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2024年11月の読書メーターまとめ

はな
読んだ本
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710ページ
感想・レビュー
2
ナイス
72ナイス

2024年11月に読んだ本
2

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • レイ

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

はな
「野心はなくても矜持はある。そうだろ?」―中盤の花垣の台詞で完全に持ってかれた。雄町が天才的な内視鏡技術を持ちながら小病院に留まる理由もここで腑に落ちて素直に格好良いと思ったし、見抜いてた花垣も夏川作品きっての好きなキャラになった。天才が全幅の信頼を寄せる天才って良いよね。全体のテーマもこの台詞に通じてる気がする。雄町はスピノザに準えて「この世の物事は予め定まっていてどうにもならない/けど悲観的にもならない」って考えてるし、純粋に目の前の患者と甥っ子にできる最大限を尽くそうとしてる。こんな30代になろう。
はな
2024/12/06 13:01

(以下若干ネタバレ有り) ・天才は頭の回転速すぎて糖分を過剰に欲するのか?と思った。 ・天吹の隣にスッと入って耳打ちするシーンに鳥肌。花垣に付いて行かんかった意味はここか。これもまた神の定めか。 ・西島くんさあ、男の嫉妬は気持ち悪いよ。 ・きっと読んだ人だいたい思ってるやろうけど、人生の最期はこういう医者に看取られたいな。 ・「借金は友とし、空腹は敵とせよ」って雄町家の家訓わりと好きかも。いやギャンブラー的危うさあるな。ていうかそのわりに雄町くん医者で稼いでて借金無縁やん。

はな
2024/12/06 13:02

・「俺も別に、お前さんが教授や学長を目指しているバリバリの野心家だなんて思っちゃいない。だが、いい仕事はしたいと思っているはずだ。どうせやるなら、一流の仕事をな」名台詞すぎてこれイケボ声優とか吹き替えしてくれへんかな。共感しすぎた。管理職にも出世にも興味ないけど「あの人なんでこんなとこおるんやろ勿体ねえ」とか言われるような、一流の授業ができる教師でありたいな。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
2

はな
「野心はなくても矜持はある。そうだろ?」―中盤の花垣の台詞で完全に持ってかれた。雄町が天才的な内視鏡技術を持ちながら小病院に留まる理由もここで腑に落ちて素直に格好良いと思ったし、見抜いてた花垣も夏川作品きっての好きなキャラになった。天才が全幅の信頼を寄せる天才って良いよね。全体のテーマもこの台詞に通じてる気がする。雄町はスピノザに準えて「この世の物事は予め定まっていてどうにもならない/けど悲観的にもならない」って考えてるし、純粋に目の前の患者と甥っ子にできる最大限を尽くそうとしてる。こんな30代になろう。
はな
2024/12/06 13:01

(以下若干ネタバレ有り) ・天才は頭の回転速すぎて糖分を過剰に欲するのか?と思った。 ・天吹の隣にスッと入って耳打ちするシーンに鳥肌。花垣に付いて行かんかった意味はここか。これもまた神の定めか。 ・西島くんさあ、男の嫉妬は気持ち悪いよ。 ・きっと読んだ人だいたい思ってるやろうけど、人生の最期はこういう医者に看取られたいな。 ・「借金は友とし、空腹は敵とせよ」って雄町家の家訓わりと好きかも。いやギャンブラー的危うさあるな。ていうかそのわりに雄町くん医者で稼いでて借金無縁やん。

はな
2024/12/06 13:02

・「俺も別に、お前さんが教授や学長を目指しているバリバリの野心家だなんて思っちゃいない。だが、いい仕事はしたいと思っているはずだ。どうせやるなら、一流の仕事をな」名台詞すぎてこれイケボ声優とか吹き替えしてくれへんかな。共感しすぎた。管理職にも出世にも興味ないけど「あの人なんでこんなとこおるんやろ勿体ねえ」とか言われるような、一流の授業ができる教師でありたいな。

が「ナイス!」と言っています。
はな
一人称視点が狸っていうもはや主“人”公ですらないトンデモ設定。頭おかしい兄弟ばっかやんって思ってたけど、最終的に皆好きになる不思議。っていうか基本狂ったキャラ好きやったわ。肝心なとこでの蛙矢二郎とドジっ子矢四郎の活躍が胸熱。家族ほっこり系の話かと思いきや、ちゃんと危機も謎もアクションもあって面白かった。特殊能力持ちももはや人じゃないのも大勢いる中で純人間の淀川教授とか弁天とかの方が狂気じみてて怖い。結局動物界で人間が一番恐ろしいって認識でOK?森見作品読んだら阿呆万歳面白さ最優先で生きようぜってなるよね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/02(2912日経過)
記録初日
2017/01/02(2912日経過)
読んだ本
227冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
77015ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
227件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
30歳
血液型
O型
職業
教員
現住所
兵庫県
自己紹介

高校国語教師です。
直木賞作家さん中心に読んでます。

生徒に勧めるときのために
勧められたときの記録用に
感想は字数制限めいっぱい書きます。


【個人的ベスト5】
1.須賀しのぶ「革命前夜」
2.伊坂幸太郎「マリアビートル」
3.青山美智子「赤と青とエスキース」
4.有川浩「塩の街」
5.森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」

【生徒に勧めたい5冊】
1.有川浩「阪急電車」
2.森絵都「DIVE!!」
3.綾辻行人「十角館の殺人」
4.辻村深月「かがみの孤城」
5.朝井リョウ「何者」

【推しシリーズ3選】
1.伊坂幸太郎「陽気なギャング」
2.有川浩「図書館戦争」
3.夏川草介「神様のカルテ」


世の国語教師は文豪の作品を勧めがちですし
そもそも現代文学読んでなかったりしますし

生徒はそのせいで国語嫌いになりがちですね
心の底から面白い本は現代にもありますよね

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