天、地に続き、人の巻。巻頭に「蠱毒」参加者292名の名簿が載っているが、残っているのはもう両手で数えられるくらい。参加者の様々な事情も語られ、壮絶なバトルシーンでも、ついつい応援したくなってくるのが、今村さんの上手いところ。この先はどうなるのか？天地人で終わらず、まだまだ物語は続きそうだ。

天、地に続き、人の巻。巻頭に「蠱毒」参加者292名の名簿が載っているが、残っているのはもう両手で数えられるくらい。参加者の様々な事情も語られ、壮絶なバトルシーンでも、ついつい応援したくなってくるのが、今村さんの上手いところ。この先はどうなるのか？天地人で終わらず、まだまだ物語は続きそうだ。

シリーズ2作目。両親の遺した定食屋を継ぐ兄妹。兄の哲史は思いを残した霊とフュージョンして（やっぱりドラゴンボールを連想する・笑）料理でその霊の思いを叶える。今回はだし巻き玉子、茹でとうもろこし、鯛茶漬けなど‥どれも美味しそうだ。酒好きの神様の無茶振りも笑えるし、人と人との繋がりを感じて温かい気持ちになれた。

中短編4話。全体的に、武士の生き様が描かれている。表題作は、通りすがりの女性を助けたことから、凄腕の剣士と戦うことになる片桐。スリルがある立ち合い、そしてやはり、藤沢作品に登場する女性は皆、しっとりとしてて芯は強く、とても魅力的だ。