小玉が受けている仕打ちの部分は読み飛ばそうかと思ったほど辛かった。中学生の頃から伊坂作品を読んで、お守りのように持ち歩いていた私も歳を取ったなあ。 若い頃は何故かそこまでしんどくなかったんですよね、辛いシーンも。この歳になるとフィクションとして読めなくなるというか、今この瞬間こうゆう目に遭っている人がこの空の下にいるのではと思い過ぎてしんどい。それでもどこか飄々としたフーガとユーガに救われる。途中伊藤と優午のことが出て来てほっこりしました。

殺されたやり方と同じ方法で殺せばいいと、今までに思ったことも口に出したこともあった。でも実際はこの物語より辛いだろうということも分かる。他の本で読んだ、「人間は頭がいいくせに馬鹿だ。頭がいいから馬鹿だ」という言葉がよぎる。何も考えずに執行できたらどれだけいいんだろうな。する方も見届けるほうも正気ではいられないよ。

小玉が受けている仕打ちの部分は読み飛ばそうかと思ったほど辛かった。中学生の頃から伊坂作品を読んで、お守りのように持ち歩いていた私も歳を取ったなあ。 若い頃は何故かそこまでしんどくなかったんですよね、辛いシーンも。この歳になるとフィクションとして読めなくなるというか、今この瞬間こうゆう目に遭っている人がこの空の下にいるのではと思い過ぎてしんどい。それでもどこか飄々としたフーガとユーガに救われる。途中伊藤と優午のことが出て来てほっこりしました。

みなさんの感想を読んでいると、読書家の方たちはタバコを吸わない方が多いのかなと感じた。 本を読むという行為自体、集中力が必要で長ければ何時間も読むことになるだろうから、喫煙者にはその集中力が続きにくいのかも？と勝手なことを思ったり。私は非喫煙者ですが、喫煙者を見ていて思うのは、タバコを吸う前と後では余裕の無さが全然違うな、と。吸う前はなんだかイライラしている印象だし、人を待たせてでも一服するあたりこちらの方がよほどイライラさせられることに気づいていない。

面白く読めた。「温室の友情」と「幸福な離婚」 どちらにも広告代理店の西村が出てきて笑った。