胸熱な青春だ！ほんとにコロナでさまざまなイベントが中止になった世代はかわいそう。でもかわいそうと言われること自体、いやなのかもね。「進学とか就職とか、何かに活かさないとしても、好きなことへの情熱は捨てることない（中略）問題なのは、即物的に何かに対して役に立つかどうかじゃない」「趣味っていうと軽く聞こえるかもしれないけど、案外、人生を豊かにするのは、そういう役に立たないところにある興味や好奇心なんだよ」

Kindle Unlimited ちょっと苦しさを感じる話だったけれど、流れる空気はあたたかい。言葉ひとつひとつに優しさを感じる。「すごいだろ？ 気付かないところで中原っていろいろ守られてるってこと」「そんなこと言うほど、佐和子は傷ついてるんだね」

Kindle Unlimited 「さおだけやは…」に似た感じ。本のタイトルもそうだが「コロッケ １個 80円のお肉屋さんはどうやって儲けているのか？」など、ちょっと考えさせるような事例とともに、ビジネスをわかりやすく解説している。『弱者が勝つための５つの戦略もあります。 　その５つは、「戦う場所を限定する」「相手を限定して一騎打ちに臨む」「広域戦ではなく接近戦にする」「一点集中で戦う」「陽動作戦で競合相手の裏をかく」』

前作を読んだときほどの衝撃はなかったが、変わらず興味深く読めた。書き下ろしの「接頭辞Blues」の項は特に面白かった。「『苦労しそうだしウケないかもしれないけど、自分が書きたいと思うこと』を選んだ方がいい。ネタの段階ではどういう文章が生まれてくるか想像するのが難しく、一見すると効率よく書けそうなネタでも、きちんと書き終えるまでには思ったより時間がかかるものだ。よって、自分が本当に書きたいと思うネタでないと、かなりしんどい思いをすることになる」これは人生と一緒な気がする。

Kindle Unlimited キャラクターがみな魅力的。会話も小気味いい。

Kindle Unlimited 最初に大枠の図解で示されているのはわかりやすかった。「『やりたいことがわからないから動かない』ではなく、『動かないからやりたいことが見えてこない』」「克服すべき弱みは、弱みの中でも「強みを活かす上での阻害要因となっているもの」「向かう方向や進み方に違和感を感じたら、乗船している船から下船して、自分で船を漕いで新たな海路を進むか、より自分にあった船に移るという選択肢を持っておくことです。」

今の時代と色々前提が違うのだということを改めて感じさせられた。女性の地位が恐ろしく低いとか、文字を読めるのは一握りの人だとか。文章は平易なのだけど、全般、論文のようで面白みが無かった。

さらっと読める。素直に自分の感情を伝えるのが近道なのに、意外とできていない。

シリーズ完結編だけあって、重かった。ソディの生き抜く強さは綺麗事じゃなくてすごい。キャラクターたちのその後やサイドストーリーも読んでみたい。

胸熱な青春だ！ほんとにコロナでさまざまなイベントが中止になった世代はかわいそう。でもかわいそうと言われること自体、いやなのかもね。「進学とか就職とか、何かに活かさないとしても、好きなことへの情熱は捨てることない（中略）問題なのは、即物的に何かに対して役に立つかどうかじゃない」「趣味っていうと軽く聞こえるかもしれないけど、案外、人生を豊かにするのは、そういう役に立たないところにある興味や好奇心なんだよ」

この著者の作品は、私が好きなタイプと好きになれないタイプと両極端で、これは好きな方の部類だった。言葉のやりとりとかキャラクターに好感が持てる。前半から中盤までの丁寧な流れと比較して、終盤がかなり駆け足で、何か事情があった？と思えるくらい唐突であっけない終わり方だった。