読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

nyanko
読んだ本
7
読んだページ
2418ページ
感想・レビュー
7
ナイス
163ナイス

2024年5月に読んだ本
7

2024年5月のお気に入られ登録
2

  • YUKI
  • くまけん

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

nyanko
ネタバレそのまま下巻も1日で読了。全面自供で裁判の争点も量刑のみ。そんな状況の中、加害者家族(和真)と被害者家族(美令)が、弁護士や検事の意向に反発しつつも、それぞれ真実の追求という共通の目的に向かう。本来なら接触すべきではない、恨み恨まれの関係であるはずの二人の間に絆が芽生えていく過程が一番読み応えポイント。どちらが白鳥でどちらがコウモリだったのか。事件の真相は後味が悪く、倉木と織江の関係も切なすぎるが、これが因果応報というものか。ラストシーンが希望のあるもので良かった。ここ最近の東野作品で一番好きかな。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

nyanko
ネタバレ「森友学園への国有地売却問題」や「大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件」を想起させる事件。誰が相手だろうとも能面を崩すことなく、己の流儀に従って、職務を全うしようとする姿はやはり痛快。岬パパも登場して良い味出してる。大阪地検特捜部高峯と近畿財務局安田のバックグラウンドストーリーは意外でした。不破といえども、真実を明らかにしながら不起訴にするという粋な計らいが見られたのも良かった。何度も同じことを繰り返す美春の不破へのからみはやっぱりイライラする。でもそれが良い感じで不破の引き立て役になってるんですかね。
が「ナイス!」と言っています。
nyanko
ネタバレそのまま下巻も1日で読了。全面自供で裁判の争点も量刑のみ。そんな状況の中、加害者家族(和真)と被害者家族(美令)が、弁護士や検事の意向に反発しつつも、それぞれ真実の追求という共通の目的に向かう。本来なら接触すべきではない、恨み恨まれの関係であるはずの二人の間に絆が芽生えていく過程が一番読み応えポイント。どちらが白鳥でどちらがコウモリだったのか。事件の真相は後味が悪く、倉木と織江の関係も切なすぎるが、これが因果応報というものか。ラストシーンが希望のあるもので良かった。ここ最近の東野作品で一番好きかな。
が「ナイス!」と言っています。
nyanko
ネタバレ現代の『港区海岸弁護士殺害、及び死体遺棄事件』と30年以上前の『東岡崎駅前金融業社殺害事件』。一見無関係に見えた参考人倉木が、些細な接点からあれよあれよという間に両事件との繋がりを見せ、あっけなく自白。過去の事件は冤罪で自分が真犯人だという衝撃の事実。あれ?まだ上巻の序盤ですよ?そんな単純な話なワケがない。そこから始まるホワイダニット追求の過程が抜群のリーダビリティで、吸い込まれるように一気に下巻へ。『容疑者Xの献身』的な予感。
が「ナイス!」と言っています。
nyanko
『スロウハイツの神様』は好きだったし傑作だと思う。でも、作中のチヨダ・コーキの作品には全く興味が持てなかった。「チヨダ・コーキの小説が、本作『V.T.R.』を含めて、読んでも何も刺さらないという人はいるだろうし、響かない人もいると思う」環はこう解説しているが、自分はこのタイプだろう。それは自分が大人になったから?これが「老化」?いや、十代が自分であっても刺さったとは思えない。「中高生から絶大な人気を誇る小説家」という設定を、現実の世界に持ってくるのはハードルを上げすぎてしまった感がある。
nyanko
2024/05/08 23:59

コメントありがとうございます。これはやっぱり「スロウハイツの神様」と環の解説セットでの作品なんだなと思いました。下巻の終盤をお楽しみに!

くまけん
2024/05/12 00:35

nyankoさんのいう通り。スロウハイツの神様下巻の終盤から一気読みしちゃうほど楽しかったです。

が「ナイス!」と言っています。
nyanko
ネタバレ『朽ちないサクラ』の続編。署内で起きた窃盗事件の謎を追う過程でどんどん闇が深まっていく展開、泉と捜査支援分析センターメンバーの信頼関係が生まれていく様子には引き込まれるものがありました。「本当の正義とは何か」の答えを探すべく捜査の最前線に立つ為に、一般職から刑事への大キャリアチェンジを成し遂げたわけだけど、果たしてそれで答えは見つけられたのだろうか?答えを見つける為に今度は公安に行く!とか言い出したりして。それにしても公安って本当にこんな組織なの?
が「ナイス!」と言っています。
nyanko
ネタバレ法学部の学生が一人で営む自主ゼミ「無料法律相談所」にまつわる連続短編集。法曹一家に生まれ頭は良いが詰めの甘い古城と、経済学部ながらマイペースに古城を巻き込み、事件の真相に辿り着いてしまう戸賀夏倫のコンビが良い味出してる。①事故物件で起こる怪奇現象の謎(宅建業法)②リベンジポルノ拡散に関する謎(発信者開示請求)③学園祭での火事に関する謎(本人訴訟&認諾)④毒親との絶縁を望む娘の死の謎(親族相盗例)⑤期末試験問題流出の謎と無法律の今後。①から④の真相は後味の悪いものであったがラストは前向きで良かった。
が「ナイス!」と言っています。
nyanko
ネタバレ99.9%という日本の高い有罪率と冤罪の問題を取り上げた法廷ミステリー。ロースクールの同級生が被害者(馨)で被告人(美鈴)で弁護人(清義)となる、模擬法廷で起こった殺人事件。気になる真相に導かれるように一気読み。美鈴の無罪主張の意味は何となくわかったと思いきやどんでん返しあり。ミステリーとしての面白さはあれど、とにかく後味が悪い、、、馨の計画通りにいくのが、皆が救われる道だったのでは?偽証による冤罪はほんとタチが悪い。素人的発想ではハンムラビ法典的な同害報復の考え方はありだと思ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/07/04(5107日経過)
記録初日
2006/05/01(6632日経過)
読んだ本
602冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
210074ページ(1日平均31ページ)
感想・レビュー
290件(投稿率48.2%)
本棚
20棚
現住所
神奈川県
自己紹介

ミステリー系が好きで、村上春樹が苦手なタイプです。

小学生の頃は、読書感想文の課題が大嫌いでした。

読書メモを兼ねているのでネタバレ多めです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう