ネタバレ本のタイトルからバリバリの将棋の話かと思いましたが、将棋の対局シーンは少なく、美術品としても価値のある稀少な将棋の駒と殺人事件がからむ本格的ミステリー。現在と過去とを行きつ戻りつしながら、現在では『佐野、石破』の両刑事が、過去では『圭介と唐沢』が中心となってストーリーが展開していきます。今後どのような結末が待っているか分かりませんが下巻が楽しみです。

ネタバレ会社を興し事業に成功した『桂介』に無心に現れた父『庸一』と、貴重な駒を勝手に売って行方をくらました『重慶』が再び『桂介』の前に現れる。将棋の真剣勝負を『桂介』に迫る『重慶』。将棋の世界から離れていた『桂介』だったが『重慶』と対局を重ねるうちに会社をやめ再び将棋の世界に自ら飛び込んていく。また自分の出自を知り『桂介』の宿命である将棋への強い想いで再び将棋の世界に戻るが…ラストは救われない哀しい話でしたが、読み応えありました。

ネタバレ本のタイトルからバリバリの将棋の話かと思いましたが、将棋の対局シーンは少なく、美術品としても価値のある稀少な将棋の駒と殺人事件がからむ本格的ミステリー。現在と過去とを行きつ戻りつしながら、現在では『佐野、石破』の両刑事が、過去では『圭介と唐沢』が中心となってストーリーが展開していきます。今後どのような結末が待っているか分かりませんが下巻が楽しみです。