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2024年9月の読書メーターまとめ

Erina
読んだ本
7
読んだページ
1968ページ
感想・レビュー
7
ナイス
42ナイス

2024年9月に読んだ本
7

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Erina
構成とテンポのいい会話は独特でよかったけれど、なんといっても描写や語り口がなんとも言い訳がましく感じられて、さすが名作さすがベストセラーと皮肉っぽく思ってしまった。フィクションでないかのように見せる努力が過剰なのかな?序盤と終盤はともかく、途中で読むのやめちゃう人も多いんじゃないかと思うほど。それから、女性に関する書き方なんてとくに、古めかしい男の理想&幻想&夢ではないですか、と突っ掛かりたくなる。百年前の英国的感覚とはいえ白けた。でも芸術家を題材にすると謎めいて面白そうな筋書きが生まれるのが不思議。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
7

Erina
著者の、文学への信仰心がものすごく伝わってくる。ドン・キホーテやボヴァリー夫人に関する講義が具体的でおもしろかった。紙で流通する物語はたしかに燃える。では、電子的にデータ化された現代の物語はどうだろう?誰もいなくなる?いや、むしろ、血の通ったホンモノの物語だけが後世へ残っていくように私は思った。
が「ナイス!」と言っています。
Erina
桜木紫乃の作品は初。雑誌かなにかのコラムやインタビューでの印象と違って硬派というか淡々とした文体にまず驚き、そして、核心に迫らない(迫れない?)この物語のもどかしさに悶々とした。主人公の描かれ方が不憫に思える場面が多く、あまり共感も感情移入もできなかったが、状況設定や北海道という舞台のディテールがおもしろくて最後まで読めた。脇役はとくに、男も女もどこにでもいそうな普通さが徹底していて、ある意味、それが著者の腕前なのかもしれない。ちなみに解説の文章がよかった。
が「ナイス!」と言っています。
Erina
日経で吉本ばななの書評を読んだのがきっかけ。たしか同時期に事務作業関連の本が別にも出ていて、それと混同していたのだが、中身は全然違った。コッチは人生計画の話でした。これを事務と命名した著者はうまいと思う。世間でいう意味とはだいぶ異なる。ちゃんと自分の人生を歩みたい人には役立つはず。逆に、そういう発想のない人にはよくわからない内容になっているような気がした。社会の波にのみ込まれる前に読みたい本。
が「ナイス!」と言っています。
Erina
著者の書いてるテーマが個人的な関心事と共鳴しているのを感じる。人生や現実の社会が文字に映されてるかんじが、読んでいて心地よい。作品として発表してくれて、その上で日本語に翻訳されていることはありがたいけれど、正直、記述マニアというか言語化マニア的な赤裸々さに驚く。自伝に近い内容をよくこんなに公表できるなあと感心、そして尊敬。ついでに文字が大きくて読みやすかった。(お年寄り風な感想……)
が「ナイス!」と言っています。
Erina
Kindleの読み放題で流し読み。有名な作家とはいえ、結局のところはコツコツコツコツ書き続けた努力がものを言うのだなと至極真っ当な感想を抱いた。焦らず急がず人生を歩みたい。
が「ナイス!」と言っています。
Erina
構成とテンポのいい会話は独特でよかったけれど、なんといっても描写や語り口がなんとも言い訳がましく感じられて、さすが名作さすがベストセラーと皮肉っぽく思ってしまった。フィクションでないかのように見せる努力が過剰なのかな?序盤と終盤はともかく、途中で読むのやめちゃう人も多いんじゃないかと思うほど。それから、女性に関する書き方なんてとくに、古めかしい男の理想&幻想&夢ではないですか、と突っ掛かりたくなる。百年前の英国的感覚とはいえ白けた。でも芸術家を題材にすると謎めいて面白そうな筋書きが生まれるのが不思議。
が「ナイス!」と言っています。
Erina
描写やシーンはテンポよく進んで愉快なのに、肝心なところで下品……なのが著者の作風?業界の裏側を暴くような説明的な文章はたしかにおもしろいんだけど、物語としての余韻は残らない。でも力技で書ききってしまうエネルギーはすごいと思う。この作品は本来原作にあたるのだけど、読んだ感触はドラマや映画のノベライズみたいだった。そして、「木」がたくさん入ったペンネームの逸話、さすが「柚木麻子」!と納得。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/07(2771日経過)
記録初日
2017/03/07(2771日経過)
読んだ本
285冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
75511ページ(1日平均27ページ)
感想・レビュー
220件(投稿率77.2%)
本棚
0棚
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