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2023年12月の読書メーターまとめ

Kazuko Ohta
読んだ本
8
読んだページ
2077ページ
感想・レビュー
8
ナイス
631ナイス

2023年12月に読んだ本
8

2023年12月のお気に入られ登録
3

  • solaris
  • じょん
  • みも

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kazuko Ohta
ネタバレ映画版は公開初日のレイトショーにて、この原作をまだ半ばほどまでしか読んでいない状態で鑑賞しました。そうですか、菜々緒演じる戸城を刑事ではなくプロファイラーということにしたのですね。それも含めて、登場人物を若干減らしたからか、映画版のほうがスッキリしている印象。原作の二宮よりも映画の二宮のほうがずっと好きだと思えるのは亀梨和也のおかげなのか。原作ではこうなる日が来るだろうと剣持から示唆されていたことが映画のラストシーンになっています。人の心を持った二宮が映美に対して取った行動がちょっぴり切なくもありました。
が「ナイス!」と言っています。

2023年12月の感想・レビュー一覧
8

Kazuko Ohta
ネタバレ“よろず建物因縁帳”の春菜のことをあまり好きでないという人は結構多かったかと思いますが、私は春菜のことは好きで、それよりもこっちの清花のことのほうが最初は鼻についたものです。それが今やこんなにも温かみのある人になっている。彼女の義母がまた素晴らしくて、私はひそかに澄江ファン。親による虐待が頻繁にニュースとなる昨今、少年のことを思うと胸が苦しい。襲ったわけではない、助けてくれたのだとわかったときは涙が溢れました。星が見えるほうが幸せだと人間の尺度で思いがちだけど、そうとは限らない。チームの決断に賛同します。
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Kazuko Ohta
ロングラン上映中の映画『福田村事件』の森達也監督。私が彼の名前を知ったのは20年以上前のこと、映画監督としてではなく『放送禁止歌』の著者としてでした。何も知らずに過ごした小学校時代。中学校に入って初めて同和地区の存在を知って驚いたものです。そして大人になって『放送禁止歌』を読み、また衝撃を受けました。本作でその衝撃再び。映画『シティ・オブ・ゴッド』のことも思い出す。平然と殺戮を繰り返す少年たちには、自分が生きるためなら良い悪いもないのだと。誰かの指示がなくても虐殺は起きる。ひとりひとりは優しいはずなのに。
cao-rin
2023/12/26 22:35

私も積んでます。心して読みたいと思います😔

Kazuko Ohta
2023/12/27 07:55

cao-rinさん、ごぶさたしています。いつもありがとうございます。そうですね、ちょっと覚悟を決めて読まねばならない本ですね。なかなかにめげました。

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Kazuko Ohta
凄く良かったかと聞かれるとそうでもなかった気がするのに、妙な心地良さが残ります。ぎすぎすした世の中で、自分の思うようには事が運ばず、ふて腐れているところを人に見せたりはしないけれど、鬱々とした気持ちで毎日を過ごしている主人公たち。でも意外とまわりには幸せな瞬間が落ちていて、それを拾えば前向きになれるかもしれない。少なくとも、嫌いだった自分のことが好きになれそうに思います。どの話も好きでしたが、『アルノーと檸檬』が心に残りました。伝書鳩に詳しくなり、苦手だった鳩の見方が180度変わる。愛らしくすら感じます。
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Kazuko Ohta
ネタバレやっぱり私には芥川賞を理解するアタマがありません。一字下げの段落にはなっているものの、行は詰まったままだから、どこで休めばいいのか困惑したまま最後まで一気に読む。きっと私にはわからないと思っていたので、先に映画版を鑑賞しました。そうしたら主人公の職業も違う、心中もしない、同じ女性を巡る話でもなくて再び困惑(笑)。わかりやすいぶん、映画版のほうに惹かれるものの、比べてみるのはとても面白い体験。映画版は芥川賞受賞作を直木賞にちょっと寄せたふうに私には思えましたが、最後だけは芥川賞。でもエンドロールは直木賞か。
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Kazuko Ohta
あらっ、内藤さんの新シリーズ!?と一瞬思い、スピンオフかと少し遅れて気づく。名前を見ただけで気づかなきゃいけなかったよ、永久くん、ごめん。おそらくこの1冊だけを読んでも話についていけなくはないと思いますが、シリーズを読んでいた者にとっては感慨ひとしお。たぶん、親のような気持ちになる。さらにはオールスターキャストでウハウハ状態に。さすがに曳き屋までは出てきてくれませんけれども(笑)。生来邪悪なものというのは存在して、おそらくそれは変わらないと思っている派ですが、永久を見ていると、変わるのだと思う。思いたい。
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Kazuko Ohta
ネタバレそうよ、あのルメートルだよと覚悟はできていたはずなのに、またしても絶望の底に叩き落とされました。友達のいない12歳のアントワーヌ。そんな彼に唯一なついていた6歳のレミを故意ではないとはいえ殺してしまった。いつバレるのだろうかと、私たちはアントワーヌと共に緊張を強いられることになります。しかしバレない。ずっとバレない。その年も、10年以上が経過しても。だけど、バレていなかったわけではないと知ったら。彼のことは好きになれません。でも、彼がこの先どう生きていくのかは気になる。確かにあの時、あの森で死んだも同然。
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Kazuko Ohta
ネタバレ映画版は公開初日のレイトショーにて、この原作をまだ半ばほどまでしか読んでいない状態で鑑賞しました。そうですか、菜々緒演じる戸城を刑事ではなくプロファイラーということにしたのですね。それも含めて、登場人物を若干減らしたからか、映画版のほうがスッキリしている印象。原作の二宮よりも映画の二宮のほうがずっと好きだと思えるのは亀梨和也のおかげなのか。原作ではこうなる日が来るだろうと剣持から示唆されていたことが映画のラストシーンになっています。人の心を持った二宮が映美に対して取った行動がちょっぴり切なくもありました。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
ネタバレ第3話は思いっきり途中で終わってしまうので、第4話を続けて読まねばなりません。搭乗間際に慌てさせられたものの、なんとか無事搭乗したトラブルメーカーの客。しかしやっぱりそのままでは終わらず、爆弾テロ騒ぎに発展。が、仁志村署長が狙いを定めていたのはそいつだけじゃなかったんですねぇ。……なんて書きはじめると、15分あれば読めてしまう話を全部ネタバレしてしまうことになりそうです(笑)。毎回だいたい2話完結型の事件が発生すると思ってよろしいですかね。12月中に既刊の全話を読めば、読了冊数を荒稼ぎできるでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(2626日経過)
記録初日
2017/05/06(2611日経過)
読んだ本
1251冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
399305ページ(1日平均152ページ)
感想・レビュー
1239件(投稿率99.0%)
本棚
11棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128
自己紹介

映画と本が大好きです。映画は劇場で300本、DVDで50本、年間計350本。本は年間150冊前後といったところ。何でも観て何でも読みます。

何でも読みますが、基本的には小説が好きです。特にお気に入りの作家は(敬称略)、森見登美彦、荻原浩、奥田英朗、重松清、伊坂幸太郎、浅田次郎、東野圭吾、池井戸潤、吉田修一、米澤穂信、小川洋子、角田光代、桜木紫乃、遠田潤子、乃南アサ、西加奈子、宮下奈都、瀬尾まいこ、大崎梢。京極夏彦の“百鬼夜行”シリーズと“巷説百物語”シリーズ、金城一紀の“ゾンビーズ”シリーズも大好き。好きとは言いがたいのに必ず読んでしまう作家は、道尾秀介、湊かなえ、辻村深月。ずっと時代小説が苦手でしたが、『みをつくし料理帖』に感激。高田郁、葉室麟、朝井まかての時代小説、そして田中啓文の“お奉行様”シリーズであれば読みます。2015年来のマイブームの作家は、高野秀行、山本幸久、三羽省吾。2020年現在、内藤了と中山七里にもハマっています。

職場に出入りしている本屋さんならば支払いが年2回なのをいいことに、気になる本をどんどん注文していたら、いつのまにか積読本が300冊超え。支払い時はいつも唖然呆然。

泣きのハードルは低いですが、主人公の「がんばってるアピール」が強いのと、「(あの若い子、ワタシのこと好きなんだわ、みたいな)ジジババの妄想系」は苦手です。笑いのハードルは大阪人ゆえそれなりに。

最初に利用した読書管理ツール“ソーシャル・ライブラリー”の外部連携サービスが煩雑化したため、2015年9月、やむをえず“ブクレコ”に移行。今度は“ブクレコ”のサービス終了で、2017年5月、レビューのあるものだけはぶらさげて“読書メーター”に引っ越してきました。

ほぼ映画のブログ“夜な夜なシネマ”、やってます。
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128

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