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2025年12月の読書メーターまとめ

梶
読んだ本
5
読んだページ
1212ページ
感想・レビュー
5
ナイス
147ナイス
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2025年12月に読んだ本
5

2025年12月のお気に入り登録
6

  • Ecriture
  • Shun'ichiro AKIKUSA
  • Sable
  • 椎名
  • 小谷野敦
  • 水蛇

2025年12月のお気に入られ登録
2

  • Shun'ichiro AKIKUSA
  • Yuri Sato

2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

梶
形式における実験が悉く成功し、短編一つ一つに輝かしい趣がある。現実から非現実がゆっくりと顔をのぞかせるような筆致で、読者は気がつけば異様な世界に呑まれている。特に表題作、「職務内容は以下の通り」「巡礼者ホタクの呪い」は興味深く読んだ。二人称を効果的に使い、読んでいる私も小説に没入し、世界の当事者となる。著者の人生の軌跡が滲み出すすぐれた短編集。
が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
5

梶
端正な小説で、凡庸さも、それと対置されるように見えるもう一つの凡庸さも、見事に読ませる。時折、ハッとするような情景・心理描写があり、フローベール自身が「エンマは私」と言うように、じじつ筆者が心を傾注して書いたに違いない筆圧を感じる。私はこのような熱量に動かされるために読んでいて、それによって少なからず自分の人生も起動してくるような感じを抱くのだ。
が「ナイス!」と言っています。
梶
経済的にも精神的にも恵まれたオネーギンが、若き日の憂鬱と狂気によって食い違い、身を滅ぼすまでの物語。ところどころにプーシキンの自伝的段落や、文学への批評が挿入されるのが特徴的。オネーギンの言動がとにかく終わっていて、一刻も早く破滅してほしいと思いつつ読んだので、悲劇なのだがさっぱりした読後感であった。オネーギンは死なないことにより、一層絶望の宿命を与えられてしまうのだろうか。終章の「社交界」が出色。
が「ナイス!」と言っています。
梶
物流を支える宅配所は、霧が立ち込め、それぞれの鬱屈を抱えた人々が集まる。それぞれの人物が並行して語られる。幾つもの箱が平行移動していくような単調さとうまく響き合っているように思え、面白く読んだ。 興味深い描写はあり、終盤はグッと引き込まれもしたが、設定の作為性や演劇性がやや目につくところもある。今後どんな作品が書かれるのか楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
梶
ところどころ引き込まれるように面白い、〈ツイッター〉はじめ、言説も芸術も複製される現代における書くことを問う書。書かれた瞬間から始まる疎外をどのように飼い慣らすか。無数かつ多様な受け手と、変容する自己をどのようにテクストが架橋してゆくのか。論の射程が広く、特に啄木や小林秀雄などは、自分自身への興味づけとして読んで良かったと思えた。こうして書くことも、今読みおえた本書も、〈それはかつてあった〉に不可避的に繰り入れられるのだが、私はそうした時間の経過と、全てが移り変わっていくことを祝福しよう、と思う。
が「ナイス!」と言っています。
梶
形式における実験が悉く成功し、短編一つ一つに輝かしい趣がある。現実から非現実がゆっくりと顔をのぞかせるような筆致で、読者は気がつけば異様な世界に呑まれている。特に表題作、「職務内容は以下の通り」「巡礼者ホタクの呪い」は興味深く読んだ。二人称を効果的に使い、読んでいる私も小説に没入し、世界の当事者となる。著者の人生の軌跡が滲み出すすぐれた短編集。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/08(3561日経過)
記録初日
2016/04/08(3561日経過)
読んだ本
433冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
95510ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
306件(投稿率70.7%)
本棚
9棚
性別
自己紹介

何かができるようになったりすること、可能性を感じること、状況が前に進むことが好きである。読書という前進の姿が好きである。一文字、一行、一段落、一章、一冊と進んでいく快哉さに呑まれて今日も渉猟の歩をすすめる。

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