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2024年12月の読書メーターまとめ

クプクプ
読んだ本
7
読んだページ
1699ページ
感想・レビュー
7
ナイス
999ナイス

2024年12月に読んだ本
7

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

クプクプ
ただの映画原作本ではない特別な一冊だと思いました。女性の若手の小説家を通して、出版業界の裏側を、多少、誇張して描いた傑作の本です。このテーマでは、二度と作品を書けないと思うので、柚木麻子さんは一度のチャンスをモノにしましたね。そういう意味では、原田マハさんの「キネマの神様」にも似た一冊だと感じます。私は、山の上ホテルへ行ったことがないので、今月、公開の映画を見るのが今から楽しみです。恐らく、普段、本を読まない方も、この作品は読めると思います。読書の裾野を広げた柚木麻子さんにあっぱれの一言を贈りたいです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

クプクプ

午前中、野暮用で知らない町へ行き、用が済んで、ついでに本屋さんを探し、迷って見つけて、入店したら、本棚に探していた本が偶然見つかって、購入しました。小さな満足感に浸っているところです。

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2024年12月の感想・レビュー一覧
7

クプクプ
年末のお餅などの買い出しに町へ出たついでに、ブックオフで買いました。全て「求めない」で始まる詩で、計算しつくされている印象でしたが、著者が80才を過ぎ、都会の生活から長野県の伊那谷に移り住み、ひとり暮らしをしているとき、ふと、頭の中で、「求めない」で始まる詩が小爆発のように浮かんだ作品だそうです。特に人間は、身体ではなく頭で求めてしまう生きものなので、他人にも自分にも、求めない時間をもつと、今まで見えていなかったものが見えてくるそうです。面白かったです。正方形の小さな本なので、ハードカバーがオススメです。
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クプクプ
著者はレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』の新訳をした森田真生さん。私は、新訳の『センス・オブ・ワンダー』を読んで、森田真生さんの専門は生物ではなく、数学の方なのかと仮定を立てて、『数学する身体』を読んでみました。私の狙いは的中し、『数学する身体』は面白く、そして懐かしさを感じました。懐かしさの正体は10年以上前に出版された、福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』の読後感に似ているところから来ていました。『数学する身体』は著者が数学者の岡潔の本に出会い共鳴し、完成したエッセイで読み応え十分でした。
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クプクプ
私はレイチェル・カーソンは、昔の翻訳で「沈黙の春」も「センス・オブ・ワンダー」も、既に読んでいましたが、森田真生さんの新訳も、新しい世代の言葉で成功している、と思いました。また、この作品はカーソンの文章が短いのが特徴で今回は森田真生さんのエッセイが載っていました。二人のお子さんがいるようなので、著者のお父さんの顔を見ることが出来てよかったです。京都に住み、お子さんと一緒に庭に訪れたモリアオガエルを観察するシーンも印象的でした。また、月の引力が地球の海の干満に影響を及ぼすことも初めて知りました。(つづく)
クプクプ
2024/12/23 22:43

ただ、この作品は、森田真生さんが、出版社に頼まれて、専門ではないのに、訳した印象も受けます。今度は、森田真生さんの専門の、新潮文庫「数学する身体」を読んで、著者が、本当のところは、どのような人物なのか、もっと理解を深めたい、と思いました。

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クプクプ
父の推薦で、読んでみました。私が生れる10年以上前の作品でしたが、文章は、全く古びていなかったです。非常に面白かったですが、漢字が難し過ぎて、面白さを言葉にできないところが、もどかしいです。舞台は中国西北部だそうで、戦いや、当時の貴重な宝物などが出てきます。私は母が満州出身なので、母に、「ラクダを見たか」と聞いたら「ヒトコブラクダを見た。ジャライノールという場所だったかなあ」と言っていました。父の推薦と母の記憶で、楽しい読書が出来ました。井上靖は2冊目でしたが、他の作品も、もっと読みたいです。
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クプクプ
八千草薫さん、檀れいさん、武田鉄矢が出演した映画を先に見ていて、ぜひ原作を読もうと長年さがしてようやく見つけました。表題作「くじけないで」と「貯金」という詩が特に心に響いて、涙が出てきました。柴田トヨさんが、好きな俳優に八千草薫さんを挙げていて、それで映画のキャスティングも決定したのだと知りました。映画も原作も、どちらも素晴らしい出来です。難しい本を読んでいる間の、休息の読書になりました。
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クプクプ
一人称の展開が続くので長く感じましたが、時代背景は私の青春時代とストライクでした。この本をもっと早く読んでいたらよかったですが、ずいぶん遠回りをして、やっとたどり着きました。J.D.サリンジャーの翻訳ではありますが、文章は村上春樹の表現が豊でした。ローラースケートやブリッジなど、時代と場所を感じる表現が多数でした。またセックス直前までいって、上手くいかない、という表現は、私の高校時代を思い出しました。私も50代になってしまいましたが、今から村上春樹を追いかけたい、という気持ちになった読書でした。
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クプクプ
ただの映画原作本ではない特別な一冊だと思いました。女性の若手の小説家を通して、出版業界の裏側を、多少、誇張して描いた傑作の本です。このテーマでは、二度と作品を書けないと思うので、柚木麻子さんは一度のチャンスをモノにしましたね。そういう意味では、原田マハさんの「キネマの神様」にも似た一冊だと感じます。私は、山の上ホテルへ行ったことがないので、今月、公開の映画を見るのが今から楽しみです。恐らく、普段、本を読まない方も、この作品は読めると思います。読書の裾野を広げた柚木麻子さんにあっぱれの一言を贈りたいです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/04(3172日経過)
記録初日
2014/04/02(3935日経過)
読んだ本
651冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
170553ページ(1日平均43ページ)
感想・レビュー
629件(投稿率96.6%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

2004年に北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」を読んで「読書ってこんなに面白いんだ~」と読書に目覚めました。文豪の文庫本を沢山読み、流行りのハードカバーも少し読みましたが、まだ小説を楽しめるほどの読書力はありません。自然観察が得意で、歴史や経済は苦手です。読書を通して人間の幅を広げていきたいです。一番好きな作家は北杜夫です。よろしくお願いします。

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