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2025年1月の読書メーターまとめ

シルク
読んだ本
6
読んだページ
2190ページ
感想・レビュー
6
ナイス
169ナイス

2025年1月に読んだ本
6

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • るる

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シルク
ネタバレ京都の大学病院で最前線の臨床医として活躍していた雄町哲郎医師は、シングルマザーで闘病死した実姉の一人息子龍之介との二人暮らし。甥との暮らしに重きを置いて大学病院を辞する際に、全ての後始末をしてくれた先輩であり、同志でもある花垣医師は、地域密着型の町病院の彼の元に新人医師を研修に向かわせる。医療が人の生き方、死に方にどう関わるのか、何が出来るのか、国民皆保険、生活保護受給を拒む高齢者の矜持、考えさせられる。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
6

シルク
著者 本人が語る通り、かなりの 長編。しかも1文1文が非常に長いことで何度も挫けそうになる。理沙18歳、律8歳の姉妹は、女手一つで2人を育ててきた母親が自分で判断することに疲れ果てて、同居男を優先するようになった事を機会に2人暮らしを始める。姉妹の周りの多くの大人の善意は、母親ら2人の悪意にも勝り、苦しいながらも2人で実直に生き抜いていく。終盤でダルダルになってきた感は否めないが、前出の母親夫婦以外にはほぼ悪人が出てこない辺り、何かあってもコトコト回る水車の様に平穏な田舎町の時の流れを堪能出来た。
が「ナイス!」と言っています。
シルク
ネタバレ京都の大学病院で最前線の臨床医として活躍していた雄町哲郎医師は、シングルマザーで闘病死した実姉の一人息子龍之介との二人暮らし。甥との暮らしに重きを置いて大学病院を辞する際に、全ての後始末をしてくれた先輩であり、同志でもある花垣医師は、地域密着型の町病院の彼の元に新人医師を研修に向かわせる。医療が人の生き方、死に方にどう関わるのか、何が出来るのか、国民皆保険、生活保護受給を拒む高齢者の矜持、考えさせられる。
が「ナイス!」と言っています。
シルク
「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」の続編だったとは、読了後に気付く。前作ではただただヒロイン神尾真世の叔父、武史の人間性に気味の悪さを抱いた事を思い出す。今作の武史はちょっと違う。頼もしいこと、この上ない。彼のバー、トラップハンドの客と、リフォームを手掛ける真世の顧客予備軍に纏わる人間模様だったり、ちょっとしたミステリーだったり。続編を是非とも楽しみにしたい。
が「ナイス!」と言っています。
シルク
何人もの人生を垣間見た気がする大作だった様に思う。1991年の12月に神奈川で起きた二児同時誘拐事件。早期に親元へ戻された小学生男児の事は、当時3歳の男児の誘拐事件の囮と思われた。迷宮入りとなったにもかかわらず、その事件を追い続ける1人の新聞記者と、志半ばに亡くなった刑事、体の自由を奪われてもなお追い続ける元刑事たち。それぞれの人格描写も見事だ。斜陽産業新聞の現状もさることながら、芸術の世界にも「金」が絡み、枝葉を伸ばし、花を咲かせるはずの芸術家が潰される哀しみも物語に色を添えた。
が「ナイス!」と言っています。
シルク
ネタバレ薬科大学就学中には準ミスの栄冠に輝いた薬剤師、毒島花織。薬への偏愛は親子関係のこじれに要因があるのか。彼女が勤める調剤薬局の近くのホテルマン水尾爽太は、悩みのタネのいつまでも改善しない水虫問題を解決してくれた事を機に、彼女と不器用な関係を築く。正に毒にも薬にもなる薬を題材に描かれるソフトミステリー。
が「ナイス!」と言っています。
シルク
ネタバレ「卒業」に続く加賀恭一郎シリーズ第二弾。名門バレエ団で起きた二件の殺人事件と続けて起きるバレエダンサーの自殺。一般世間とはかけ離れたバレエ界の常識は驚くばかりで、ポケベル全盛時代も回顧出来る。後に冷徹とまで感じる加賀の粗削りの捜査行動や、一直線の恋愛感情までが初々しく描かれる。多くの読者の心を掴む登場人物の一人だろう。「あなたを逮捕します。君が好きだから」たまらん!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/12/15(3354日経過)
記録初日
2013/12/15(4084日経過)
読んだ本
922冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
269060ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
805件(投稿率87.3%)
本棚
1棚
性別
URL/ブログ
https://plus.google.com/113050121034051988138
自己紹介

忘れっぽくて何千冊読んでも同じ作品を手に取ったりする私の、自分の記憶を整理する為だけのかけがえのない読書記録です。
他の方のように、普段の会話で「あー、あの作品ね」と話せない愚かさと、同じ作品を何度でも楽しめる前向きさとを併せ持つ、底辺の凡人です。

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