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2024年10月の読書メーターまとめ

シロナガススイカ
読んだ本
7
読んだページ
2144ページ
感想・レビュー
7
ナイス
183ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シロナガススイカ
『破いて! あたしを破いて!』/安食堂の人妻といい仲になったフランクは、彼女と共に夫の殺害を企てる。/海外小説は読み慣れていないのと、1ミリも共感できないのとで感想が難しい。けど、いい小説ではあった。読みやすいし、ストーリーも無駄がない。洋画っぽいはちゃめちゃ感に呆れながらも、何も考えずに読めて面白かった。何度も映画化されているようで、映画だともっと官能的になるんだろうな。ジャック・ニコルソンのやつ気になる。邦訳も6回されているとのことで、それぞれ読み比べてみるというのも翻訳小説ならではの楽しみ方か。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

シロナガススイカ

著名作家を五十音順に読んでいく〜という事でお次は「け」。海外作家は後回しだったけど、けの苗字少ないのね。。

著名作家を五十音順に読んでいく〜という事でお次は「け」。海外作家は後回しだったけど、けの苗字少ないのね。。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

シロナガススイカ
『やい、ペーパー・ドッグめ!』/会社員の風間京太は、周囲から反感を持たれる英語屋・茂木の子分にさせられる。第25回直木賞受賞作。/時代を感じる「サラリーマン小説」。そのジャンル名から想起する内容そのままだった。戦争を跨ぐ時期の話ではあるが、その悲惨さのようなものは感じられない。意図的に書かれていないのか、あるいは会社単位で考えるとそんなものなのかもしれない。英語屋さんの他にも、目録さん、颱風さんなど様々な人が登場する。作者の会社勤めの経験が活きた人物造形だと思うと、理不尽な上司という存在も悪くない。
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シロナガススイカ
『ねがわくは消えてほしくないいまのこの時に、きみたちに要望したい。幼いころを忘れるな!』/クリスマス間近のギムナジウムで、少年たちの絆は一層深まる。/ギムナジウムとはドイツの中高一貫校的なもの。初めて知った。少年時代のお話はやっぱり良いですな。仲良し6人組の成長の物語、そう聞くだけでも複雑な感情が湧いてくる。甘いだけじゃない。幼い胸中には苦さも酸っぱさも抱えて、友達と共に成長していくんだ。本書はそんなに重くなかったけど、そういう事を思い出させられた。クリスマスといえばな一冊に入ってくるのは間違いなし。
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シロナガススイカ
『破いて! あたしを破いて!』/安食堂の人妻といい仲になったフランクは、彼女と共に夫の殺害を企てる。/海外小説は読み慣れていないのと、1ミリも共感できないのとで感想が難しい。けど、いい小説ではあった。読みやすいし、ストーリーも無駄がない。洋画っぽいはちゃめちゃ感に呆れながらも、何も考えずに読めて面白かった。何度も映画化されているようで、映画だともっと官能的になるんだろうな。ジャック・ニコルソンのやつ気になる。邦訳も6回されているとのことで、それぞれ読み比べてみるというのも翻訳小説ならではの楽しみ方か。
が「ナイス!」と言っています。
シロナガススイカ
『絶えず努め励むものをわれらは救うことができる。』/悲劇から立ち直ったファウストは人類のため社会のための創造的活動に身を捧げていく。/第一部の感想を撤回したくなるくらい読み取れなかった。なんか神々とか国のお偉いさん方がずっと話してたけど何を言っているのかさっぱり。ファウストはまた女にうつつを抜かしている感じだったし、メフィストは色々暗躍していそうだったから、てっきり最後はファウストが破滅するのかと思っていたがそうじゃなかった。結局、引用した部分が重要っぽい事だけは分かった。そこは確かに印象に残ったしヨシ!
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シロナガススイカ
「血というやつは、全く特別の液体だからなあ。」/学問の無力に絶望した大学者ファウストのもとに悪魔メフィストが現れる。/戯曲をちゃんと読んだのは初めてレベルだが、思ったより違和感なく読めた。ゲーテが生涯をかけて書いた大作。24歳で書き始めて82歳で書き終えたって……。ただでさえスルスル読んでいっているのに、詩っぽいところも読み飛ばしたりして申し訳ないわ。ただ、それだけ時間をかけたと言われても不思議ではない面白さ。ウェルテルに引き続き分かりやすさもあるし、ゲーテもしかして天才か?普通に劇でも観たくなった。
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シロナガススイカ
「そうだ、ぼくは放浪者にすぎぬ。この世の巡礼者だ。しかし君たちもそれ以上のものなのだろうか。」/ウェルテルは婚約者のいるロッテに恋をしてしまい、苦痛に苛まれていく。/普通に読みやすくて面白いんかーい。どうせ小難しいんだろと思って、冒頭だけ読んで「こりゃすごい。読んだ側から内容を忘れていく」とか感想を用意していたのがバカみたいじゃないか。そりゃ小難しい話もなくはないけどね、大筋がこんなにもありふれた恋愛話だとは思わなかった。まさに普遍的だね。やはり長年愛される名作というのは、分かりやすいものなんだな。
が「ナイス!」と言っています。
シロナガススイカ
「夕暮れでも海でも山でも、とことんきれいな自然と一人じゃないって確信できるものがある時は、ひとりぼっちで歩くといいのよ。」/自分は捨て子だと疑う育生は、母親の君子にへその緒を見せてと頼む。/クリーンヒットぉぉぉ!表題作たまらんねコレ。愛情の連鎖が止まらない。なんつー幸せな世界。純愛大好き!そしてこの世界を大きく担う君子さん大好き!適当加減が超クール!なにより台詞のセンスが抜群!作者天才かよ!もちろん育生も大好き!朝ちゃんも大好き!ラストの予行練習良すぎだろ!みんな大好き!はぁはぁ。ああ、余韻が心地いい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/12(3149日経過)
記録初日
2016/04/13(3148日経過)
読んだ本
347冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
120479ページ(1日平均38ページ)
感想・レビュー
332件(投稿率95.7%)
本棚
1棚
性別
職業
IT関係
自己紹介

好きな作家は星新一と森見登美彦。
何でも読みますが、時代小説、ミステリ、ラノベは優先度低いです。
お気に入り、ナイスありがとうございます。
なるべくコンスタントに読んでいきます。

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