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2024年5月の読書メーターまとめ

Nick Carraway
読んだ本
3
読んだページ
961ページ
感想・レビュー
3
ナイス
12ナイス

2024年5月に読んだ本
3

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Nick Carraway
幾つかの作品には共通したモチーフがある。それは『沈黙』に通じるものであったり、『影に対して』に繋がるものであったりする。繰り返されるこのモチーフこそ、遠藤先生が一生かけて追究したテーマだろう。短編からやがて如上の長編へと成長したのかどうかその先後関係は知らないが、本当に遠藤先生は生真面目な方だったのだと思う。テーマは普遍的だが、時代を感じさせる古くさい表現しか残されなかったのは残念。1996年に先生が亡くなってから30年近く経つが、この令和の時代に先生が生きていたら、どんな衝撃的な表現を試みたのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
3

Nick Carraway
幾つかの作品には共通したモチーフがある。それは『沈黙』に通じるものであったり、『影に対して』に繋がるものであったりする。繰り返されるこのモチーフこそ、遠藤先生が一生かけて追究したテーマだろう。短編からやがて如上の長編へと成長したのかどうかその先後関係は知らないが、本当に遠藤先生は生真面目な方だったのだと思う。テーマは普遍的だが、時代を感じさせる古くさい表現しか残されなかったのは残念。1996年に先生が亡くなってから30年近く経つが、この令和の時代に先生が生きていたら、どんな衝撃的な表現を試みたのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
Nick Carraway
ネタバレこの一冊で犀星の旧満州体験のほぼ全容を知ることができるのでは。随筆の「駱駝行・あやめ文章」を読んだあとに「哈爾濱詩集」を読み直してみると、犀星がなにに感動してこれらの詩をものしたかが知れる。満州滞在は一週間ほどだったが、犀星のこの旅の感動が伝わる。それにしても、小説「大陸の琴」は、ちょっとなあ。いつも思うが、犀星はあまり文章が上手くない。というより、ハチャメチャ。そしてこの小説の読後感は、いったい何なの、何を描きたかったの、というもの。犀星の外国旅行の興奮だけで突っ走った感のある作品としか思えなかった。
Nick Carraway
美しい文章であり、人間がこのように思索すること、懊悩することの極致を描いていると思う。美とは何か以上の非常に大きく深い文学であって、正直この作品にも作家にも、私は手も足も出ない。読んでいる途中から、本当の文学とはこのようなものであろうと思うと同時に、ご苦労様、でも何に向かってこの作者は生きていったのだろうかという疲労感を感じたのも事実である。今後も細々と三島の作品と三島に関する評伝・論文の類いを読んでいくしかないと思った。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/22(2978日経過)
記録初日
2016/05/05(2965日経過)
読んだ本
371冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
117817ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
369件(投稿率99.5%)
本棚
0棚
性別
URL/ブログ
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