ネタバレ創業350年の老舗百貨店・三越を舞台にした、作家6人が紡ぐアンソロジー。文春文庫オリジナル。本のカバーは、三越の包装紙「華ひらく」からデザインされているが、手触りを再現するため、マットな用紙を採用したとのこと。▼お気に入りは、伊坂幸太郎さんの「Have a nice day!」。誰にも見られずに、三越のライオンに跨ると夢が叶うなんて。チャレンジしてみたいけどね。東野圭吾さんの「重命る」もいいな。デパ地下で湯川教授に会えたら、キュンキュンしそう。三越に行く楽しみが増えました。
三越を舞台にしたアンソロジー。作家さんが豪華で読むのが楽しみでした!辻村深月さんの『思い出エレベーター』読んでて温かい気持ちになりました。伊坂幸太郎さんの『Have a nice day!』ファンタジー要素もあってハラハラしました。仙台に住んでいたので、情景が想像できて面白かったです。東野圭吾さんの『重命る』まさかの湯川先生!鮮やかな解決で読後感がスッキリしました。
ネタバレ三越の創業350年を記念して作られたアンソロジー。辻村深月「思い出エレベーター」、伊坂幸太郎「Have a nice day!」、阿川佐和子「雨あがりに」、恩田陸「アニバーサリー」、柚木麻子「七階から愛をこめて」、東野圭吾「重命る」の6編。関西にはあまり馴染みがない?三越を舞台にしているので、ピンと来なかった。どの作品もとても工夫を凝らしている(ファンタジー色強め)が、デパートは日常のちょっとした贅沢で訪れる場所というイメージがあるので、そういった意味で阿川さんの作品が良かった。
三越デパートを舞台にしたオムニバス短編集です。阿川さんと柚木さんの作品を読むのは初めてでしたが、どれもいい意味でバラバラで各作家さんの特色が出ていたように思います。特に伊坂さんは最近自分に合わない作品が多くて読んでいなかったのですが、今回の作品は短編のせいか飽きずに読めました。また伊坂さんの他の作品も読んでみようと思えたのでマイベストは「Have a nice day!」です。
アンソロジー。三越のライオンって、昔から またがる話が出てくるね。東京でなくても、三越のある所では、この都市伝説を聞く。久しぶりに読んだ、湯浅教授の話は、やっぱり面白かった。「思い出エレベーター」辻村深月/「Have a nice day!」伊坂幸太郎/「雨あがりに」阿川佐和子/「アニバーサリー」恩田陸/「七階から愛をこめて」柚木麻子/「重命(かさな)る」東野圭吾