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2024年11月の読書メーターまとめ

みうら
読んだ本
9
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1984ページ
感想・レビュー
9
ナイス
8ナイス

2024年11月に読んだ本
9

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みうら
1882(明治15)年の仏アッペール氏講義を筆記したもの。政府は国の電灯、郵便、電信などに財政の負担をすべきである。なぜなら、国の隅々まで必要なインフラが国家の安寧のために必要であり、国民に任すと自己の利益を追求するため却って不利益となるからである。国民に任すことが必要なものを国の発展状況に応じて論じ、さらに状況に応じて全部又は一部を直接又は請負にすることを提案している。
みうら
2024/11/26 11:40

歳入のための国の所有物は、木の成長は時間がかかるため、政府が山林を所有すべきと論じ、所有物の多寡は、臨時的な増税を避けるため、多い方がよいと述べている。租税は、政府の有益な策だけでなく失策にも用いられ、今だけではなく未来にわたって用いられるものであることに注意し、収入の多寡によって税金の負担も変わることを説く。その理由は、富者が益を享受することが多いだけでなく、影響力があるため政府の失策にも関係するから税負担が大きいとしているのが面白い。

みうら
2024/11/26 21:53

租税の徴収については、逓増税を紹介。今でいう累進税ともいうべきか。また、寓話「金の卵」を用いて、資産からは税金を徴収しない利点を説く。さらに直接税と間接税についての言及。国の発展とともに間接税が増加するといった趣旨。的を得ていてすごい。最後は国債の話。ところどころでそのときの状況がわかる面白い本だった。正月明けの挨拶や、最後の挨拶など。面白かった。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

みうら
1882(明治15)年の仏アッペール氏講義を筆記したもの。政府は国の電灯、郵便、電信などに財政の負担をすべきである。なぜなら、国の隅々まで必要なインフラが国家の安寧のために必要であり、国民に任すと自己の利益を追求するため却って不利益となるからである。国民に任すことが必要なものを国の発展状況に応じて論じ、さらに状況に応じて全部又は一部を直接又は請負にすることを提案している。
みうら
2024/11/26 11:40

歳入のための国の所有物は、木の成長は時間がかかるため、政府が山林を所有すべきと論じ、所有物の多寡は、臨時的な増税を避けるため、多い方がよいと述べている。租税は、政府の有益な策だけでなく失策にも用いられ、今だけではなく未来にわたって用いられるものであることに注意し、収入の多寡によって税金の負担も変わることを説く。その理由は、富者が益を享受することが多いだけでなく、影響力があるため政府の失策にも関係するから税負担が大きいとしているのが面白い。

みうら
2024/11/26 21:53

租税の徴収については、逓増税を紹介。今でいう累進税ともいうべきか。また、寓話「金の卵」を用いて、資産からは税金を徴収しない利点を説く。さらに直接税と間接税についての言及。国の発展とともに間接税が増加するといった趣旨。的を得ていてすごい。最後は国債の話。ところどころでそのときの状況がわかる面白い本だった。正月明けの挨拶や、最後の挨拶など。面白かった。

みうら
兄妹を育てている育児エッセイ本。SNSで描いていた日々の家族のイラストをまとめたもの。絵の仕事してるわけじゃなさそうなのに、絵が上手い。ちゃんと物事を捉えていてすごい。妹が生まれた時から2歳くらいまで。冷静な夫とポンコツな自分というけれどご本人もとてもバランスの取れた素晴らしい人だと思う。ちゃんと描き続けたことが何より素晴らしい。
みうら
2人姉妹を育てる育児エッセイ本。うちも2人姉妹だが、同じお腹から生まれたとは思えないほど性格が違うので、本書に対しても非常に共感できる。作者の身内が亡くなってしまったそうで衝撃でした。2人目が強いというのはどこの家庭でも同じなのかしら。
みうら
自分の母親と双子の姉に嫌われていて仕送りなしで一人暮らしをしている主人公が、1人のロシア人少女と毎日を過ごすことになり生活が一転する話。といっても彼の高校生らしからぬ生活は表面化されてなかっただけ。この手にありがちな平凡な主人公と特異なヒロインではなく、既に主人公そのものがだいぶ特殊。素晴らしい能力を持っているのになぜそこまで嫌われているのかだいぶ謎だが、彼の言動もだいぶ捻くれているので仕方ない気も。しかし復讐の内容がしょぼい。ちなみに親権分離は可能。親権停止で他の子供への権利もなくなるだけだと思う。
みうら
とてもパワフルな人で色々こなしていてすごいと思うが、何より本当に漫画やアニメが好きという愛が伝わってくる。その愛を源にどうにか多忙な日々を乗り切っているようにみえる。好きって大事。周りの友人やご家族、夫など、良い人たちに恵まれているのも、本人の性格や考え方がとても影響しているように感じるので見習いたい。女医さんでも他の育児中の女性と同じように悩み苦しんでいて、むしろ努力している分つらいだろうと思う。共感できるし、同じ女性の立場として応援したい。
みうら
うちの長女もこだわりがある子供だったので、おそらく育てやすい子供ではないと思う。(そう言い出すと育てやすい子供が本当にいるのかどうかわからないけども。)作者の育児もとても大変なことが多くあっただろうにちゃんと子供に向き合ってすごいなぁと感心してしまう。反面、親の育児中の子供への大変さにおける葛藤があまり描写されていないので、多少上から目線のアドバイスに捉えられてしまう面もあるかもしれない。そのやり方、余裕ないからできないのよ!って言われちゃいそうな。絵がとても上手。昔から絵を描くのが好きというだけある。
みうら
2006年のデータ。かなりの改正が入っており今と異なる部分も多くあるが、逆に改正が入ったところは、やはり当時からも問題だったのだと再確認できる。教科書というよりは読み物に近い。
みうら
非常にわかりやすく読みやすい。2024.4.15最新。改正項目、審議中、要綱など最新の情報がちゃんと記載されている。また、具体例も豊富で理解しやすい。
みうら
男女の性別的役割分担が、日本にどのように作用していきどこに向かうのかを、日本の企業と家族との関係性を根底に論じた本。少し読みにくいが、視点が面白い。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/19(3052日経過)
記録初日
2016/08/10(3061日経過)
読んだ本
633冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
106772ページ(1日平均34ページ)
感想・レビュー
630件(投稿率99.5%)
本棚
9棚
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