私は関東の土地感が全くないが、私の「幻想の武蔵野」を幾分か楽しめた。昔読んだ『日本近代文学の起源』で特権的に語られた「ムサシノ」なんだが、内実は語られなく不満持っていた。鄙の私には中央線沿いはさっぱりわからない。後年赤坂憲雄『武蔵野を読む』川本三郎『郊外の文学誌』で焦点合い、その後折口の武蔵野、柳田の武蔵野が見えて来て、いよいよ幻想のムサシノが読めたかな。後半の都心から離れていくほうが楽しめた。

復習の為に再読。この後の論難の経緯は知らないので文庫版読むかな？ただし柳田の“語り”に関しては注意が必要かも？　 https://bookmeter.com/reviews/90694303

私は関東の土地感が全くないが、私の「幻想の武蔵野」を幾分か楽しめた。昔読んだ『日本近代文学の起源』で特権的に語られた「ムサシノ」なんだが、内実は語られなく不満持っていた。鄙の私には中央線沿いはさっぱりわからない。後年赤坂憲雄『武蔵野を読む』川本三郎『郊外の文学誌』で焦点合い、その後折口の武蔵野、柳田の武蔵野が見えて来て、いよいよ幻想のムサシノが読めたかな。後半の都心から離れていくほうが楽しめた。