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2024年10月の読書メーターまとめ

翠埜もぐら
読んだ本
8
読んだページ
2515ページ
感想・レビュー
8
ナイス
235ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

翠埜もぐら
読んでいたことをコロッと忘れていて再読。実はミスマープル物はBBCのジョーン・ヒクソン主演のドラマを見て気に入ってから読み始めてので、もちろん脳内映像ではジョーン・ヒクソンさんがご活躍。今回はエキゾチックな舞台だけれど転地療養と言う設定のためか、最初のうちはちょっと元気なくて心配してしまいました。早めに出てきた「妻殺しかもしれない」話がどうつながるのかと思いましたが、後半犯人の言動が一気に胡散臭くなって無事解決。ちょっと露骨でした。しかし「復讐の女神」とつながる話ってこれだったのね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

翠埜もぐら

本日神保町ブックフェスティバルでした。すずらん通りに出版社からの屋台が出ていて、半額ぐらいになっていたのはありがたかったなぁ。早川書店・国書刊行会・創元推理さんは入れ替え制で長蛇の列だったので諦めましたが。古い推理小説がお安く手に入ったのはうれしいかぎり。でも文字の大きさが小さくて紙の色が茶色いわぁ。

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2024年10月の感想・レビュー一覧
8

翠埜もぐら
「自然史」だけでなく「研究史」や「研究者」のエピソードも交えて話が飛び交うので、その分話が助長気味でちょっと読み難かったです。しかしみんな大好きアノマロカリスが出てくるカンブリア紀までたどり着くのが大変。私が想像する「古代の海」って地球の年齢から言うとつい最近だったのね。そして改めて微小化石からの情報量がどんどん増えていることに驚きました。古生物学って顕微鏡の世界だった。そういえば有史の考古学も最近は顕微鏡が必須になってきていているなぁ。「研究方法」の進化にもびっくりだわ。
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翠埜もぐら
呪われた部屋に泊まった者が翌朝死んでいた。と言うのは大好きな古い怪奇小説によくある設定で、たいてい良からぬ因縁のせいで終わるのですが、さすがにミステリーはそこで終わらせられません。犯人探さないと。しかし、消去法であっさり犯人の見当がついてしまってトリックとしては今一つと言うところでした。そして今回思春期の男の子と女の子が狂言回しと言うか、引っ掻き回しと言うか、殺人事件という状況に不安定なお年頃を持ってくると一気に落ち着かなくなりますね。事件後の二人がどうなったか言及が無いのが納得できませんでしたが。
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翠埜もぐら
読んでいたことをコロッと忘れていて再読。実はミスマープル物はBBCのジョーン・ヒクソン主演のドラマを見て気に入ってから読み始めてので、もちろん脳内映像ではジョーン・ヒクソンさんがご活躍。今回はエキゾチックな舞台だけれど転地療養と言う設定のためか、最初のうちはちょっと元気なくて心配してしまいました。早めに出てきた「妻殺しかもしれない」話がどうつながるのかと思いましたが、後半犯人の言動が一気に胡散臭くなって無事解決。ちょっと露骨でした。しかし「復讐の女神」とつながる話ってこれだったのね。
が「ナイス!」と言っています。
翠埜もぐら
ふと岡本太郎の尾形光琳の「燕子花図屏風」に関する批評を思い出して、きちんと読み直すために再読。明治期に琳派が再注目される中、宗達が琳派として扱われていく過程を丁寧に追いながら、なお後の琳派と一線を画す物として宗達の特異性・斬新性を強調し、制作年代などの特定も絡めて代表作の解説をしていて、とても面白かったです。しかし岡本太郎って天才なんだなぁと今更ながら実感。「絵画は音楽を聴くように見る」と言いますが、確かに「燕子花図屏風」は「無音」だわ。
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翠埜もぐら
いよいよロンドン空襲が始まって前作よりもその分重苦しい雰囲気はありますが、今作はミステリー?サスペンス?よりは三角関係ロマンス面が強い感じでした。ちょっと怪しげなお馴染みがグイグイくるぶん、少佐の分がだいぶ悪かった。なんて言っても関わり合いはあくまでお仕事だし、上司と部下だし、上流階級と犯罪者だし。しかしミステリーとロマンスのミックスは嫌いじゃないんだけど、三角関係とその上主人公の母親にまつわる謎まで詰め込むのはちょっと盛り過ぎ、だと思うのは私だけかしら。主軸のスパイの話が薄く感じました。
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翠埜もぐら
一気に読んでしまったけれど、納得と言うよりは疑問ばかり残った読後でした。蒐集の原動力となった思いは「好き」という気持ではなかったのか。「プラハの春」がソヴィエトに踏みにじられた時、ウッツ男爵はがっかりしたのか、それともそれ自体はどうでも良かったのだろうか。とにかくひたすらウッツ男爵が空虚な人間であるようで。後半突然出てきた女性遍歴も人間味が感じられるエピソードとは思えませんでした。薄ら寒く物悲しい人間の生涯の物語でしたが、一人たくましいマルタと淡々とした文体のおかげで、何とか心穏やかに着地した感じでした。
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翠埜もぐら
衝撃の生い立ちと特殊技能持ち美人のヒロインと、すべてにおいてハイスペックなヒーローが、反目しあいながら国家の危機に立ち向かう。周りを彩るこれまたハイスペックな仲間と家族。ヒロインの幼馴染で負傷帰還兵のイケメンとの三角関係の予感。王道のコージー小説!! いや批判ではなく王道故に安心して楽しめました。会話や話のテンポも良く、1940年のイギリスと言う時代設定のため、登場人物が皆そこはかとなく品が良い。ちゃんと次作を期待させる伏線もたのしみ。でもバトル・オブ・ブリテン、これからなんですよね。その辺は心配だわ。
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翠埜もぐら
あちこちに書いた同系統の小品を集めたものなので、同じ話が多く正味は1/4くらい。これで一冊作っちゃうなんて吉川弘文館さんあざとすぎます。大黒・恵比寿などがどこから来て何と交じり合いどう信仰されていったのかと言う話がメイン。山と田を行ったり来たり納戸や厠に祀られ、豊穣や生殖と結びつけられ、あげく疫病退散まで担わされる。使い勝手が良かったのか、これらの事は根本で皆つながっているからか。不思議なのは仏教でも神道でも神・仏の扱いをほぼ規制?規定しないこと。人間の都合で神や仏が七変化するって日本の特色なのかしら。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/24(3015日経過)
記録初日
2014/06/23(3808日経過)
読んだ本
1813冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
449353ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
557件(投稿率30.7%)
本棚
30棚
性別
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

読了冊数が多いのは蔵書管理のため、子供の頃から持っている本をすべて登録しているからです。本当の記録初日は昭和後半ごろから。

積読本には父の残した時代小説が入っていますが、たぶん読了本にはならないんだろうな。でも捨てられない。

自分の小説のジャンルでの嗜好が海外ミステリーと海外ホラーだということに気がつきました。でも古い作品が好きなので図書館と古書店と仲良くなりそう。

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