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2025年3月の読書メーターまとめ

Kazuko Ohta
読んだ本
10
読んだページ
3400ページ
感想・レビュー
10
ナイス
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2025年3月に読んだ本
10

2025年3月のお気に入られ登録
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2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kazuko Ohta
主人公の勤める店が“キッチン常夜灯”だと思い込んで読みはじめたものだから、30頁ほど進んでからその思い込みに気づいて「おおっ」。私はひとりごはんもひとり飲みも大好きです。行きつけのお店で誰かと話したいとかではなく、単純に美味しいものを食べて飲みたいだけなんですけれど。飲みながら本を読むのも最高だし。そんな風な、どんな使い方もできそうな常夜灯。弟を癌で亡くした身としては、第5話だけは少し感傷的すぎて苦手だったものの、みもざの勤務先での話も心に刺さる。きっといいところは前からあった。そこを見る自分でありたい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年3月の感想・レビュー一覧
10

Kazuko Ohta
たまに物凄くゲスい話を読みたくなることがあります。この本もそんなときに買ったものの、『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』がモチーフになっていると知ってさすがに読めず、8年近く経ちました。基となった事件が起きたとき、最初は大ニュースになったのに、途中からメディアが報道しなくなったのも納得できるほどえげつない。なぜ洗脳されてしまうのか。いくらでも逃げるチャンスはあったのではないのか。私は絶対に洗脳なんてされないと思っているけれど、こう思っている者のほうが危ないのかもしれません。どこかに城がまだありそう。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
同じ系統といっては失礼なのかもしれませんが、原田ひ香と垣谷美雨の著作のタイトルはどっちがどっちかわからなくなることがよくあります。同じような話だしなぁというのもこれまた失礼なことだけど、だからこそ和むというのか胸がすくというのか。ただ、美菜代にはかなり鬱陶しさを感じてしまいます。職種は違えど中山七里の『能面検事』で事務官を務める美晴を思い出し、ちょっと黙っといてんかと叫びそうになりました(^^;。人生で復讐したいほどムカつく出来事は何度かはあったはず。復讐に走らなかったからこそ今があるということなのかな。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2025/03/27 22:07

☆ 横レス失礼します。今はこういう言い方をしなくなったのですが、昔は「中間小説」というジャンルがあって、佐藤愛子や田辺聖子がバリバリと作品を出していました。ご感想に名前の挙がったお二方はそうした小説の系譜を継ぐ作家さんのように思えます。長文駄文失礼。

Kazuko Ohta
2025/03/28 07:03

本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)さん、なるほど、中間小説ですか。佐藤愛子や田辺聖子というと大家のイメージがありますから、その系譜を継ぐ方々というのは楽しみですね。中間作家という言葉を知らなかったので、教えていただいて嬉しいです。ありがとうございます。(^^)

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Kazuko Ohta
大好きな三津田さん。平気さ♪と思いながら夜中に家で読んでいたらやっぱり怖くなり、出かけるときに電車の中で読むことに。いくつもの字体が使われている理由を知ったときはなるほどと納得。しかし通常の字体より洩れなく小さく変わるから、いつもの三津田さんほどはポンポン先へ進めない。最後まで読めばアナタにも何かが起きるかも……的な煽りに恐れをなして飲酒したが最後、終盤はすっかり酔っぱらってワケがわからなくなりかけました。どんな恐怖も掻き消す酒の力がいちばん恐ろしいと思うのでした。よう見てよう聴けよ、私。(^O^;
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Kazuko Ohta
ネタバレ【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】読んだのが4年半近く前だから、内容をつぶさに覚えているわけではありません。ただ、「鬼畜ノワールサスペンス」と評する以外ないと自分で書いたのを思い出す。映画版も終盤のわやくちゃ騒ぎは凄絶で笑ってしまうほどでした。ここで誰かに雷直撃とか、さすがにないか(笑)。まるで共感の持てない登場人物たちに嫌悪感すら抱くのに、スピード感もあって目が離せません。北村匠海、河合優実、窪田正孝、みんな○。木南晴夏の姿がつらかったけれど、放りっぱなしにしない城定秀夫監督の目線が好きです。
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Kazuko Ohta
ネタバレ【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】予告編からは、「男」を演じるのが高橋文哉で、映画では死なずに多聞を送り届ける役目を果たすのだろうと思っていました。その通りではあったものの想定外の改変。最初には死なずに、西野七瀬演じる「娼婦」が引き取った多聞を追いかけてきます。彼女から多聞を託されてから事故死して、あとは幽霊となった彼が多聞を連れて行くって、こんなのあり!?と唖然とする私を除いて劇場内は涙の渦。私も最後はさすがに泣いたけれど、原作とはほぼ別物の展開。西野七瀬が歌う『ヘビーローテーション』聴けます。
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Kazuko Ohta
中山七里シリーズオールスターキャストと言うほどではないにせよ、他シリーズの主役陣がカメオ出演以上にバッチリ出てきて仕事をする様子が見られます。DNA型鑑定が導入された頃、それが如何に盲信されていたか、そのせいで冤罪が生まれたことは『殺人犯はそこにいる』を読んだときに知って衝撃を受けました。本作と併せて再読したい。柔和そうな氏家さんだけど、あれほどクセの強い面々とやりあえるのだから決して普通ではない。光崎先生の屈託のない笑顔は私も見たいなぁ。ついでにアマゾネスの女らしい面も。って言うとセクハラになりますか。
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Kazuko Ohta
たぶん犬の話を読むたびに書いていることですが、私は犬よりも猫派です。だけど毎回、猫じゃなきゃ泣けないなんてことはなくて犬にも泣かされっぱなし。これも最後ボロ泣き。最近読む機会が減っていたこの著者については、その昔、香港映画にハマっていた頃に、香港映画好きのせいでこんなペンネームになったと知って物凄く嬉しかったことを思い出す。映画の予告編を観ると、高橋文哉演じる青年が犬を届けるまでずっと一緒に居るふうでしたけれども、それじゃこの原作とはまるで違ってきちゃいますね。どんなふうに映画化されているのか楽しみです。
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Kazuko Ohta
ネタバレ「絶対に予測不能な衝撃のラスト」って煽りすぎじゃあないかと思うものの、確かに予測不能。主人公は、推理作家だった父親とそのファンだった母親の間に生まれた不義の子。人間としてはクズらしいけど作家としては皆が絶賛する父親。と言っても主人公は父親に会ったことなど一度もない。父親から無視された存在だと思っていたのに、紙の本を読むと目がちかちかするという話がここに繋がるのですね。実在の作家の名前が出てきてウキウキ。特に京極夏彦ファンなら狂喜。京極さんの凄さがわかるこの本もページ跨ぎなしじゃあないか。ニヤリとしました。
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Kazuko Ohta
電車内の広告に最後の謎解き問題が挙げられているそうですね。電車通勤の同僚が解こうとしたけれどわからないとのこと。そりゃそうだ、こんな解答だなんて本編を読まなきゃわかるまい(笑)。『変な家』を読んだときは、売れる本ってこういうものかと若干冷ややかな気持ちを抱きました。これも「売れる本」という点ではそうに違いありませんが、『変な家』よりもミステリーとしてずっと面白い。ツッコミどころは多くも、謎が解き明かされていく過程が気になって読むのを止められず。どうしても謎の答えが知りたいという同僚に全部喋ってすみません。
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Kazuko Ohta
主人公の勤める店が“キッチン常夜灯”だと思い込んで読みはじめたものだから、30頁ほど進んでからその思い込みに気づいて「おおっ」。私はひとりごはんもひとり飲みも大好きです。行きつけのお店で誰かと話したいとかではなく、単純に美味しいものを食べて飲みたいだけなんですけれど。飲みながら本を読むのも最高だし。そんな風な、どんな使い方もできそうな常夜灯。弟を癌で亡くした身としては、第5話だけは少し感傷的すぎて苦手だったものの、みもざの勤務先での話も心に刺さる。きっといいところは前からあった。そこを見る自分でありたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(3156日経過)
記録初日
2017/05/06(3141日経過)
読んだ本
1359冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
432254ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1347件(投稿率99.1%)
本棚
12棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128
自己紹介

映画と本が大好きです。映画は劇場で300本、DVDで50本、年間計350本。本は年間150冊前後といったところ。何でも観て何でも読みます。

何でも読みますが、基本的には小説が好きです。特にお気に入りの作家は(敬称略)、森見登美彦、荻原浩、奥田英朗、重松清、伊坂幸太郎、浅田次郎、東野圭吾、池井戸潤、吉田修一、米澤穂信、小川洋子、角田光代、桜木紫乃、遠田潤子、乃南アサ、西加奈子、宮下奈都、瀬尾まいこ、大崎梢。京極夏彦の“百鬼夜行”シリーズと“巷説百物語”シリーズ、金城一紀の“ゾンビーズ”シリーズも大好き。好きとは言いがたいのに必ず読んでしまう作家は、道尾秀介、湊かなえ、辻村深月。ずっと時代小説が苦手でしたが、『みをつくし料理帖』に感激。高田郁、葉室麟、朝井まかての時代小説、そして田中啓文の“お奉行様”シリーズであれば読みます。2015年来のマイブームの作家は、高野秀行、山本幸久、三羽省吾。2020年現在、内藤了と中山七里にもハマっています。

職場に出入りしている本屋さんならば支払いが年2回なのをいいことに、気になる本をどんどん注文していたら、いつのまにか積読本が300冊超え。支払い時はいつも唖然呆然。

泣きのハードルは低いですが、主人公の「がんばってるアピール」が強いのと、「(あの若い子、ワタシのこと好きなんだわ、みたいな)ジジババの妄想系」は苦手です。笑いのハードルは大阪人ゆえそれなりに。

最初に利用した読書管理ツール“ソーシャル・ライブラリー”の外部連携サービスが煩雑化したため、2015年9月、やむをえず“ブクレコ”に移行。今度は“ブクレコ”のサービス終了で、2017年5月、レビューのあるものだけはぶらさげて“読書メーター”に引っ越してきました。

ほぼ映画のブログ“夜な夜なシネマ”、やってます。
https://yonayonacinema.xyz/

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