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2024年3月の読書メーターまとめ

翠埜もぐら
読んだ本
5
読んだページ
1438ページ
感想・レビュー
5
ナイス
143ナイス

2024年3月に読んだ本
5

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

翠埜もぐら
とても読み易い、というより既視感があって(ストーリーではなく雰囲気)コージー小説というよりはミステリーだよねと思っていたらセイヤーズの後継者、未完の作品を仕上げた人だそうです。さもありなん。しかし1992年って微妙な時代で、コンピューターは普及しだしているし、携帯電話はあるにはあれどまだ一般的ではなく、生活がネットまみれで何時でも誰でも連絡がすぐに取れる、と言う時代じゃなかったというのがセイヤーズの雰囲気を保っているのかもしれません。今は便利で良いのだけれど、小説としてはこの時代が好きだわぁ。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

翠埜もぐら

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1613ページ ナイス数:181ナイス 今月29日まであった。そうかオリンピックのある年だったんだ。全然興味ないので忘れてました。★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/702205/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
5

翠埜もぐら
「恐怖夜話」ですが幽霊でももののけでもなく、ほぼ「人間が怖い」系のお話でした。不条理とも違って今の言い方だとクライムサスペンスかな。しかし「胸像たちの晩餐」はグロかった。もはやバイオレンス系。スティーブンキングの短編に似たのなかったっけ? そして二話目から六話目までカフェに集まる引退船乗りの話なのに全部事件が陸の上の話で、しかも七つの海を股にかけてるはずなのに、近場の国の話ばかり。なんでわざわざ船乗り設定なんだろう? 内容に関係ないところばかり気になってしまいました。
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翠埜もぐら
夫の唯一の功績を守るために妻が罪を犯していく、というのは最初からほぼ判っていたのですが、もう一ひねりしていて、なぜ妻はそこまで拘ったのかというのが面白かった?いや何やら寒気がしました。愛じゃないのね。そして保健師イモージェンさん。人生の最初の方で派手にけっ躓いてそのあと堅実に人生を送っていますが、用心深さと好奇心とアクティブさが程よくブレンドされていて、安心しつつ楽しんで読んでいられます。作者がすでに亡くなっているのであと二冊しかないそうですが、刊行予定だそうなので楽しみに待ってます。
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翠埜もぐら
とても読み易い、というより既視感があって(ストーリーではなく雰囲気)コージー小説というよりはミステリーだよねと思っていたらセイヤーズの後継者、未完の作品を仕上げた人だそうです。さもありなん。しかし1992年って微妙な時代で、コンピューターは普及しだしているし、携帯電話はあるにはあれどまだ一般的ではなく、生活がネットまみれで何時でも誰でも連絡がすぐに取れる、と言う時代じゃなかったというのがセイヤーズの雰囲気を保っているのかもしれません。今は便利で良いのだけれど、小説としてはこの時代が好きだわぁ。
が「ナイス!」と言っています。
翠埜もぐら
まず初期の荘園は人とセットではなかったというのが目から鱗。開墾請負人が人を引き連れてやってきて、うまくいかなかったら逃げちゃうとか。未だ荘園の実態が今一つ解からないのですが、700年に渡る成立から解体まで、形態や構成員が大きく変化し続けたものだというのはかろうじて理解できました。中世後期には構成員である「百姓」自らの荘園の運営と、収奪する側の荘園領主の関係がとても生々しく、また収奪側の多重構造と百姓の中にも上下構造があって、いや、結局混乱して終わってしまった感じだわ。近々再読しないと。
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翠埜もぐら
昨今の中世史研究で庶民の暮らしがクローズアップされつつありますが、その地の環境や技術の進歩などを主軸として、民衆の「生業」や治世者との関わりあい方を見た「生態学的アプローチ」なんだそうです。里山は米海辺は魚介って、思い込みは多少なりとはあるのですが、人間が現実に生きていこうとするとそんな単純な生活あるわけないし。地域外との交渉も同業者との摩擦も治世者との駆け引きも、残された納税記録などから「見る立場」を変えるとこんなにも生々しく再現さるのかと思うととても面白かったです。図書館本なんだけど欲しくなってきた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/24(2803日経過)
記録初日
2014/06/23(3596日経過)
読んだ本
1760冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
433063ページ(1日平均120ページ)
感想・レビュー
509件(投稿率28.9%)
本棚
30棚
性別
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

読了冊数が多いのは蔵書管理のため、子供の頃から持っている本をすべて登録しているからです。本当の記録初日は昭和後半ごろから。

積読本には父の残した時代小説が入っていますが、たぶん読了本にはならないんだろうな。でも捨てられない。

自分の小説のジャンルでの嗜好が海外ミステリーと海外ホラーだということに気がつきました。でも古い作品が好きなので図書館と古書店と仲良くなりそう。

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