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2024年3月の読書メーターまとめ

シロナガス西瓜
読んだ本
10
読んだページ
3888ページ
感想・レビュー
10
ナイス
201ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シロナガス西瓜
ネタバレ『ふしぎなことは起こるんだよ。魔法は存在する』/未曾有のスランプに陥った京都版ホームズ。果たして凱旋なるか!/オチ次第だなーとモヤモヤしながら読んでいたが、サヨナラホームランとはならず。なんか近著はずっとこんな感じじゃないかい?結局、「東の東の間」はこの小説の綻びそのものってコト!?不思議現象以外の設定が思いつかないからって、それはずるいなぁ。本当に迷走してるとしか思えないから、個人的にはモリミーの凱旋こそ望んでいるのだが……。それはさておき、京都魔改造はここまで来たか。もはやツッコミ不要なのがいいね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
10

シロナガス西瓜
「進歩のないことは素晴らしいことだ。」/人みな心中に怪しきものを飼う。京極堂を待ちながら。/妖怪の名を冠する十の短編。境界に足を踏み入れた者たちが様々な怪奇現象を目撃する。本編では理路整然と解明される現象も、本書では幻象のままに表現されるのが面白い。独立した作品としても良いが、本編の出来事の裏側や前日譚となっているため、先に本編を読む事をおすすめする。初出が1995〜1999年の間だが、「塗仏」の人物まで登場するのは驚いた。僅か4、5年であの暴力的なまでの物語を7冊刊行しているとか、化け物すぎるだろ。
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シロナガス西瓜
ネタバレ『ふしぎなことは起こるんだよ。魔法は存在する』/未曾有のスランプに陥った京都版ホームズ。果たして凱旋なるか!/オチ次第だなーとモヤモヤしながら読んでいたが、サヨナラホームランとはならず。なんか近著はずっとこんな感じじゃないかい?結局、「東の東の間」はこの小説の綻びそのものってコト!?不思議現象以外の設定が思いつかないからって、それはずるいなぁ。本当に迷走してるとしか思えないから、個人的にはモリミーの凱旋こそ望んでいるのだが……。それはさておき、京都魔改造はここまで来たか。もはやツッコミ不要なのがいいね。
が「ナイス!」と言っています。
シロナガス西瓜
『この家より美しい家はないわ』/いなくなったパパを探す、トロール親子の冒険。/短編。「ムーミン」シリーズ幻の1作目とのこと。世界観はまだ定まってないのだとは思うが、エピソード0と言っても差し支えない気がする。スニフとの出会いや、ムーミン谷に住んでいる経緯は、後のシリーズを通して踏襲されているのだろう。それにしても絵の方は酷いなぁ。ムーミン族の愛嬌がまるでない。鼻が細いのと、口があるだけでこんなにも不細工に(笑)。そして全集最後にして深まるムーミン族の大きさの謎。私はムーミン公式サイトを信じることにした。
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シロナガス西瓜
『あんまりおおげさに考えないようにしろよ。なんでも、大きくしすぎちゃ、だめだぜ』/一家を頼りにムーミン谷へ集まる人々。しかし、屋敷はもぬけの殻だった。/まさかの前巻と同じ時間軸!?ムーミンが海へ出た裏で、スナフキンにも物語が。こういうのは堪らん。しかもその内容は、種族の異なる6人が留守中のムーミン宅でシェアハウスというカオスっぷり。そして勃発するスナフキン看板にブチ切れ事件!この看板嫌いの設定マニアックで好き。色々分かりづらかったが、結局みんなが求めていたのは安らぎなのかな。ムーミン一家の包容力恐るべし。
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シロナガス西瓜
『おもしろい。やけにおもしろいぞ』/ムーミン一家は海に出る。真新しい生活の為に。/ムーミンパパのネガキャンがすごい。同じ話を繰り返したり、威張り散らしたりといった、父親あるあるのウザいところを容赦なく晒している。それに伴い、家族の現実が露見して嫌になるほど。そりゃムーミン一家といえど、常に仲良しとはいかないだろうけどさ。そんな中、胸熱だったのは、奴の和解が描かれたこと。ここに来て互いを受容するとは、シリーズ通してのストーリー性が増して非常に良い。因みに先頭の引用、嘘みたいだろ。ムーミンママの台詞なんだぜ。
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シロナガス西瓜
「心の奥にあるいちばんひみつの夢を、少しでも早く話すのは、とても危険なことなんです。」/ムーミン谷お馴染みの面々の知られざる一面。/短編集。森見登美彦をつくった100作に出てて気になっていたが、本当に物悲しい!どの話にも言いたい事が山ほどあるが、フィリフヨンカのラスト1行がショッキング過ぎて慄えた。大自然の脅威は勿論、嵐に怯えながらもそれを望んでいる彼女に恐怖を覚える。だが、その気持ちが分からない事もない所に、この物語の深淵を感じるのだ。ムミスナの友情も相変わらずだし、スニフてめぇ久しぶりだな何処にいた!
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シロナガス西瓜
『(雪って、こういうふうにふってくるのか。ぼくは、下から生えてくるんだと思っていたけどなあ)』/冬眠中に一人目覚めたムーミン。初めての冬は見たことないもので溢れている。/とうとう死人が出た!ヤンソンはやると思ってたぜ。打ちひしがれるムーミンに更なる刺客が。明るく嫌われ者のヘムレンさん(ヘムル族の名前は全員ヘムレンなのか?)は、ムーミンママがいればすぐに受け入れられたんだろうな。でもやっぱり、最後は上手くいく。ムーミンの成長に乾杯。今巻は表紙も挿絵もキレキレ。ご先祖様を解放した場面の禍々しさが好きすぎる。
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シロナガス西瓜
『わけのわからないことだらけね。でも本当は、なんでもいつも同じようにあると思うほうが、おかしいのかもしれないわ。』/今年のムーミン谷は大事件の連続。洪水に沈んだ家には帰れるのか!/相変わらず災難なムーミン一家だが、彼らの順応っぷりは流石のもの。彗星を見た者達は面構えが違う。題名の"夏まつり"感はないかなと思ったが、なるほど北欧の夏といえば火を焚くのか。にしても原題の『FARLIG MIDSOMMAR』の方がしっくりくる。剣呑な夏の夜の生温い風が吹いてくるような、今までとはちょっぴり毛色の違うお話でした。
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シロナガス西瓜
「本当にわたしの朝、わたしだけの朝でした」/ムーミンパパ、若かりし冒険の記録。/ムーミンパパが書き上げた章ごとに、ムーミン達に読み聞かせるstyle。そこには前回旅立ったスナフキンの姿が。時系列はどうなったのか。それは置いといて、昔話は盛り沢山の内容。スニフとスナフキン、リトルミイの出自や、ムーミンママとの出会いなど、明日人に教たい雑学を次々とかますムーミンパパ。ほのぼのした見た目と相反し、刺激を求め続ける男の過去は波乱に満ちていた。これがムーミン族のさが……か。ほんと、イカした小さな生き物達だよ。
が「ナイス!」と言っています。
シロナガス西瓜
「騙しているのは騙されている方だ──。」/人々は集い、争い、騙される。混沌の宴がいま始まる。/色んな意味でこいつぁ、やべぇ。真相の衝撃度でいうとシリーズ随一かも。とにかく人が多いのだが、後半それが効いてきて、百鬼夜行の様相を呈す流れと描写が秀逸。シリーズ名にもなっている妖怪と言えばな一大テーマが、ここで来たかーと唸るものがある。更に7作目にして、京極堂に宿敵現る!?ラスボス的な存在、やはりいたか。となると、まだまだ過去の事件の余波や隠された真相があるのかも。いや、期間開いたら忘れるからやめてけろ……。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/12(2937日経過)
記録初日
2016/04/13(2936日経過)
読んだ本
307冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
106829ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
292件(投稿率95.1%)
本棚
1棚
性別
職業
IT関係
外部サイト
自己紹介

好きな作家は星新一と森見登美彦。
何でも読みますが、時代小説、ミステリ、ラノベは優先度低いです。
お気に入り、ナイスありがとうございます。
なるべくコンスタントに読んでいきます。
せめて本には正直に居たい。

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