707~ 妹『いもーとらいふ』
201708~ 藤木唯『リバーズ・エンド』
201709~ 木下秀吉『バカとテストと召喚獣』
201712~ 夢前 光 『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』(一か月だけ復活!)
201801~ 和泉紗霧『エロマンガ先生』
201806~ 安達さくら『安達としまむら』
201812~ 夢前光&坂本秋月『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』
201912~ 小鳥遊空『パパのいうことを聞きなさい!』
202012~ 小海はるか『RAIL WARS ! 日本國有鉄道公安隊』
202106~ 小熊『スーパーカブ』
202205~ 恵庭椎『スーパーカブ』(初ペンタブ(なぞりw))

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