NHK BSプレミアムで放送された「英雄たちの選択『元寇 北条時宗・最強の帝国に挑む』」が興味深かったので読んでみる。番組では、執権・北条時宗がその危機に際し、蒙古と日ノ本との圧倒的な戦力の違いをどのような戦略で切り抜けるか、ひと昔前の知識では台風(神風)のみで鎌倉幕府が難を逃れたとの通説だったのだが、最近の研究では、時宗が周到に軍事戦略を練りあげ、蒙古軍撃退に成功したという説が正論らしい。本書では河野六郎通有にスポットを当て著しているのが新しい。巨大帝国の脅威からいかに国を守るのか❓現在の教訓にしたい。