中学二年生から二次創作を始め、2014年の1月17日から2月9日にかけて初めて一次創作の長編『凍てついた森の中で』を書くことができました。4月から「小説家になろう」というサイトで継続的に短篇を発表し、10月には「面影を追う」という短篇と『翼（ダイヴ・イントゥ・ザ・スカイ）』を執筆。2015年に入ると創作は一時的に停滞するも、10月頃、「ある女」という私小説と『行方』という連載小説を書くことで復活。2016年の2月から3月にかけて『マドゥラのくちづけ』という長篇小説を書くことで物語に決着をつけ、8月には『MOTHER』という長篇小説で文体の総決算を行ない、翌年の8月から10月にかけて、『お芋畑に連れてって』という、自分にとって貴重な財産ともいうべき長篇を書きました。この作品は群像新人賞の二次予選を通過しています。

2007年の夏、『ドラゴンラージャ』というファンタジー小説は、私に初めて模倣の機会を与えてくれました。2013年の春、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、私に改めて物語の楽しみを教えてくれました。2016年の秋、『柄谷行人蓮實重彦全対話』という書物は、小説に対する姿勢への新たな転換点となりました。2017年の冬、『テクストの快楽』は、私のこれまでやってきた読書を励ましてくれました。

影響を受けた人：村上春樹、里見弴、伊坂幸太郎、谷崎潤一郎、夏目漱石、イ・ヨンド、フランツ・カフカ、ヴァージニア・ウルフ、マルティン・ハイデッガー、プラトン、蓮實重彦、柄谷行人、小林秀雄、ロラン・バルト、ジョルジュ・バタイユ、ポール・ド・マン、フェルディナン・ド・ソシュール、ミシェル・フーコー