読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

いろはにほへと
読んだ本
11
読んだページ
4138ページ
感想・レビュー
10
ナイス
183ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月のお気に入り登録
13

  • tetsubun1000mg
  • はこちゃん
  • したっぱ店員
  • bura
  • フラチキさんです
  • コウペイペイ
  • あしぶえ
  • Sato19601027
  • umico
  • ひさか
  • 藤枝梅安
  • リョウ_Z
  • kou

2024年9月のお気に入られ登録
8

  • したっぱ店員
  • あしぶえ
  • Sato19601027
  • ひさか
  • 藤枝梅安
  • リョウ_Z
  • kou
  • はにこ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いろはにほへと
ミオチュブラーミオパチーという全身の筋力が低下する難病を患い、背中がS字に歪んだ主人公釈華の視点を描いたお話。著者自身も主人公と同じ疾患を抱えていて、文章が生々しくて鋭く痛かったです。全くの他人から怒りをぶち撒けられたら「何で私が?」と理不尽さに不快感を覚えずにはいられないけれど、この怒りは受けとめるべきだと感じました。なぜこの著者がこんなに怒っているのか、ちゃんと理解したいなと思いました。著者の眼を通して私も社会の歪みを見せられ、自分の立っている処が歪んでいたのに今まで気づかなかったと気付かされました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
10

いろはにほへと
地球を救うため主人公が死を覚悟で宇宙へ向かい解決策を見つけ出そうとするお話の前編。主人公の、頭がキレてユーモアがあり好きなサイエンスに全力で没頭してる姿がとても魅力的で、彼が難解な話もすごく楽しそうに話すので読んでいて私も楽しくなります。好きなことを思いっきり取り組んでいる人から聞く専門的な話は難しくも面白いです。極限の状況下で重要な決断に迫られる瞬間に何度か見舞われるのですが、彼の生命力の強さと機転の良さで見事乗り越えていくのを、がんばれ、がんばれ!と手に汗握りながら応援していました。 面白かった!
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
主人公の杉村さんが私立探偵になって2冊目の本。杉村さんは相変わらず事件を引き寄せる磁場のよう。今作はより経験を経てプロの探偵として年季を帯びてきた感じが会話の端々や仕事ぶりに垣間見えてカッコイイです。さすが目の付け所が杉村さんだなあ、と毎度感心します。杉村三郎シリーズには色んな人達が出てきます。理解の及ばないような事を考える人も、同情しても救われない不憫な人も、本当に色んな人達が。みんな自分の生活圏のどこかににいるのではと思えるほど現実味があり、その人達の心の機微に触れられる贅沢なシリーズだなと思います。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
疲れた心に寄り添ってくれる本です。 何もかも億劫な日に、表紙と題名に惹かれて手にとりました。文章が温かいココアのように心に沁み入ります。 マリさん、この喫茶店に出会えて本当に良かった! 誰かにとっての救いになれる場所をつくるのは簡単ではないけど、いつか私もそんな場所を誰かに提供できるよう、自分にできることを頑張ろうと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
今までのシリーズが長い序章で、ついに私立探偵杉村三郎の物語が始まったという感じです。出版社時代も今多コンツェルン時代も経ての今の杉村探偵の人生があるという厚みを感じます。 只々誠実に日々生活する杉村さんの物語がご近所さん達とのほのぼのとした交流を交えて綴られ、読んでいて自分のメンタルに丁度良いというか、落ち着きます。起こってる事件自体はシリアスなのですが、不思議とサザエさんのような安定感があり、ずっと杉村さんの生活を見守っていたくなります。私も杉村さんのご近所さんで喫茶侘助の常連さんになりたいです。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
ミオチュブラーミオパチーという全身の筋力が低下する難病を患い、背中がS字に歪んだ主人公釈華の視点を描いたお話。著者自身も主人公と同じ疾患を抱えていて、文章が生々しくて鋭く痛かったです。全くの他人から怒りをぶち撒けられたら「何で私が?」と理不尽さに不快感を覚えずにはいられないけれど、この怒りは受けとめるべきだと感じました。なぜこの著者がこんなに怒っているのか、ちゃんと理解したいなと思いました。著者の眼を通して私も社会の歪みを見せられ、自分の立っている処が歪んでいたのに今まで気づかなかったと気付かされました。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
シリーズ1作目から順番に読んできて、どんどん杉村さんを好きになっていく自分がいます。 ドキドキハラハラしながら今まで杉村さんを見守ってきた為か、最後は私自身も不思議と解放された気分になりました。 今まで以上にこれから生き生きと駆け回る杉村さんが見れるのか、未来の杉村さんの物語がとても楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
思わず声が出るほど笑った!ゆるいイラストがまた味があって笑いの追い風になる。うろ覚えの本のタイトルでブフッと笑って、イラストがしばらく脳内で駆け巡り、笑いがしつこく追いかけてくる。 図書館の利用者さん達も司書さんも皆真剣に本を探し当てようとしているだけでこんなに面白くなるんだなあ。温かな思い遣りと読書愛に包まれた良書。夫にこの本の話をしたら、昔レコード屋さんで働いてた時に客達が「こんな感じの曲知らないか」と思いのまま歌って尋ねてくるのを必死に推察して見つけ出してあげるのが楽しかったのを思い出したようです。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
ネタバレ杉村さんの優しさが、他人を思いやる思慮深さが危うくいつ裏目に出てしまうかと、それにいつ神出鬼没の原田いずみが出てきて悪さをするかもうずっとハラハラしながら読んでいた。毒物混入事件から始まって、シックハウス症候群や土壌汚染、職場の人間関係の不和など、他人事でない自分の周囲で起こりうる身近な問題がそれも皆じわじわと自分の身に迫り沁み込んでいく毒なんだと思い知らされた。杉村さんは母親に微量の毒を日頃から飲まされて育ったような人だからあんなに毒耐性があるのか。毒に侵され心身を病む外立研治の心情を思うと辛く悲しい。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
西條八十の詩「誰か」が引用されて物語が始まるのがすごく良い。読後、この詩が頭の中でまた響く。「窓下を通り」ながら外にいる「誰か」が「暗い、暗い」と繰り返し言っている。室内に居る者は外はまだ明るいのにと思っている、というような短い詩。他人と比べるから気付いてしまう自分の内面に潜む暗闇。物語の登場人物達の明暗の対比が細やかに描かれていた。杉村さんが関わることで不思議と今まで見えていなかったものが見えてくる。杉村さんの、毒の口を持つお母さんの存在が後々杉村さんを守ってくれる結果になっていてちょっと面白い。
が「ナイス!」と言っています。
いろはにほへと
温和なウル族が豹変する場面が怖かった。今まで優しかった人達が一瞬で敵意をむき出しにする様が汚いなと思ったし悲しかった。どんなに美しい国でも住んでいる人たちに受け入れてもらえなければ生き辛いよね.. と、ベルギーの自宅の窓からの景色を眺めながら思う。ユリアは森の家で献身的に働き、レーエンデの地で自分の居場所を作ろうと頑張ったり、自分を嫌う人に歩み寄り心を開いて和解しようと努力したり、か弱いようでいて強い女性だなと思った。この物語に誰も主人公はおらず、レーエンデのための物語だからこその結末なんだと合点した。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/10(3102日経過)
記録初日
2016/04/10(3102日経過)
読んだ本
22冊(1日平均0.01冊)
読んだページ
9029ページ(1日平均2ページ)
感想・レビュー
17件(投稿率77.3%)
本棚
2棚
性別
自己紹介


中高生の頃は詩集を読むのが好きで、千家元麿や山村暮鳥の詩を写経のように書き写し、さらにそれを周りの人たちに贈って悦に入っていた黒歴史があります。

現在はオーディオブックをよく聴くようになりミステリーやファンタジーを読むことが多いです。

読んだら読みっぱなしでなく感想を書くようにするほうが記憶に留まりやすいだろうと思い、読書メーターを始めました。
自分へ向けて書いている文章なので、無骨な印象を与えてしまいましたらすみません。


読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう