短編集。どの作品もそれぞれに個性があり、読後の感じ方の違いに差があり、なんとも充実した一冊だと思う。 危うさ。格好良さ。疑惑。縁。家族。想い。 読後の衝撃はピクニック。 読んでてどちらにも感情移入していく花うた。 もっとこの作者の作品を読んでみたい。

読んだら絶対食べたくなるだろうなぁ…と読んだ本。 案の定サンドイッチが食べたい。 好みのサンドイッチは焼いていないふわふわしっとり系のパンに辛子マヨ系のハムきゅうりやハムレタスのサラダっぽいもの、あと厚焼き卵の方の卵サンド。 ただ本作を読んで食べたくなったコロッケサンドならトーストしてあるのがいいなぁ。 ってか揚げたてコロッケのサンドイッチなんてなかなか出会えないからかなり羨ましい。 あとハムキャベツ炒めサンドイッチはうまく想像できない、コールスローサラダなら想像つくけど炒めって？ 実際あるのかな？

内容知らずに読んだら、デビューする前の男性アイドルの子達の物語。 アイドルにハマってこない人生を送ってきた私だが、面白く読めた。まぁ、何を夢にしてるかの違いだけで、例えば甲子園目指す高校生とかの物語を読むのと大差は無いからだろうな。 それでもやっぱり特殊な世界の話だし、頭の中では旧ジャニーズのいわゆるジュニアと呼ばれる子達でイメージ。普通の高校生より大人に振り回されることも多いだろう。こんなに頑張っている子達がいるのに、現実世界でも大人達の関係ないスキャンダルで色んな悔しい思いもしてるんだろうなぁ。

『二周目の恋』タイトルから、恋愛系短編なのはわかるけれど、『二周目』にピンとこない作品もある。 こちらで使われた『二周目』の意味とは？ 大人の恋という割には可愛らしい「真夜中のスパチュラ」 。バレンタインにかける女の子がリアルで、お兄ちゃんもナイスだな、と思うけれど、相手の男の子のチョコレートもらっておいての反応があまりにも頼りないというか、残念すぎる…私がこの女の子の友達なら、ちょっとその相手やめとけ、と言ってしまいそうだ。 でも面白かった。 恋愛？という感じもあったけど「フェイクファー」も印象に残る。

好きな作家さんだらけの贅沢な一冊。 百貨店『三越』にちなんだ短編集。 伊坂幸太郎さん以外は日本橋三越本店を選んで（？）描かれており、三越本店に行ったことない私は文字だけで想像した（ミロのヴィーナスに近そうなイメージ）天女像と、読み終えて検索してみた天女像との余りの違いに驚いた。どの作品も良かったけれど伊坂幸太郎さんのはそうくるか？という展開が意外で面白く、東野圭吾さんはまさかの湯川先生絡めてきたというのも楽しかった。 ライオンの都市伝説（？）も物語のなかで作られた話ではなくリアルに存在するのも衝撃でした。

しっかりした厚さで通勤中読書で5日間かけて読んだ。 短い読書時間の5日間、毎日続きを読むことが楽しみになるくらい物語に引き込まれた。 なるほど人魚という生き物ではなく、人間の亜種という考え方。いわゆる世間が考える人魚とは姿形は異なるけれどもしっくりくるな。 読書メーターの感想数だけで見ると読んだことある人が少ない印象…もっと読まれてても良さそうなのにな。 もうちょっと多くの人に読んでもらいたいなぁ、話題作とかで無くとも面白いと思える本には出会える読書はやはり楽しい。

短編集。どの作品もそれぞれに個性があり、読後の感じ方の違いに差があり、なんとも充実した一冊だと思う。 危うさ。格好良さ。疑惑。縁。家族。想い。 読後の衝撃はピクニック。 読んでてどちらにも感情移入していく花うた。 もっとこの作者の作品を読んでみたい。

２作品からなる一冊。 表題作はちょっと読みにくかった。 『昨夜はたくさん夢を見た』は、読みやすかったかな。 30年以上前の作品だけど、携帯・スマホとかが出てこないだけで現代でも通じそうな感じ。 まぁ、よくある感じの作品かな？という印象もある。

30年以上前に刊行された一冊。 表紙に古さは感じるけれど内容は意外と古臭くはないかも。 特に表題作は読みやすかった。 自分の居心地が良い場所や人が失われていくのは耐え難い…置いていかれる側はなかなか気持ちがついていかないもんだよな。

お正月三が日…ギャング達にお世話になりました。 シリーズ3作目だけ確か読んでなかったんだよねぇ、でも読むなら1も2も読み直したいー。 火尻記者が小物のくせに自信家で、なかなかに嫌なヤツで、もうちょっとしっかり懲らしめてやってくれと願うほど（まぁ、描写が無いだけで相当なことはされてるかもだけど）。 大桑さんはそんなに悪い人感無いからおばあちゃんの形見を取り上げてしまうのは可哀想だと思ったのだけど。 今回タダシ君からの電話が無いのが寂しいが、慎一くん同様大きくなったということなんだろう。

一冊目から続けて再読。 一冊目と二冊目は、もうちょっと期間をあけて読んでも良かったかも？ 90分映画も続けて見ると当たり前だけど、180分…さすがに長いもんなぁ。 あと全く関係ないけれど、チルドレンに出てくる陣内さんが響野さんの喫茶店とか来たら意気投合するのか、それとも嫌い合うのか…なんて想像をしてしまった。 あとは憎めない小西さんに、ちょっと良い事があるといいなあ。

再読。 伏線回収もありながらもそれが難しくもなく、わかりやすく面白く描いてある銀行強盗のお話。 正月休みテレビに飽きて、でもあんまりに悲しかったり難しかったりするようなものは読みたくない… 毎年のようにクリスマスにあるホームアローンのような感じで見られる一冊。（あの映画ほどバタついてはいないが）確かに90分くらいの映画っぽいかもな。 響野さんが自分の夫だと思うと飽きはしないかもしれないが、ちょっとうんざりしてしまうかも？銀行強盗達のひとつひとつのスキルも凄いかもだけど、私的には祥子さん凄いと思う。