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2024年5月の読書メーターまとめ

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読んだ本
12
読んだページ
4080ページ
感想・レビュー
12
ナイス
156ナイス

2024年5月に読んだ本
12

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレネトフリでこちらが原作のドラマが配信されたため予習として久しぶりに手に取る。なんなんだ、この短編集は。一話読むごとにもれなく涙が出てくる。最高かよ。しみじみとしたあまりに心地いい読後感。地球滅亡まであと3年の世界で、8編の短編の各主人公たちを通じて語られるのは、どんな状況になってもとにかく生きて、できることをやるしかない、ということ。黙々と、不器用に、でも、やることをやる。もし自分がそんな状況になっても、そうした心持ちでいれるといいなと思う。またそのためには、普段の暮らしから丁寧に紡ぐ必要があるのだろう。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4269ページ ナイス数:283ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/670129/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
12

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先に読んだ2巻が面白かったため、こちらも手に取る。言われてみればどれも思わず「あるある!」となってしまう大ピンチの数々、もしかしてうちの子も参考にされているのでは、と思うほどの納得感。特に「やっぱり さむかった」なんてちょっと前に何度も何度も目にした。上着持って行きなよって言っても、大丈夫!と薄着で出かけ、やっぱり寒くて、だから言ったじゃんってなるまでがワンセット。予測不可能に見える子供の言動だけど、他の子と似たり寄ったりなのかも。構成は2作目の方が整理されていて完成度も高いように思える。3作目も楽しみ。
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ネタバレいい話にしたいのかもしれないが、どうにも乙美が可哀想でならない。良平は今までの結婚生活で何してたんだ。きっと人生には何か必要だとあるが、それはそうだよ、だから豚まんを美味しいって食べてくれた良平と結婚したんだろうが。しかも自分の料理を美味しいって食べてもらいたいって話を聞いておきながら、きちんと料理をほめたことがないってアホか。乙美から多くを学んだリボンハウスの子達を見れば、何も考えず適当な向き合い方をしてきたことで得れなかったものはあまりに大きい。今まで無駄にしてきた乙美の気持ちを考えながら震えて眠れ。
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ネタバレ完全に表紙に騙された、思ってたのと全然違う。とはいえタイトルに嘘偽りなし。コスプレ趣味のマントと、カラコンのオッドアイで中二病感満載の探偵、暗黒院真実、本名・田中友治が暴く解いてはいけない謎は、事件の真相ではなく、犯人はもちろん無辜の関係者それぞれの黒歴史やデジタルタトゥー。こんなの晒されたらガチで泣く、もはや悪魔の所業。他のキャラも全員クセつよでボケまくり、小鳥遊ちゃんのツッコミがひたすら冴え渡る。ラストの元ネタがKOFなのもあまりに納得。最初から最後までニヤニヤが止まらない。グレイト・ディテクティブ!
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下の子も本を読むようになりお勧めされたため手に取る。田舎のばーちゃんちにこうそくバスを使ってひとりで遊びに行くことになった「ぼく」の冒険。スマホの充電が切れたり、隣の席に太っちょの男の人が座ってきたり、サービスエリアでどのバスかわからなくなったり、1人で行くだけでも十分なのにそれに輪をかけたトラブルの数々で、これは確かに大冒険。事前に様々な経験を予習できるのは本ならではのいいところ。何よりこうした本をお勧めしてくるようになったのが非常に喜ばしい。これからも様々な本に興味を持ち色々な経験を重ねてもらいたい。
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ネタバレネトフリでこちらが原作のドラマが配信されたため予習として久しぶりに手に取る。なんなんだ、この短編集は。一話読むごとにもれなく涙が出てくる。最高かよ。しみじみとしたあまりに心地いい読後感。地球滅亡まであと3年の世界で、8編の短編の各主人公たちを通じて語られるのは、どんな状況になってもとにかく生きて、できることをやるしかない、ということ。黙々と、不器用に、でも、やることをやる。もし自分がそんな状況になっても、そうした心持ちでいれるといいなと思う。またそのためには、普段の暮らしから丁寧に紡ぐ必要があるのだろう。
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ネタバレ平凡な奥山家にじわりじわりと入り込んできた達也は、これぞ世の中に存在してはいけない邪悪な化け物。圭輔の家族、友人、心、大事なものが次々と壊され奪われていく。そんな地獄のような受難劇の第一部から時は過ぎ、第二部では達也も逮捕されていて、ようやく意趣返しができるかと思いきやそうは問屋が卸さない。巧妙に仕組まれた罠でひたすらに翻弄される圭輔を見ながら、これは小説なのだから最後にはちゃんと解決するはずと盲信し読み続ける。まさにツケが回るラストにはほっと溜息。こんなに粘着質で悪質なヴィランは久しぶり。恐ろし過ぎた。
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ネタバレこの世界は、鏡の国。誰もが鏡を突きつけられながら生きている。外側からは見えなくても、誰もが問題を抱えている。削除されたエピソードを見つけるため、作中作『鏡の国』に隠された違和感を探しながら読み進める構成で、終始剣呑な雰囲気が漂いミステリとしてとても秀逸だが、個人的にはテーマの身体醜形障害、相貌失認を始めとしたルッキズムについて、より考えさせられた。自分から見れば些細なことでも相手からすれば大きな悩みなこともある。どんなに的外れな悩みに見えても大事なのは当人がどう感じているか。発言には細心の注意を払いたい。
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ネタバレなんか見覚えがあると思ったらこの前見たドラマの原作だったか。展開がほぼ同じなため安心して読み進めていたが、まさかラストが違うとは。マジで?油断していた分ちょっと衝撃。ここまできてそりゃないぜ。なんとも切ないな。鏑木だって冤罪の不当性を訴えるためにここまでがんばったわけじゃなく、自分の幸せのために奮闘してきたのだろうに。こうした不幸をなくすには、単に警察の不正を追求するだけでなく、それぞれが二次情報を鵜呑みにせず思い込みをなくし、自分で見て聞いて感じたことに重きを置くような考え方をすることが大事なのだろう。
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ネタバレ3人組アイドル、ベイビー★スターライトのイズミが社長兼DV彼氏の羽浦を揉めた弾みで殺害。3人はアイドルをつづけたいとその場の判断で死体の隠蔽を試みるが、やる気だけでどうにかなるわけない。未来への想像力はかけらもなく、都度の対応も刹那的過ぎ、あまりに無理ゲー、死体を運ぶのにレンタカー借りちゃうとか、自分の祖父の山に埋めに行くとか、発想が子供か。その後もいずれも小手先の対応ばかり、読んでイラついてしまう。世の中、頭を使わない犯罪で溢れてしまっているのだから、せめて小説では頭脳戦のような練られたものを読みたい。
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ネタバレ自分の意思とは関係なく同じ一日を九回繰り返す「反復落とし穴」に落ちる体質をもったキュータロー。オリジナル周に起こった殺人を防ぐため、フラグを様々にいじり倒しながら一月二日を周回するが、どうしても祖父が死んでしまう。友理さんのいう心に決めた男性がキュータローのことと気づきそこがポイントとは思いつつも、なぜ友理さんが二日の朝の記憶を持ったままなのかまるでわからず。ラストの友理さんによる謎解きではキュータローと共に驚愕。そんな前提からひっくり返るとは。満喫。麦酒の家の冒険しか知らなかったが、他のも読んでみたい。
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ブラック・ジャック展で原画を見て気になっていた「浮世風呂」が今作に掲載。顔が見えない銭湯で舌っ足らずなピノコの声に惚れてしまうゴリラ。顔が見たいと銭湯の外で待ち伏せるが、都合よく好みの女性をそうと思い込んでしまうのは男子あるある、わかりみが深い。ラストで互いの顔を見た時の衝撃はまさにアッチョンブリケ。「おとうと」、中南米の取材旅行中に地元で入手した紙に描かれ、そのせいで線が若干毛羽立ってにじんでいるとのこと。改めて見ても違いはわからないが、弘法筆を選ばずとはまさにこれか。時代を感じさせるすごいエピソード。
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ecuas
ネタバレ本屋大賞の「超発掘本!」を受賞とのことで数十年ぶりに再読。すっかり忘れてる。なにこれ!冒頭から立て続けに提示される謎の量がえげつない。ファイル形式のモノローグに謎がありつつも、手記自体が本当に本人が書いているのかグレーで、メタ的にも謎がある多重構造に理解が追いつかない。向井洵子以上にこちらが混乱。file.13を読んでようやく、あっ!と気づいて落ち着きを取り戻す。そういえば当時はこうしたの流行ったっけな。懐かしい。手記を重ねる構造にしたことでフェアな展開になっているのが見事。確かに時代を超えた名作。満喫。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/12(2973日経過)
記録初日
2016/04/18(2967日経過)
読んだ本
1470冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
393989ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
661件(投稿率45.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

いろいろ読んできたけど、やっぱり伊坂幸太郎しか勝たん

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