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2024年5月の読書メーターまとめ

Kira
読んだ本
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感想・レビュー
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383ナイス

2024年5月に読んだ本
17

2024年5月のお気に入られ登録
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  • とうこ
  • 1Q59

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kira
図書館本。決定版既読。密偵伊三次が殺害される「五月闇」を所収。伊三次は読者に人気があって、その死を惜しむ声が作者に届いたという。個人的には、伊三次に対する印象は薄いのがちょっと残念。小房の粂八や大滝の五郎蔵が亡くなったら、悲しい思いがするのだろうけれど。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

Kira

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2024年5月の感想・レビュー一覧
17

Kira
図書館本。ダンテの『神曲』を読みたかったわけではなく、ドレの『神曲』を見たかっただけ。なので、本文は読まなくてもいいかなと思いながら、試しに読んだら引きこまれた。『神曲』の概要はそういうものだったのか。そうして、ドレの絵に圧倒された。ヨーロッパの古典を視覚化するという壮大な夢をかなえたドレの作品を、これからも味わいたい。
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Kira
図書館本。2年ぶりの再読。やはり面白くて、どんどんページをめくった。江戸の闇の世界に足を踏み入れた男と、その男に父親を殺され孤児となった娘お道。二人の運命は平行線をたどったまま、ラストでもつれ合う。どこまでも強く生きぬくお道には、いつも清々しさを感じる。
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Kira
図書館本。『宇治拾遺物語』をわかりやすい解説とともに読んだのは初めて。冒頭の話と最終話に、そんなつながりがあったとは知らなかった。収録されているのは197話のうちの34話だが、興味深いコラムとともに楽しませてもらった。本当のところは、第六話の検知の話を解説付きでと期待していたのだが、本書にはなかったのが残念。次に借りる予定の完訳を楽しむことにしよう。
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Kira
ネタバレ図書館本。池波正太郎氏が、これほどたくさんの仇討ち小説を書いたのは、氏の師匠長谷川伸氏の創作伝統を受け継いでいるからだそうで。本書の解説を読んだら、このところ不思議に思っていたことが腑に落ちた。本書に収録された八篇のうち、半分ほどになじみがあったが、何度読み返しても面白い。初めて読んだ「出刃打お玉」は異色の展開で、特に印象深かった。
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Kira
ネタバレ図書館本。読むのは三回目だというのに面白すぎてページをどんどんめくった。大石内蔵助と中山安兵衛の初対面の場面に感じ入った。この一途な若武者が後に堀部安兵衛となり、吉良邸討ち入り後の切腹では内蔵助の息子主税を支えることになるのかと。それにしても、火消しに異常なほどこだわって消防訓練を繰り返した浅野内匠頭が、自分自身の短気に災害の要因がひそんでいることに気づかなかったとは。この殿様は、やはり残念な人だったようだ。
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Kira
図書館本。決定版既読。密偵伊三次が殺害される「五月闇」を所収。伊三次は読者に人気があって、その死を惜しむ声が作者に届いたという。個人的には、伊三次に対する印象は薄いのがちょっと残念。小房の粂八や大滝の五郎蔵が亡くなったら、悲しい思いがするのだろうけれど。
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Kira
ネタバレ図書館本。再読。「秘伝」には長編『秘伝の声』に通じるものがあり、「柔術師弟記」には『剣客商売』シリーズ中の「天魔」に通じるものがあると、今回感じた。「ごめんよ」の山崎平と熊之助の師弟には、『その男』の師弟二人を思わせるものがある。池波小説は奥が深くて、読み返すたびに新たに感じるものがあると実感した。
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Kira
ネタバレ図書館本。単行本既読。シリーズとしては異色の「赤死病の仮面」を今回も興味深く読んだ。「蘇莫者」に出てくる敦実親王が博雅の才能に嫉妬する姿に、映画『アマデウス』のサリエリを思い出した。出家していながら博雅殺害を企てるとは、この親王はどこまでも凡才だと思う。「麩枕」で朱雀門の鬼の正体が明かされるのも興味深い。葉二は、そういう笛だったのね。
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Kira
ネタバレ図書館本。決定版既読。この巻を読んだのはこれで四回目。四回とも「おれの弟」に感動している。特にラストシーンは、シリーズ中屈指の名場面だと個人的に思っている。かわいがっていた弟弟子をだまし討ちにされて失った平蔵の怒りが、仇討ちという形になる。見事、本懐を遂げた平蔵のよき理解者である京極備前守の仕草と微笑は、平蔵への称賛だろうか。何度読んでも、味わい深い一篇。
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Kira
図書館本。決定版既読。この巻を読むのは三回目だが、「殺しの波紋」は今回も印象に残った。信頼していた部下を成敗しなくてはならなかった平蔵の心痛を思うと、気の毒になる。
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Kira
図書館本。決定版既読。とはいえ、「密偵たちの宴」以外の話はほとんど忘れていたので、初読みの気分で楽しんだ。今回印象に残ったのは「白蝮」で、池波小説は性表現になかなか大胆だなと、あらためて実感した。
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Kira
ネタバレ図書館本。「初文庫化作品集」という副題にわくわくしながら読んだ。中篇「上泉伊勢守」は読了済みの長編『剣の天地』の原型だった。仇討ちがテーマの短編の中で表題作の「元禄一刀流」は、赤穂浪士討ち入りで愛弟子三人を失った剣術の師匠が、愛弟子たちとの日々をしのぶ話。吉良上野介に仕えた清水一学を討つ側になった奥田孫太夫の悲しみが心にしみた。堀部安兵衛と奥田孫太夫の師匠の目から見た忠臣蔵として、興味深い一篇だった。
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Kira
面白かった。20年以上前に一度読んだときには、これほど面白いとは思わなかった。この巻は神話の時代から始皇帝の天下統一まで。似たような名前の人物がたくさん出てきては歴史の舞台から消えていくので、覚えるのはあきらめて、ただもうエピソードを楽しんだ。読みやすい文章で語られる人物像はあまりにもドラマティック。欲望と裏切りの渦巻く春秋戦国時代を経て秦王政が登場すると、面白さが倍増してページをめくる手が止まらない。それでもまだ紀元前。次巻が楽しみ。
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Kira
何度目かの再読。あやのの天然ぶりに癒されながら、この物語はユーモア小説としてもいけるのではないか、と今回思った。縁を断ち切れずに背負った借金をどうにかするべく奮闘する直次郎は、かぎりなくやさしい男だと思う。ラストシーンには毎回、ちょっと切なくなる。いつも本書とセットで読む藤沢周平氏の『天保悪党伝』では感じることのない気持ち。
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Kira
ネタバレ何度目かの再読。「不作の生大根」という嘲りに傷つけられた女がたどる数奇な運命。それが鬼平こと長谷川平蔵と捕物にからんでくるストーリー展開が面白い。本書を読めば、また鬼平シリーズを読みたくなると解説にある。その通りで、鬼平を引っぱり出してこようと思う。
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Kira
ネタバレ購入しての再読。何度読んでも面白い。仇討ちによって人生を狂わされた者たちの悲哀に満ちた三篇が、今回も印象に残った。仇討ちといえば、忠臣蔵。「舞台うらの男」は、浅野家を退身して町人になった男が、赤穂浪士討ち入りに力を貸す物語。長編『おれの足音』をまた読みたくなった。
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Kira
ネタバレ図書館本。六代目大黒屋総兵衛の率いる古着屋大黒屋が、北町奉行所にいいがかりをつけられて商停止となり、総兵衛と大番頭の笠蔵が奉行所内に拘束される。総兵衛は違法な拷問を受けて瀕死の絶体絶命で、読んでいるこちらもハラハラした。その総兵衛の夢に現れたのは、新たな「影」だろうか。今度こそ、まともな「影」が機能して、大黒屋の新たな発展の邪魔をしないよう願う。シリーズのひとつの節目となる巻だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/09/02(2852日経過)
記録初日
2016/04/22(2985日経過)
読んだ本
2176冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
677674ページ(1日平均227ページ)
感想・レビュー
2116件(投稿率97.2%)
本棚
40棚
外部サイト
自己紹介

時代小説を読むことが多いです。ミステリやサスペンスも好きです。BLも読みます。

ナイスやコメント、ありがとうございます。こんな読書の楽しみ方もあったのだなと、幸せな毎日です。

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