読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

nobue
読んだ本
9
読んだページ
2586ページ
感想・レビュー
9
ナイス
188ナイス

2024年5月に読んだ本
9

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • Yui Hase

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

nobue
5階建ての新築分譲マンション近くの公園にはカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。5人のマンション住民が頭、口、耳、足、目、を触ってカバヒコに願いをかける連作短編集。不思議な力でカバヒコがどうにかしてくれるわけではなく、自分自身で気づいたり考えたりして前に進んでいくわけだが、誰にも言えない悩みや苦しみをカバヒコが聞いてくれているというだけで心が落ち着いて冷静に考えられるようになるのかもしれない。人生いろいろリカバリー。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
9

nobue
エッセイなのかフィクションなのか、エッセイとフィクションを混ぜているのか、もしかしたら哲学なのか、よくわからない6話の短編集。プロローグで離脱しそうになったが斜め読みでなんとか読み進める。頭が良すぎる人の考えることを凡人の私が全く理解することができず、共感もできず、のめり込むこともできず。結局最後まで斜め読み。私とは相性が悪いようだ。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
5階建ての新築分譲マンション近くの公園にはカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。5人のマンション住民が頭、口、耳、足、目、を触ってカバヒコに願いをかける連作短編集。不思議な力でカバヒコがどうにかしてくれるわけではなく、自分自身で気づいたり考えたりして前に進んでいくわけだが、誰にも言えない悩みや苦しみをカバヒコが聞いてくれているというだけで心が落ち着いて冷静に考えられるようになるのかもしれない。人生いろいろリカバリー。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
いじめ、ストーカー、殺人、死刑囚、未成年者との淫行、クスリの売人など、6つの短編集。SNSの正義警察、正義中毒者が蔓延る今の日本、思い込んでしまう人たちにどんでん返しが待ち構えている。6つのうち「保護」だけはどんでん返されて読み直してしまったが、ほかはどこがどんでん返しなのかわからないものもチラホラ。「どんでん返された回数が多いほど頭が凝り固まっている!」と書かれていたので、1回だけの私はまだ凝ってはいないってことだろうか。なんにせよ、正義について考えさせられる内容であることは間違いない。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
言語障害があり聞き取れるものがおらず、半身に麻痺があり文字が書けないから誰にも言葉が届かない。尿意を我慢できず歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ蔑まれた九代将軍徳川家重と彼の言葉を解することのできた忠光の話。八代将軍吉宗の嫡男として生まれながら過酷なものを背負い、言葉が誰にも届かないというのはどれほどの恐ろしさなのだろう。主従の関係だけど心が通じ合った親友のような忠光と家重の絆。家重と正室比宮の絆。忠光と家重を見守る周りの人たち。感動ポイント多数あり。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
北鎌倉の縁切寺の娘として育ち離婚弁護士となった紬が、DVや浮気に悩む女性たちの離婚をなるべく良い条件で成立させていくお話。離婚は結婚よりもパワーが必要って本当なんだなぁと思わずにはいられない。私自身は離婚とは無縁と思っているが、なにがどうなるかわからないのが人生。少しでも良い条件で離婚成立させるには知っておかなければならないことがたくさんあるんだね。不倫は証拠を掴むまでバレたと気づかせてはならない、離婚届を突きつける前に弁護士に相談などなど。この先の人生でそんなことをしなくて済むよう願うばかり。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
マッサージ店で働くさくらは、客として来ていた松原と交際するようになるが、モラハラに気づいて1か月ちょっとで別れを切り出す。その後松原がストーカーと化し、さくらがどんどん追い込まれていく物語。さくら視点と松原視点、交互に物語は進むが、とにかく松原の行動も思考もすべてが気持ち悪いし怖い。さくらの周りにはさくらを守ろうと動いてくれる人がたくさんいるのにあんな結果になってしまうのは「努力に対して運が味方した」だけなのだろう。現実のストーカー事件もこんな風に起こっているのかもしれないと思うと、救いがない。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
~虫が苦手という人は多いが、虫の世話になっていない人は地球に一人もいない~ノルウェーの昆虫学者が書いた昆虫愛溢れる本。昆虫は地球のサイクルに完璧に組み込まれていて、私たちの生活に欠かせない存在だと気づかせてくれた。子どものころは平気で触っていたのに大人になると触るどころか視界に入るのも嫌な存在になってしまった昆虫たちだけど、たとえGであってもヒトが学び助けられている部分がたくさんあるわけで。たとえGであっても!!2023年高校生の課題図書だったらしいが、昆虫が苦手になった大人にも是非読んでもらいたい。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
コロナ禍に小学生だった二人の女の子を主人公に、その15年後までの物語。突然の休校、生活ルールの変更、あれはダメこれもダメ、マスクと消毒ソーシャルディスタンス、世界中の人たちがそれまでの生活様式を変えざるを得なかったあの期間。コロナ前とは全く違う子ども時代を送り、15年の時を経てどう成長しているのか。その世代だからこそ諦めたこと失ったものも多いけれど、その世代だからこそ感じたこと、考えたこと、出会えたこともゼロではないと思える内容。大人はもちろん、コロナ禍に子どもだった人たちにも読んでもらいたい本。
が「ナイス!」と言っています。
nobue
猫弁シリーズ、シーズン2の3作目。男性恐怖症の所有者が把握していなかった幽霊屋敷、ペットを人質にペットホテルに立てこもる犯人、お見合い連敗で結婚を諦めようとしている公務員、大学受験と人助け、弁護士事務所の引っ越し問題などなどいろいろあるが、今回も気持ちが良いくらいに繋がっていく。同棲を開始した猫弁と婚約者だが、猫弁は多分同居くらいにしか考えていないし、それを良しとする婚約者はもうそういうカップルだと思うほうが面白い。とはいえ、少しずつ距離が縮まっているように見えるので今後も楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/05(2720日経過)
記録初日
2016/11/10(2776日経過)
読んだ本
899冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
279282ページ(1日平均100ページ)
感想・レビュー
817件(投稿率90.9%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
自己紹介

好きな作家は、小学生の頃ボッコちゃんに出会って以来、ずっと星新一。
その他は特にこだわりがなく、ジャケ買いするし、映像化されると聞けば気になるし、ドラマや映画を見た後に「原作を読みたい」と思って読むこともあるし、身近な人に勧められたら読むし、テレビやラジオで紹介されたら気になるし、とにかくミーハーで手あたり次第。
そのくせベストセラーと言われる作品・作家にはなかなか手を出さない天邪鬼。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう