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2024年5月の読書メーターまとめ

ふみふみ
読んだ本
6
読んだページ
3088ページ
感想・レビュー
6
ナイス
141ナイス

2024年5月に読んだ本
6

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ふみふみ
私的にチャンドラーの名セリフは酒が絡んだもの。依って「プレイバック」で私がチョイスする台詞は依頼主が「私のボスはこの街に水源持ってるのよ(権力者なのよ)」に対するマーロウの返し「誰が水を欲しいといった?僕がウイスキーを飲むときはストレートをビールで飲むんだ」(清水訳)なんですけど、本書は水を生でビールのチェイサーと一緒に飲むって、訳の分からない日本語訳になってます。原文は I take mine straight with a beer chaserでmineを前文からの流れで水と解釈したのでしょうけど、
ふみふみ
2024/05/02 23:08

これが意味するものは明らかに酒でしょう。田口氏はハードボイルド小説をたくさん翻訳してるけど自身は酒飲まない人なのかな。一気にテンションダダ下がりました。内容については元ネタが映画脚本の流用だったり、次作の予告でリンダ・ローリングを登場させたり、著者自身の事情と、まとまりのなさと突飛さは否めません。

ふみふみ
2024/05/02 23:17

ちなみに村上訳は「私はストレートでやるし、チェイサーはビールで済ませる」

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
6

ふみふみ
ニーチェ自身による自伝と著書の解説。後者はニーチェの著作を読んでなければなにがなんだかだと思いますが、前者はニーチェの思想のポイントであるデュオニュソス的、ルサンチマン、超人、価値の価値転換他すべて網羅されており最強のニーチェ入門書です。又、病弱で悲劇の人生を生きたニーチェが「どうしても私は、私の人生のすべてに感謝しないではいられない。さあ、私は私に私の人生を語って聞かせよう」の本書と「ツァラトゥストラ」の二冊は私にとって元気をひねり出すための本でもあります。
が「ナイス!」と言っています。
ふみふみ
新潮文庫訳を底本に現代語に置き換えたもので巻末に「この人を見よ」から著者自身の解説を収録。表題の意味は「君たちが理想的なものを見るところに、私は人間的な、あまりに人間的なものを見るばかりだ!」です。というわけで本書からニーチェの心理学者っぷりとふっ切れた箴言集が始まるのですが、ワグナー、ショーペンハウエルとの決別、哲学、宗教、芸術、文化その他もろもろのネタが私には時代的にも文化的にもピンとこなさ過ぎて、1687ページ!を飛ばし読み。きちんと読んだ個所は凡そ本書全体の3%ってとこでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
ふみふみ
構成の妙「瓶詰の地獄」、ゴア描写に意外な結末「死後の恋」、悪夢か現実か「一足お先に」が良いです。犯罪小説のスタイル「冗談に殺す」もモチーフは猟奇の方で結構エグイですね。
ふみふみ
2024/05/12 20:32

夢野久作と言えば「ドグラ・マグラ」ですが、映画(桂枝雀主演)を期待して観に行ってコレジャナイ感が半端なかった思い出

が「ナイス!」と言っています。
ふみふみ
和製スペースオペラの草分け、クラッシャージョウ。物語のディテール、展開に雑っぽさは否めませんが、元が朝日ソノラマ文庫のライトノベルですから、これはこれでいいのかしらん。本シリーズの魅力はジョウ、アルフィン、タロス、リッキーにガンビーノのチーム構成の妙と、各キャラの掛け合い漫才のような絡みの方に感じます。ビジュアルを決定づける安彦良和のイラストも欠かせないですね。映画の方は当時劇場で観てえらく感動して、それからレンタルで見直したりしましたが、又観たくなりました。今度はアマプロかな。
が「ナイス!」と言っています。
ふみふみ
表題作は学生時代に初めて読んだ時の不気味さのインパクトが強すぎて乱歩の短編と言えばまずこれが思い浮かびます。収録作品は全編良いのですが、他にチョイスするなら心理サスペンスの「断崖」、幻想小説「押絵と旅する男」でしょうか。ちなみに解説は乱歩大好き大槻氏。ただ、本書は「人間椅子」なんで和嶋氏をもってきた方がよかったのでは。
ふみふみ
2024/05/04 20:58

超古い話の余談ですがSF界の鬼才ハーラン・エリスンが雑誌のインタビューで、江戸川乱歩ってまだ生きてるの?「人間椅子」は信じられない作品だ、と大絶賛してましたね。

が「ナイス!」と言っています。
ふみふみ
私的にチャンドラーの名セリフは酒が絡んだもの。依って「プレイバック」で私がチョイスする台詞は依頼主が「私のボスはこの街に水源持ってるのよ(権力者なのよ)」に対するマーロウの返し「誰が水を欲しいといった?僕がウイスキーを飲むときはストレートをビールで飲むんだ」(清水訳)なんですけど、本書は水を生でビールのチェイサーと一緒に飲むって、訳の分からない日本語訳になってます。原文は I take mine straight with a beer chaserでmineを前文からの流れで水と解釈したのでしょうけど、
ふみふみ
2024/05/02 23:08

これが意味するものは明らかに酒でしょう。田口氏はハードボイルド小説をたくさん翻訳してるけど自身は酒飲まない人なのかな。一気にテンションダダ下がりました。内容については元ネタが映画脚本の流用だったり、次作の予告でリンダ・ローリングを登場させたり、著者自身の事情と、まとまりのなさと突飛さは否めません。

ふみふみ
2024/05/02 23:17

ちなみに村上訳は「私はストレートでやるし、チェイサーはビールで済ませる」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/29(2954日経過)
記録初日
2016/05/29(2954日経過)
読んだ本
445冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
144037ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
421件(投稿率94.6%)
本棚
3棚
性別
血液型
O型
現住所
大阪府
URL/ブログ
https://x.com/prihiko
自己紹介

蒸留酒とサッカーと筋トレ好き。読書は翻訳物が中心です。SF、ハードボイルドミステリ、冒険小説などなど。特にフィリップ・K・ディック、ハメット、チャンドラー、フィッジェラルド、川端康成先生がお気に入り。

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