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2024年1月の読書メーターまとめ

ecuas
読んだ本
13
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感想・レビュー
13
ナイス
143ナイス

2024年1月に読んだ本
13

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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卓越した捜査能力をもつ葛警部を主人公とした新シリーズ。表題作を含めた5編の短編集だが、いずれのエピソードも事件の解明にのみ注力されていて、余分な情報が一切なくかなりソリッドな印象。いつになく正統派で、ご都合主義の展開などなく地道な捜査が続く中で少しずつ真相に近づいていくが、物足りないどころかヒリヒリとしたスリリングさで、グイグイと話に引き込まれる。事件を解明するだけの話でこれだけのリーダビリティがあるとは、さすがの圧倒的な筆力。小説で人物を描く必要があるのか改めて考えさせられるほど。これは間違いなく傑作。
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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

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2023年の読書メーター 読了数:176冊 読んだページ:46679ページ ナイス:1746ナイス 感想・レビュー:176件 月間平均冊数:14.7冊 月間平均ページ:3890ページ ▼ecuasさんの2023年に読んだ本一覧 → >> https://bookmeter.com/users/670129/summary/yearly

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2024年1月の感想・レビュー一覧
13

ecuas
ネタバレドラマ版が面白かったため手に取る。なかなか独特な作りのように感じていたが、ストーリーはもちろん、各エピソードでラストに全てが回収され切らずモヤってしまう展開などもほぼ原作通りだったようで驚き。振り返れば、警察学校内にこんなにも犯罪者がいるなんて、逆にちょっとした犯罪組織か、と思わずツッコミたくもなるが、現実でも刑事や警察官による事件も多く、そうした人たちも警察学校で学んできたことを思えば、実技や試験など表層からはわからない真の適性のようなものを見極め篩にかけられる、風間のような人が必要なのかも。教場2へ。
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ecuas
1巻飛ばして3冊目。なんと前半のPART1の素材はジョジョリオンのみ。参考書としては題材が少しマニアックな感じもするが、各シリーズから満遍なくセレクトされるより、1つのシリーズを掘り下げてもらう方が好み。しかも個人的にはベスト3には入るジョジョリオン、ありがたい。漫画で読むと絵柄やストーリーに注意が向いてしまうが、改めてセリフだけを読むと、思いがけず情緒的なセリフも多いことに気づく。敵キャラクターの様々な思想も垣間見れたり、言語を行き交うことで、改めてこの漫画の奥深い魅力にも気づくことができた。たっぷり!
ecuas
ジョジョ関連の本とのことで気軽に手に取る。セリフを英語で読んだところで英語の学習にはならないだろうと高を括っていたが、思いがけず有用ッ!一般的な参考書の例文は自分と全く関係のないただの例文なのに対し、こちらはその一つ一つが思い入れのあるセリフたち、積極的に理解したいという気持ちが生まれ、学習意欲はこちらの方が俄然強いッ。声に出し各キャラクターの気持ちで音読するのも楽しいし、最近読めていなかった過去作の振り返りにも繋がり、思った以上の効果。図書館本だったため改めての購入も検討しつつ、次巻以降も試してみたい。
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ecuas
多くの発想や思考についての本がそうした考え方ができる人の目線で書かれ、そうでない人の救済には繋がってないように感じていたが、この思枠という考え方は腹落ち。思惑ではなく思考の枠組みとしての思枠。誰かとやりとりしている時、どうにも噛み合ってないように感じることもあるが、思枠が違っていると思うと理解しやすい。相手のことを思ってのアドバイスがうまく伝わらないのも思枠が違うから。長所短所もある思枠から見ればそう見えるというだけ。角を矯めて牛を殺すはまさに。思枠という発想を自由に使いこなせるよう常に意識していきたい。
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中学受験に向けた勉強や生活習慣を50の項目で整理し、合格する子、失敗する子それぞれがどのように取り組み習慣としているかが説明されている。こんなにもキレイに2つに分けられることはないとは知りつつも、あえて言い切ることで目指す習慣や考え方が明確になっている。テスト等への取り組みと同じように、ここに書かれていることができている、できていないに一喜一憂せず、なぜそうしたことが必要か、またそれに近づくためにはどうするか考えることが大事なのだろう。中学受験に限らず大人にも応用の効く考え方。積極的に取り入れていきたい。
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卓越した捜査能力をもつ葛警部を主人公とした新シリーズ。表題作を含めた5編の短編集だが、いずれのエピソードも事件の解明にのみ注力されていて、余分な情報が一切なくかなりソリッドな印象。いつになく正統派で、ご都合主義の展開などなく地道な捜査が続く中で少しずつ真相に近づいていくが、物足りないどころかヒリヒリとしたスリリングさで、グイグイと話に引き込まれる。事件を解明するだけの話でこれだけのリーダビリティがあるとは、さすがの圧倒的な筆力。小説で人物を描く必要があるのか改めて考えさせられるほど。これは間違いなく傑作。
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子育てにこれに従えば大丈夫というマニュアルはない。答えは本の中でなく子供の中。何かにつまづいてもすぐにそれを責めるのではなく、科学の五段階法などを使いながら、大人の側が指導法を模索するのが大事。とはいえ過度に気負うことなく、解くべき課題が見つかったと楽しむくらいのつもりでもいいのかも。率先してあれこれ教えてしまうのではなく、まずは本人に考えさせることも必要。何か問題があるように見えても、見方を変えればいいところにもなるし、こちらからの働きかけで解消することもある。丁寧な見守りと臨機応変な対応が必要と知る。
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おおおおお!これは!表紙がやばい、カッコいい!元々の絵柄も素晴らしいが、ノーベンバー・レインを強調するように追加された厚盛の銀箔とニスがいい効果を生んでいる、ディ・モールト良いぞッ!裏表紙も「ドドドド」をニスだけで表現するなんて、デザイナーのこだわりが見えるデザイン、眼福にも程があるッ!ムックが出るだけでもありがたいのに、こんな素敵な装丁で感謝の言葉もない。それにしても30年以上も続くコンテンツなのに最新の絵がいまだにこんなにも心震わせるなんて。思わずため息。中身もマニアックで濃過ぎ、良き!次巻にも期待。
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ネタバレ魂を削って書かれたような濃密な文章にヒリヒリするような感覚を覚えながらページをめくる手は止まらない。自己嫌悪しつつも誰からも愛されたい衝動に抗えない茜寧、周囲の人に対する言動全てがそうした打算とそれを表現するための技術で作られたもの。腹を割っても本音なんか出てこない、自分でもよくわからない本当の自分は白い部屋から出てこない。周囲の誰もそんな自分を理解してくれなくても、読む人によって解釈が各々変わる物語、それは読んだ人それぞれのもの。そうした物語があなたに寄り添い、前に進む一歩に、あるいは救いになるといい。
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おネエな弁護士エリスが請け負うのは、法律の範囲内で道徳の範囲外なサービス「合法的な復讐」。まず設定とキャラクターがキャッチーで素晴らしい。特に設定はルールは良くも悪くも利用すべきという自分の考え方とも相性が良くて、初っ端からグイグイ引き込まれてしまう。文章や構成は巧みで、短編集だがそれぞれのエピソードのバラエティさもいい意味で適当。エリスは自身を正義とは思ってないが、それでも勧善懲悪的な各話のラストはカタルシスを感じるような見事さ。とてもデビュー作とは思えない。ぜひシリーズ化してほしい。ついでに映像化も。
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ecuas
ネタバレ作家生活25周年記念短編集ということで、表紙には金の特色と箔押し、見返しに箔押し、扉にも色紙、各所の幾何学模様や本文のレイアウトも色々変えられ、タイトルも収録された短編のを表題とせずに新たに考えられていて、装丁だけでなく全てがとても丁寧で豪華。読み心地が良い。妄想癖が強く自分の下心に正直な「家政婦」さんが楽しいが、幽霊より怖いのは人間なオチも秀逸。悠川さんもとても好きなのだけどラストだけちょっとわかりづらくスッキリしない。おそ松さん、それ自体を知らないのでわからないところも多いが、気にせず世界観を楽しむ。
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ecuas
今までは天才的な外科医としてのブラック・ジャックを見せる話が多かった印象だが、今回は患者やその家族に寄り添ったエピソードも多く、これはこれで違った側面が見れていい読後感。「落としもの」ではわざと契約書をなくしたり、「やり残しの家」では白血病の丑五郎が病気を治して戻るまで家を直さなかったり、「フィルムは二つあった」ではわざわざ身代わりを用意して映画が公開できるよう気遣ったり、「気が弱いシラノ」ではジュンちゃんの気持ちが変わるのを見越して整形手術をしたふりをしたり。ブラック・ジャックの粋な行動がとても魅力的。
ecuas
多くの企業がいかに素養のある人を採用し優秀な人材に育てるかに腐心しているが、そもそも思うようにいかない上に、実際に優秀な人材が育ってもそのまま独立してしまうジレンマを抱える。ならば社員の能力に頼らずに業績を伸ばすしかない。成長=幸せでない人を採用し、そうした社員でどう戦うか、目指すゴールから逆算した設定と設計を考える。ターゲット、メニュー、集客、マニュアルその他あらゆる点で合理的な解が示されていて、なんとなく当たり前と思ってることがこんなにも変えられるのかと驚き。自分の環境も解像度高く見直すようにしたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/12(2974日経過)
記録初日
2016/04/18(2968日経過)
読んだ本
1470冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
393989ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
661件(投稿率45.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

いろいろ読んできたけど、やっぱり伊坂幸太郎しか勝たん

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