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2024年4月の読書メーターまとめ

ホースケ
読んだ本
2
読んだページ
544ページ
感想・レビュー
2
ナイス
56ナイス

2024年4月に読んだ本
2

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ホースケ
この短い作品の中に、ちりばめられた珠玉の言葉、言葉。この先、AIがどんなに発達しようとも、これだけの文章は到底書けないであろうと何度となく思いながら読了する。伊豆を舞台に旅をしている学生である私と踊子との邂逅。たったそれだけの話なのだが、情景ごとに鮮やかに印象づけられる。はつらつとした踊子と孤独の影をまとう私の対比、青春の只中にある者の思い、冒頭と文末の妙。その美しい文章によって川端康成の魅力にすっかり酔わされることとなった。ただ他3編の話は『伊豆の踊子』に比べると、好みとは言えず理解することも難しかった
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
2

ホースケ
表題二作の素晴らしさが光る短編集。冷徹なまなざしと簡潔な文章。余計なものは何も無い、だからこそ深く心に残る作品なのだろう。『小僧の神様』は特に好きだ。仙吉とAの心情が共に謙虚に描かれることにより人間の良心というものの温かさを感じる。『雪の日』の雪が降る景色を墨絵に例える箇所もいい。雪の白と墨の黒。その美しさを想像する時、作者の表現力にただ感嘆する。『真鶴』海辺の情景を少年と弟が歩く。水兵帽という小道具を用いることにより、物語を格別なものに仕上げていくのも見事だ。”小説の神様”の異名をとるだけのことはある。
が「ナイス!」と言っています。
ホースケ
この短い作品の中に、ちりばめられた珠玉の言葉、言葉。この先、AIがどんなに発達しようとも、これだけの文章は到底書けないであろうと何度となく思いながら読了する。伊豆を舞台に旅をしている学生である私と踊子との邂逅。たったそれだけの話なのだが、情景ごとに鮮やかに印象づけられる。はつらつとした踊子と孤独の影をまとう私の対比、青春の只中にある者の思い、冒頭と文末の妙。その美しい文章によって川端康成の魅力にすっかり酔わされることとなった。ただ他3編の話は『伊豆の踊子』に比べると、好みとは言えず理解することも難しかった
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/09/22(2784日経過)
記録初日
2016/01/21(3029日経過)
読んだ本
391冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
111969ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
362件(投稿率92.6%)
本棚
19棚
性別
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