目次だけパラ読み。だいたい私の思いと一致している。私が書いたと言っても過言ではない気がする。(←過言)

目次だけパラ読み。だいたい私の思いと一致している。私が書いたと言っても過言ではない気がする。(←過言)

GitLab社の完全リモート業務のノウハウをまとめた本。まぁ、完全リモートは店舗とか工場があると絶対できないため、できる会社はIT企業くらいしかないよねぇ。様々なノウハウが雑多に書かれているのだが、印象に残ったのは、「同意しない、コミットする」かな。インクルーシブでグローバルな組織だと個人としては同意できないことはあるけど、会社として決めたことにはコミットしてくれという意味らしい。JTCかよっ！

本書では、MDやWikiで技術文書を書く際のライティング手法を紹介している。紹介する手法は、文書の構成や図の書き方からCIやlinterなどのツール紹介までと幅広い。特徴的な手法には、”段階的編集”と”定型化された省力化手法”がある。 段階的編集は、技術、構造、完全性など、観点を絞って、複数の段階に分けて少しずつ文書を執筆する手法だ。 定型化された省力化手法は、gif動画、サンプルコード掲載など、MDやWikiに楽に導入できる鉄板と言えるテンプレを多用して省力化を図る手法だ。

この本を読みながらFortigateをセットアップできるくらいに細かい。GUIやCUIの例が豊富。

相当に初学者向け。文字は大きく情報量は少ない。

「継続的デリバリーのソフトウェア工学」と銘打ってはいるが、継続的デリバリーという割にアジャイルな開発プロセスまで含まれ、ソフトウェア工学という割に定量的視点に欠ける。継続的デリバリーの評価指標として品質の安全性とリリースのスループットの測定が必要との言には同意できるが、具体的な計測や活用の方法の言及はなく、曖昧。継続的デリバリーにリファクタリング、バージョン管理、テストの3要素が不可欠との主張にも同意できるが、いささか具体例に欠く。新味のある話は「OBAPからBAPOへ」の話くらいだろうか。

めちゃくちゃ普通のことを長々と書いているだけだった。あまり面白味はない。

学者が書いた本のわりに、理論面は薄く実務的？一般経営者向けの本ということもあり、全体的に広く浅いストーリーで、物足りない感がある。