山田悠介といえばホラーのイメージが強かったが、思い返してみると現代社会の闇を描くのが得意な作家である。サブスクの概念を人間に取り入れることで何が浮き彫りになるのか？結局は人間のエゴでしかないのか？ともあれ、仄花と恵介が救われてよかった。

方言マシマシなのは津軽弁だけなのかなぁと思って読んだら案の定。弘前と平川が多めなのは何故だろう？「ハナツマミ者」の主要人物がよく知る人の名前と似ていて一瞬ドキっとした。個人的にはこれが一番恐怖。

神として祀り上げられることはそれ相応の対価がある。平将門や徳川家康が良い例だけど、絶対的な力を指し示した裏ではどす黒いものたちが山となる。だから祀ることが文化として根付いているのか！

山田悠介といえばホラーのイメージが強かったが、思い返してみると現代社会の闇を描くのが得意な作家である。サブスクの概念を人間に取り入れることで何が浮き彫りになるのか？結局は人間のエゴでしかないのか？ともあれ、仄花と恵介が救われてよかった。