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2024年8月の読書メーターまとめ

ankyh321
読んだ本
15
読んだページ
4113ページ
感想・レビュー
11
ナイス
100ナイス

2024年8月に読んだ本
15

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ankyh321
かなり売れてる本でドンデン返しのある物語が5篇。オムニバス。『三者面談』→『惨者面談』と、『三角関係』→『三角奸計』と、文字変換が面白い。 それぞれ短編だから読みやすく、面白いって言えばそうなのだけど、トリック的には単純な話の結末をやたらと長引かせている感じが無きにしも非ず… どうせなら一つの物語として、もっと重厚な感じを期待したけど、表紙も小学生の男の子のようなだし、小中学生読者をターゲットととした一冊のような気がする
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
11

ankyh321
死神シリーズの第三弾ですが、私はJミステリー2022 spring に掲載された『黒猫と薔薇の折り紙』を先に読んだ為、この続きとなる本作『死神と天使の円舞曲』 を読んだという次第。死んだ人の魂を天に昇らせる『道案内』という霊的?な存在。それがそれぞれゴールデンリトリバーのレオと黒猫のクロの肉体を借りて、協力しながらこの世の地縛霊や未練を断ち切らせて、昇華させていくっていう話。如何にも医師である知念さんが考える、スピチュアル的な物語でした。これは『優しい死神の飼い方』『黒猫の小夜曲』も読まねばと、思いました
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ankyh321
2006年の作品で、真梨幸子3作目。マンションでの2人の女性田宮瑤子と吉崎満紀子が殺される。満紀子は子宮ごと取り出されている。経口中絶薬『RU486』も話題になっていて、この時代ではまだ未承認薬。海外ではとっくに認可されていて、日本でもようやく今年2024年に認可されている。ライターの楢本野江がこの事件を追っていくが、最後の最後で瑤子との接点が浮かび上がる。真相解明まで、女同士の見栄や妬み嫉みが浮かびあがり、表面と裏の顔があり、なんとも言えないドス黒い感じがありました。
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ankyh321
Uber eats ならぬビーバーイーツ。宅配サービスを利用して、難解な殺人事件などを解明するコックと運び屋。1話ずつ完結のオムニバスで、依頼人や運び屋はそれぞれ違うけど、解明するコックが謎の人物で、美少年らしい。法外なな報酬を受け取る代わりに、この事を口外すると、殺されてしまう。最後までこの謎のコックの正体が明らかにされないのがモヤモヤする。読みやすいのだけれども、どうとでも話が作れる感じで、特にどんでん返しがあるわけでもなく、イマイチかなー。
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ankyh321
ホンタメのあかりんが紹介していて、2008年刊行。6人の作家さんによるオカルトミステリー。真梨幸子さんの『ネイルアート』が読みたくて、図書館で借りてきた。予想を裏切らず面白かった。サイトの管理人になって、それに巻き込まれて破綻する女性の話。他には西澤保彦さんの『シュガーエンドレス』が料理題材にしていて、砂糖の過剰摂取の果ての怖い話。北山猛邦さんの『恋煩い』恋愛に関するおまじないの話なんだけど、ラストの終わらせ方がゾッとする。この三作品が個人的に面白かった。
ankyh321
真梨幸子2作目。心中とあるから、男女の色恋物語かと思いきや。冒頭で難関中学受験に合格した後、家庭内暴力で逆に父親から殺されてしまう少年A。一章は1話ごと交互に現代と過去の話になっていて、伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』のようです。この青年(久保)と吉沢さんが、過去のエピソードで登場する少年少女であることは最後の方でわかり、冒頭の少年Aとこの2人は接点はないが、吉沢の伯母さんが絡んでおり、真梨さんの作品は、相関図を思い浮かべ、尚且つ読了した後もう一度ページをおさらいして、ようやく理解できる感じ。
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ankyh321
桐野夏生さんの作品は今、問題視されている事柄を題材にしているのが多く、やはり新刊として出た時に読むべきかと思いました(数年経つと古い題材に感じてしまう) そしてこの作品。小説家にとっては末恐ろしい。戦前の治外法権のような表現の自由が全く無視され、一般的によろしくないとされている作品を出す作家を何の説明もされず強制的に監禁し、転向(寝返る)するまで永久に出られない。死ぬか狂うか偽るか?自分の意思を全く尊重されない絶望的な世界の話。フィクションだけど、いずれこんな世界がきてしまうのか?言論、表現の自由とは?
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ankyh321
かなり売れてる本でドンデン返しのある物語が5篇。オムニバス。『三者面談』→『惨者面談』と、『三角関係』→『三角奸計』と、文字変換が面白い。 それぞれ短編だから読みやすく、面白いって言えばそうなのだけど、トリック的には単純な話の結末をやたらと長引かせている感じが無きにしも非ず… どうせなら一つの物語として、もっと重厚な感じを期待したけど、表紙も小学生の男の子のようなだし、小中学生読者をターゲットととした一冊のような気がする
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ankyh321
最後の知念実希人さんの作品『黒猫と薔薇の折り紙』だけ、物語自体は終了しているのですが、そこに出てくる黒猫が主人公となった続きの話が『死神と天使の円舞曲』というタイトルで刊行されていて気になるので、読んでみようと思います。
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ankyh321
真梨幸子の新作。タイトルからしてゾクゾクしてしまう。 フィクションとはいえ、宗教法人はあんなにもえげつない物なのかーと、思わせてくれる。 高校時代はとても目立つ存在で女神のように思われてた奥寺色葉が普通の主婦になり、25年ぶりに同窓会に出席して、その頃地元で話題になった厚木バラバラ殺人事件の話を思い出す。色んな伏線がまたもあり、この人はあの人なのねーと、最後の種明かしを読み切ってから、またパラパラと最初から流してみると、また違った面白さが見えてくる。 世代がちょい上くらいだから、村下孝蔵の初恋は歌える。
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ankyh321
図書館のコーナーにあって、タイトルを見て借りました。読書メーターを利用している方々なら、本好き、読書好きは当たり前。即ち、本屋、図書館が好き。電子書籍よりも絶対に紙の本でないと嫌だし、買う事は少なくても本屋をブラブラするのが好き。ホントに本屋は減ってきてる。かと言って若い人たちが読書してないとも言えない。本書は専門的なことも書いてあって難しい部分もあるけど、『セレンディピティ(偶然の幸運を手に入れる力)』を持ってるだろう私には、本屋がなくなるなどあり得ないと、声を大にして言いたい。
小島俊一
2024/08/09 20:11

ありがとうございます♪そんな声をあげてくださることが閉鎖された出版界を変える原動力になります。

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ankyh321
消費者金融に勤務したことがある、内部事情の諸々の話。 審査も案外厳しく、お金を貸して、回収するのだけれど、全額返済されると、金利が取れないので、あくまで一部返済くらいが丁度いいという、裏事情が見れました。 自転車操業を繰り返しすぎて、どんどん借入が増えて首が回らなくなったり、他社との借入も含めて、不動産を担保にするおまとめローンの話とか、色々あるものだと、関心しました。借金はやっぱりしない方がいい。そう思わせる本でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/04(2787日経過)
記録初日
2013/02/12(4240日経過)
読んだ本
576冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
195207ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
348件(投稿率60.4%)
本棚
117棚
性別
外部サイト
自己紹介

レビューに沢山の方からナイスを頂きありがとうございます😊。ミステリー小説やノンフィクションが好きです。好きな作家は東野圭吾、誉田哲也、村田沙耶香、湊かなえ。
まだまだ読めてない本が沢山あって、時間を作るのが大変。家事とか一切しないで読書に没頭してみたい…。月2〜3冊は読みたいな〜。

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