フランス在住の俳人による身辺雑記と漢詩の私訳を組み合わせた奇妙なエッセイ集。面白かった。漢詩は読み下しという作法によってひとまず読むことはできるが日本語にない語彙がある。日本語拡張キットとしての漢詩ということを思った。1920年代に活躍した中国の詩人、徐志摩の「再別康橋」(ふたたび、さよならケンブリッジ」が特に印象に残った。この本を読んだきっかけは沢木耕太郎『深夜特急』に出てくる李賀の詩が入ってる本はないかと検索したこと。

フランス在住の俳人による身辺雑記と漢詩の私訳を組み合わせた奇妙なエッセイ集。面白かった。漢詩は読み下しという作法によってひとまず読むことはできるが日本語にない語彙がある。日本語拡張キットとしての漢詩ということを思った。1920年代に活躍した中国の詩人、徐志摩の「再別康橋」(ふたたび、さよならケンブリッジ」が特に印象に残った。この本を読んだきっかけは沢木耕太郎『深夜特急』に出てくる李賀の詩が入ってる本はないかと検索したこと。