租税の徴収については、逓増税を紹介。今でいう累進税ともいうべきか。また、寓話「金の卵」を用いて、資産からは税金を徴収しない利点を説く。さらに直接税と間接税についての言及。国の発展とともに間接税が増加するといった趣旨。的を得ていてすごい。最後は国債の話。ところどころでそのときの状況がわかる面白い本だった。正月明けの挨拶や、最後の挨拶など。面白かった。
歳入のための国の所有物は、木の成長は時間がかかるため、政府が山林を所有すべきと論じ、所有物の多寡は、臨時的な増税を避けるため、多い方がよいと述べている。租税は、政府の有益な策だけでなく失策にも用いられ、今だけではなく未来にわたって用いられるものであることに注意し、収入の多寡によって税金の負担も変わることを説く。その理由は、富者が益を享受することが多いだけでなく、影響力があるため政府の失策にも関係するから税負担が大きいとしているのが面白い。
租税の徴収については、逓増税を紹介。今でいう累進税ともいうべきか。また、寓話「金の卵」を用いて、資産からは税金を徴収しない利点を説く。さらに直接税と間接税についての言及。国の発展とともに間接税が増加するといった趣旨。的を得ていてすごい。最後は国債の話。ところどころでそのときの状況がわかる面白い本だった。正月明けの挨拶や、最後の挨拶など。面白かった。
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歳入のための国の所有物は、木の成長は時間がかかるため、政府が山林を所有すべきと論じ、所有物の多寡は、臨時的な増税を避けるため、多い方がよいと述べている。租税は、政府の有益な策だけでなく失策にも用いられ、今だけではなく未来にわたって用いられるものであることに注意し、収入の多寡によって税金の負担も変わることを説く。その理由は、富者が益を享受することが多いだけでなく、影響力があるため政府の失策にも関係するから税負担が大きいとしているのが面白い。