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2024年3月の読書メーターまとめ

タイ子
読んだ本
21
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7304ページ
感想・レビュー
21
ナイス
2774ナイス

2024年3月に読んだ本
21

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タイ子
大坂本店から始まる下巻。江戸店が続いていたので何だか懐かしい気分。これまでお店を守ってきた人たちも相応に年を重ねて「あー、もうそんな年になるんや」って共に歩むように読んできたこちらも感慨深い。智ぼんの隠れていた過去が出てきたり、幸と賢輔の新たな決意の道。10代目への継ぎ手。忘れてはいけないのが結の今。結の中の修羅、どうやっても消せない幸への憎しみ。返せば、愛情の裏返し。結の生き様は下巻には必要だと思ったのでこの章は切ないながら感動さえ覚える。続く100年、五鈴屋の繁栄を願うばかり。不定期に読める嬉しさ。
Nyah
2024/04/04 23:18

タイ子さん 本編が終わったあとに、彼らの生き方を見られて幸せです。

タイ子
2024/04/05 08:46

Nyahさん、人それぞれの生き方はあるけど五鈴屋に携わった人たちみ~んながいい方向に進んでいるのが嬉しいよね。結の人生も見れたしスッキリ🌸

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
21

タイ子
連作短編集。幹線道路から外れた路地にあるバーのマスターが仕掛ける華麗な魔術。どれも面白くて、次はどんな仕掛けを持ってくるのか読むごとに楽しみになってくる。優しいのか、クールなのか、はたまた人情味のある人間なのか。相手によって変幻自在の男。マジックは何かを出したり、消したり、当てたりするものだがこれが人の悩みや葛藤、あるいは人間同士のすれ違いの中で作用するとなるほど!となる。マスターの姪に当たる不動産リフォーム部の真世が持ち込んでくる客の相談のあれこれ。「リノベの女」から「続・リノベの女」の繋がりが面白い。
ちょろこ
2024/03/30 17:04

巧みな話術であれやこれや…すごいよね。また会いたくなる魅力があるおじさんだわ♪

タイ子
2024/03/30 17:48

ちょろちゃん、割り切りのいいところはカッコいいよね。そうそう、話術がさすが!法律にめっちゃ詳しいのが頼りになるわ~♡

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
先に「時計泥棒と~」を読んでいて正解だったかも。血液学研究の博士が殺された。秘密結社「絞首商会」と何らかの関わりがあるのではと、博士の関係者たちが日夜集まり侃々諤々。埒が明かないので博士の遺族が調査を依頼するのが元泥棒の蓮野。井口とのコンビは相変わらず最高。600ページ近くを飽きずに読ませるのも、途中で事件に関係のないような出来事が突然挿入されたり井口の姪っ子がまたもや襲われたり、アクションあり、ミステリありで最後まで楽しく読める。真相解明の件はさすが、幾つもの伏線と小物を見事に余さず繋いでくれる。
初美マリン
2024/03/29 09:58

読みたくなりました!

タイ子
2024/03/29 13:29

初美さん、時折クスッと笑わせてくれたりどこか魅力的な作品ですよ。是非!!

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
外は吹雪、新築お披露目に招かれた男女たち、セキュリティで閉ざされた出入り口、地下で不穏な出来事が起こっている、クローズドサークルに近い家、家というより宮殿。って、ミステリ要素は満載なのだが、一番驚いたのはこれが下村さんが建てた(いや、建てたのは建築屋さんだけど)豪邸が作品の舞台って言うからおーっ!ってなる。最後にはその豪邸を一部見られるからため息しかない。ミステリ作家、いや下村氏すごい!作品自体も面白くないわけじゃないけど、伏線をたどっていくと見えてくる事件の真相。これはクリスティもビックリだわ。
ちょろこ
2024/04/09 17:05

「クリスティもビックリ」←うまい!ほんとだよ🤣あの両開きの玄関ドアと赤い階段が忘れられん💦あんな邸で執筆できるのか〜⁇うん、そこがミステリだ!

タイ子
2024/04/09 17:10

ちょろちゃん、笑。ホント、あれは豪邸というより宮殿だな。ミステリにしたかった家ならボロボロの方がよくない?(やっかみが入ってます・笑)

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
シリーズ第8弾。江戸は根津権現社に近い長屋に住むお勝と子供たち。今作は慌ただしい年末年始にかけてのごんげん長屋のお話。お勝の幼馴染の沙月の道場に子供たちを連れてお泊りに行ったお勝。息子の幸助が剣術にハマったはいいが、お勝の別れた実の息子(極秘の存在)が稽古をつけてくれるという。これは焦る、マズイ。どうなるこの始末。そして、お琴の実の親の存在と迷い子になった理由が判明。切ないけど事実が判って良かった。そんな時、お栄という女性が失業して彷徨っていた。お勝のおかげで長屋に新住人。出会いと別れ、これぞ人生。
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
シリーズ第4弾。浅草下町で診療所の医師・真野麟太郎、ベテラン看護師・八重子、見習看護師・知子、大学病院に勤務しながらたまに、いや毎晩のように彼女目当てに帰って来る麟太郎の息子・潤一。目当ての彼女とは過去にわけありの美少女高校生・麻世。30歳の男が高校生にお熱だなんてと思うけどこれが一途だから面白い。今作は見習看護師の知子の結婚をめぐっての紆余曲折な物語。医院に運ばれてきた秘密を抱えた一人の男の正体を巡ってそれらの全てが関わりのある出来事に発展するのが今作の読み処。「医は仁術」麟太郎医師の心意気が素敵。
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
江戸は隅田川縁にある橋場の渡しの側で母娘が営む一膳飯屋「しん」が舞台。よくある人情と美味しそうな食事がテーマながら、作家は違えど著者の思いはそれぞれに書かれているので味わい深い。悩みを抱えた客たちの対応を懐の深さで受け止める女将。聞き上手の娘。そして、一膳飯屋ながら高級料理の如く美味い食事を作る板長。実はこの母には過去に江戸払いになった息子がいる。いつか息子が帰って来ると信じて待つ母娘。渡しの舟が人の人生を連れて、また帰って行く。何げに読み始めた作品が心を惹きつけていた。これはシリーズを追いかけなくては。
もじょりん
2024/04/05 18:35

タイ子さん、この作品大好きです(^^)読んで良かった!

タイ子
2024/04/05 18:44

もじょりんさん、どの話もいいですよね〜。3巻、4巻を積んでるので楽しみ♪

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
実在の人物をフィクションの世界に投影していろんな角度から読ませる時代小説。儒学者の娘・みちが藩の存亡を救うため、密命を帯び京から江戸に向けて旅立つ。ただ、女性であることは様々な障壁に出会うであろうと武士の姿で旅立つのである。幸いにもみちの兄の友人も若年寄の命を受け、共に旅をすることになる。途中で共連れになる下男は敵か味方か。道中密書を狙う怪しげな輩たちに襲われたり、関所ではドキドキ、ハラハラ。ロードムービーであり時代サスペンスでもある。娘として女として妹としてのみちの姿は切ないが、武士の姿は頼もしい。
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
シリーズ第6弾。女縫箔師の咲も銘が入るくらいの職人になった。彼女が今回一番嬉しく誉に思ったのはかつての師匠から能装束の着物の意匠から縫箔までやって欲しいとの依頼。もしかすると、稲荷神社の孤神かもしれない<しろ>と<ましろ>のおかげかも?そして、咲の妹・雪もめでたく無事嫁ぐことができひと安心。駿という女、大店の女将なのだが暇を持て余してるようであちこちに現れては噂話をまきちらし、周りの者も呆れる始末。だが本人は至って悪気無しの所が腹立たしい。こういう人今の世でも居るわ。咲と修次も未だ友人以上、恋人未満。
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
シリーズ新章第2弾。還暦を迎えたうぽっぽ同心・長尾勘兵衛。彼を毛嫌いする輩たちはじじいよばわりして舐めてかかるけど、まだまだ腕と頭はなまっていない。舐めてかかると怖い男。銀次という心強い岡っ引き、そして、娘婿の定廻り・鯉四郎の存在があるからこそではあるが。鼠小僧ならぬ夫婦小僧として盗んだ金を貧乏長屋にばらまいていた夫婦を20年前に助けた勘兵衛。その夫が意味深な伝言を残して消えた。後ろでうごめく震災のためのお助け金強奪事件。悪党を成敗するには蛇にも鬼にもなる男。弱き者は人情を、カッコいい!
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
こんな奇抜な内容はこれまで読んだことのないミステリかも。警察官の尾崎冴子、3年前のバイク事故で婚約者を失い、自身は右目の視力を失う。だが、見えない右目が3年前の事故現場を映し出す。そして当時の事故の要因まで突き止め、新たに発足した継続捜査支援刑事部の一員となり未解決殺人事件を追うことになる。新設の部署に配属されるのは署長であり、警部補であり、尾崎の右目を知る馴染みの3人。オカルトのような内容と3人の刑事たちが捜査する姿が目新しくてそれだけでも興味が沸き起こる。後半の攻防戦はドラマを見るよう。続編に期待!
やも
2024/03/17 21:32

ファンタジー?要素ありなのに、リアリティあるのがなんだか不思議でした🤔✨私も続編出てほしいです😆

タイ子
2024/03/17 23:09

やもさん、そうなのよ。あり得ない事象の中で見る恐ろしい事実がリアルなんだよね。読んでて逃げて!って思っちゃったりした(笑)続き読まないとモヤるよ〜。

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
大坂本店から始まる下巻。江戸店が続いていたので何だか懐かしい気分。これまでお店を守ってきた人たちも相応に年を重ねて「あー、もうそんな年になるんや」って共に歩むように読んできたこちらも感慨深い。智ぼんの隠れていた過去が出てきたり、幸と賢輔の新たな決意の道。10代目への継ぎ手。忘れてはいけないのが結の今。結の中の修羅、どうやっても消せない幸への憎しみ。返せば、愛情の裏返し。結の生き様は下巻には必要だと思ったのでこの章は切ないながら感動さえ覚える。続く100年、五鈴屋の繁栄を願うばかり。不定期に読める嬉しさ。
Nyah
2024/04/04 23:18

タイ子さん 本編が終わったあとに、彼らの生き方を見られて幸せです。

タイ子
2024/04/05 08:46

Nyahさん、人それぞれの生き方はあるけど五鈴屋に携わった人たちみ~んながいい方向に進んでいるのが嬉しいよね。結の人生も見れたしスッキリ🌸

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
宮城県警シリーズ第三弾にて完結編。東日本震災から13年。復興していく街の中で未だ仮設住宅に身を置いている人もいる。災害公営住宅への移転の話を進める町役場の担当者が殺された。密室の仮設住宅の一室で。宮城県警の笘篠、蓮田両刑事が捜査に乗り出す。そこで出会った蓮田の幼馴染みたち3人の男女。過去に遺恨を抱えた彼らが懐かしい再会を果たす時、若き日の後悔と贖罪の思いが蘇る。刑事の身分と友情を天秤にかけなければいけない葛藤。災害復興の影で蠢く利益優先の者たちがいる。復興の中でただ前進してきた人間たちが逞しく映る。
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
舞台は郊外の警察署。そこで起きる警察官たちをいろんな方向から描く6作の連作短編集。これまで何作か著者の警察小説を読んできてこの作品集ほど松嶋さんの元警察官を感じた作品はないかもしれない。所轄署とは言え、警察官たちの矜持は同じ。面白いのは、一作ごとに始まる何気ない事が気が付けばあっと思わせる展開に。読むごとに前作で登場した誰かがどこかでひょっこり現れる。同じ警察署なので当然なのだが、年月が経ってもお久しぶりの名前が出てきてあら~ってことになる。ラストの「署長官舎」が何とも言えない読後感と人間味を味わった。
やも
2024/03/14 17:36

松嶋さんって読んだことないんですけど、いきなりこれ読んでも大丈夫ですか?😄

タイ子
2024/03/14 17:40

やもさん、これはシリーズではないので全然大丈夫ですよ。面白いので読んでみてね♪

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
おまき親分、亀吉、要、健在なり。涙もろくなって読み始めてすぐにもう涙が滲む始末。今作も涙がジワリ、心がほっこり、子供たちにエールを送る自分がいる。亀吉の目線で語られる事の多い今作中、盲目の要との関係、そして亀吉自身の将来への不安と希望。亀吉の優しさ、それが要に対して傲慢なのかもと理解しているだけに切ない。殺人事件が起こり、おまきも自分の本分をしっかり全うしていく。麻宮さんは人物像を目の表情で描くので生き生きと伝わる。亀吉の初恋、要の行く末の夢、おまきが見せる女の片りんあり。今作も<読み送り>したい物語。
アーちゃん
2024/04/25 18:12

最後の最後までじっくりと読み送りをいたしました。次回は要中心なのかな。

タイ子
2024/04/25 20:40

アーちゃん、そうだね、次は要の話だったらいいね♡それともおまき親分の大活躍捕物帖でも面白そう♪

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
ストーリーが複雑になって読解し難いなと思っていたら、今作は久しぶりに内容も把握し易く読み易い。今回は麹を使った料理。料理人季蔵の元にお奉行・烏谷から稲穂屋敷に赴いて料理を作ってくれとの依頼。江戸城に匹敵するくらい広大な場所に隔離するように建つ屋敷。屋敷の謎とそこに住む主の正体。そして、お店と父親のために屋敷に連れて行かれたお嵯峨という女性。屋敷の真相は面白く読んだが麹についての豊富な蘊蓄は冗長かなと。瑠璃の神掛かった事件へのヒントや出て来るアレやコレはちょっとやり過ぎ?何でもありのシリーズ第46弾。
こり
2024/03/17 13:08

46巻み~っけ♪とっても美味しそうなシリーズ。やっぱり長いこと続けると波があるよね。タイ子さんもはつ子さんも頑張れ!(^^)!

タイ子
2024/03/17 16:43

こりさん、このシリーズも途中で止めようかなと思った時もあるのよ。でも、付いて行こうと決めたからには頑張るよ(^-^")/「口入屋~」のように50巻まで書いて欲しいな。

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
東京でアクション俳優をしていた男が故郷の佐賀に帰って来る。叔父さん夫婦のおでん屋を手伝い始めるもそこはシャッター商店街。昔は20軒あった店舗も今では5店が残るのみ。そんな時、地元TV局から食レポの要請があり、昔取った杵柄で忍者のスタイルになったところ大ウケ。それを提案したのが女子大生。彼女のネット配信のおかげで商店街、ひいては他の4店舗の活気も徐々に持ち直していく。好事魔多しで議会で商店街を潰す計画が持ち上がり…。多少冗長気味ではあるが寂れつつある商店街活性化再生物語としては面白い。にゃんこ師匠いいな。
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
シリーズ第9弾。タイトルの別れとは?何だか落ち着かない気持ちで読み始める。あんちゃんも成長するにしたがってただその場だけでは済まなくなっているんですね。料理が上手くなるほど立場が、それを求める人たちが…。嬉しいけど寂しい。そして、切ない。薬種問屋に嫁いだお小夜さんが息子の事で悩み里帰りをするという。あんちゃんに打ち明けた想像外の胸の内。紅屋の大奥様があんちゃんに言う「あなたの料理の才を信じればおのずと道は開けます」分かれ道は人生に付きもの、どう選ぼうと自分で選んだ道なら悔いなく進んで欲しい。時は安政7年。
青いうさぎ号
2024/03/08 12:37

タイ子さんのコメントが気になりすぎる!

タイ子
2024/03/08 17:31

青うさちゃん。何だかすご~く期待させたみたい?(笑)でも、読めば分かるあんちゃんのいろんな葛藤劇。あー、また期待させちゃった(^m^ )クスッ

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
時は大正、日本一美しい奈良監獄を脱獄した数学の元教師と記憶力抜群な明るい男。どちらも冤罪で罪を背負わされ収監。初めは脱獄などと大それたことをなぞ考えもしなかった、むしろ監獄内で好きな数学を囚人たちに教えることもできて満足さえ感じていた男が何故脱獄を計画したのか。普通よくあるのは脱獄して復讐とかってあるけど、この2人はそうではない。数学的な事ばかり書かれたら理解不能だぞと懸念するも全くの杞憂に過ぎなかった。数学というより人間の心理を諮る頭脳に長けているのか。それにしてもこの時代、看守たちゆるすぎないか?
が「ナイス!」と言っています。
タイ子
6作の短編集。どの作品も見事に私の凝り固まった固定観念と偏見をぶち破ってくれた。あえて反転することで、いや勝手に思い込んでただけだけど、物事とはこんなにも違って見えるものなんだ。高校のいじめ問題あり、雨の中コンビニ前でたたずむ女子生徒に声をかけそこから始まる恋話あり。ストーカーの話は読むのをためらうほどの描写、これはキツイわ~。ラストの話が短編集の中でも一番古い作品なのだが、思わずジワリと来てしまう。どれも社会派ではあるが、読み終わるとスッキリ感が伴うのは案外自分の頭がほぐされたからかもしれないな。
Nyah
2024/03/08 21:14

タイ子さん 面白かった。私の頭も揉みほぐされたみたいよ。

タイ子
2024/03/09 09:53

Nyahさん、頭柔らかくなって良かった♪推理力、想像力はやっぱ頭の柔軟さに関係するのかしらね。

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
6作のアンソロジー。3作品が書き下ろし、その他既読1作品を含めてどれも面白い。タイトル通りどれもある程度の年齢を経て過ぎし日を思い、これからの生き方を模索する人々を生き生きと読ませてくれる。青山文平さんから始まり、ラストを飾る浅田次郎さんまで。泉ゆたかさんの「いくばくも」は残り少ない命と悟った医師が患者で訪れた女性に医師への道を勧める話。無くなる命と輝く未来の人生が微笑ましく感じる作品。ほっこり物が多い中、坂井希久子さんは殺人事件から始まるミステリっぽい作品だけどやはり人情もの。過去も未来も自分の人生。
こり
2024/03/24 10:28

最後の一行でハッと目覚めたよ。読もうか 迷っていたけどタイ子さんのレビューに惹かれて正解。感謝です!(^^)!

タイ子
2024/03/24 10:53

こりさん、ありがとう♪これだけの手練れの作家さんたちが読ませてくれる作品だものね。大人の味わいたっぷり!

が「ナイス!」と言っています。
タイ子
時は家光の時代の盛岡。そこで起こる虎騒動から謎に満ちた一連の事件が始まるのである。いやぁ、この顛末までのストーリーは面白い。<徳川実記>に残されてるくらいだから史実には違いないけど、虎騒動から巻き起こる切支丹探し、若殿を引きずり降ろそうとする輩たち、そして戦で生き残った者たちの謀略。最も卑劣なのは虎の餌に死骸まで置くとは…。騒動の謎を解く主人公の徒目付・米内平四郎がいい。ストレートな物言いに嫌味がなくて本分を全うする姿が好き。若殿が狂ったか?と思わせて意外な人物を登場させるなんてやっぱり最後まで面白い!
みゆ
2024/03/24 00:11

読んだよ~ヽ(^o^)丿 どこまでが史実でどこからがフィクションなのか分かんなかったんだけど、終章で「乱菊丸は騒動から十八年生きた」ってあったのがうれしかった(o^^o) 史実とミステリの融合、面白かったね('∇^d)☆!!

タイ子
2024/03/24 09:05

みゆちゃん、そうそう!私もその件でホッとした。この時代の動物と人との関わりがフィクションまじりであれ面白く読めたよね♪

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/01(2918日経過)
記録初日
2016/08/14(2813日経過)
読んだ本
1878冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
615178ページ(1日平均218ページ)
感想・レビュー
1740件(投稿率92.7%)
本棚
1棚
性別
現住所
岡山県
自己紹介

本を一日に数ページでも読まないと落ち着かないほとんど文字中毒です。
ジャンルはサスペンス(ミステリー)ものが多かったのですが、数年前宇江佐真理さんの時代小説に出会って以来時代ものも好きになりました。
ラブストーリーものはちょっと苦手かな。

皆さんの素晴らしい感想を参考にどんどん食指を伸ばしていきたいと思っています。
自分も稚拙な文章ながら思ったまま、感じたまんまを綴っていきたいです。
宜しくお願いします。

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