ネタバレ通勤用に。職場と家族、理不尽とも思える外的要因への対処、距離感がとても心に刺ささる。バリ山行での畏怖。街のすぐ側にあり藪の中から続く死へ直面する本物。職場での振舞いや担当責務からルート外に陥る可能性を実感しているからこそ溢れる主人公の恐怖心。会社を去る妻鹿さんの直接は語られない真情が深く印象に残る。 野生の姿で襲ってくる道なき山中の険しさが、画数過多な見慣れぬ漢字で見事に表現されていて痺れた。面白い。過酷な自然と渦中の職場、何を思い至るか

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ネタバレ通勤用に。SFアンソロジーで仏教AI作品が多く見られる背景は落合氏の影響か。空海らの著作をNLPでベクトル化してソシュールと比較は有効だろうけど、正解データありきのイメージバインドに対し、鳴き声に聞こえる音節を正解が出るんですとか無邪気に話す辺りに、勢いだけ突き進む本書の姿勢がわかる。技術発展によって世界中で西洋哲学が瓦解しつつある。と言われるが、テック業界が白人エリートに偏っている実情からすれば自滅していく姿勢の様で考えさせられる。暦本氏のＡＩ社会も奴隷の存在を前提にしているとの発言は面白い

ネタバレ通勤用に。起業家やSFCを揶揄し、社会課題への姿勢に毒づきながらも正解を示さず自己問答に閉じていく世界観は、就活から働き始め迄の年代に合わせた息苦しさを演出している様子で、なんともいたたまれない気持ちにさせられ流石となる。気になる人物らの時系列を違う視点から見せる仕組みは面白いと思いつつ、悩みの方向性や2章以降、何度も繰り返される話と経済的不安を感じさせない妙な軽さについていけず。挫けそうになる。他人の目線気にしすぎ

ネタバレ通勤用に。2045年、アメリカ大陸を舞台に独立宣言した地域でチェゲバラまがいの軍事コンサルタントと民間軍事組織の公正戦を軍事ジャーナリストが追いかけ巻き込まれていく物語。AIモデルによる記事の事実確認スコアから、特定の固有名詞にバイアスがかかっている事から転がっていくあたり妙にリアリティ感じ面白い。胡散臭いチェゲバラ、見えてくるIT長者テクノリバタリアンの仕掛けた人への実験。マンカインドのタイトル回収に、ほぉとなる。記憶のヒープから分岐意識に至る発想いいな。冒頭からメガネウラが登場する世界に気持ち上がった

ネタバレ通勤用に。トラビスカラニックを中心にウーバー初期から裁判沙汰でCEO退任裁判からその後迄。テック界隈のスタートアップの社内政治が見てきたかの様に詳細にレポートされていく。ドライバーもユーザーも、双方顧客となるプラットフォームで、悪用される事の対応には生産者責任の様な苦しさばかり感じてしまいカラニックへの同情も芽生えつつ。システムバグのハッキングに対して、ハッカーに報酬を与えて対処する通例vs大手社会通念ではNGとなるセキュリティ対策への対応は興味深い。仕事に何を求めるか.CEO交代劇から考えさせられた