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2025年1月の読書メーターまとめ

てつこ
読んだ本
10
読んだページ
2499ページ
感想・レビュー
10
ナイス
138ナイス

2025年1月に読んだ本
10

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

てつこ
ネタバレこの聞き手は誰なのだろうと思いながら読んだ。なせ、木挽町の人々の話を聞きたがるのか。その正体に驚くことはなかったが、読後感がよい話だった。現代の感覚からすれば、大事な人の命を引き換えに、忠義を尽くすというのは受け入れられない。徒討ちするために、親しかった作兵衛を仇討ちすることに菊之助自身も悩む。また、作中に出てくる我が子の首を身代わりにする話や仕事のため自分の子どもの死に目に会えない話は心にくる。当時は色々な職業があり、現代とは異なる価値観だったことを改めて想像して興味深かった。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

てつこ

2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1379ページ ナイス数:46ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/772700/summary/monthly/2024/12

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2025年1月の感想・レビュー一覧
10

てつこ
ネタバレ叔母と姪の関係に何があったのか気になるが、特に事件があったわけでもなく、平たく言ってしまうと仲がよく心がつながっていただけかと思ってしまった。大切な身近な人を亡くすという経験や心の動きを丁寧に物語にしていると思う。物語なのだからもっと現実的でないものでもいいのにとも思うが、これが作者の味なのだろう。素人の私は自分の日記や旅の記録で、これぐらい緻密に表現できればいいと思ってしまう。二十四五の二年間も、特別事件があったのではないが作家の主人公にとっては、叔母もおらず家族と離れた大事な期間なのだろう。
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てつこ
ネタバレこの聞き手は誰なのだろうと思いながら読んだ。なせ、木挽町の人々の話を聞きたがるのか。その正体に驚くことはなかったが、読後感がよい話だった。現代の感覚からすれば、大事な人の命を引き換えに、忠義を尽くすというのは受け入れられない。徒討ちするために、親しかった作兵衛を仇討ちすることに菊之助自身も悩む。また、作中に出てくる我が子の首を身代わりにする話や仕事のため自分の子どもの死に目に会えない話は心にくる。当時は色々な職業があり、現代とは異なる価値観だったことを改めて想像して興味深かった。
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てつこ
ネタバレ過去2回ほど芥川賞候補になっている著者の作品の中では、一番取っつきやすかった。恋愛リアリティショーではじまるなんて私のような凡人側に寄せてくれたのかと思ったが、読み進めるにつれてまた特殊な世界が広がっていた。賞を取らなくても、唯一無二の作家だと思っていたら受賞された。世の中には種々の性癖があり、本人が納得しているならよいが、未熟なものがのちのち後悔する形で巻き込まれるのは、大人として守らなくてはと思う。責任のとれる大人同士だけで楽しんでもらいたい。ラストが尻切れ感があり残念。Mr.東京は選ばれたのか?
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てつこ
ネタバレ主人公は社内で浮いており、馴染むことを上司からおすすめされる。が、会社勤めできているだけで社会人として充分だと思う。のちのち、結婚と離婚をするし、ごくごくありふれた大人の一人だと思う。五人しかいない部内で、三角関係になる下村さんやかまぼこA、Bと、その関係に気付かずうまくやっていけていたのは浮いていたからこそだろう。しかし、私以外の人が当たり前のようにできることがある、私以外の人が知っているマニュアルがあるのではないかといった感覚はわかる。他の人が当たり前のようにできることをできないときは不思議になる。
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てつこ
ネタバレコロナ禍の頃を思い出し胸がきゅっとなる。特に大きな被害を被ったわけでもなくよかった思い出しかないが、その陰で涙を飲んだ学生たちがいたことを思うと辛い気持ちになる。メールで「スターキャッチコンテスト」を問い合わせるところで、興味を持って行動してくれる人がいることに嬉しくなる。オンラインでつながって、異なる地域で一緒に星を見る。できないことばかりを嘆くのではなく、できることをやっていくところに心が震える。また、うみかが宇宙飛行士になっていることが嬉しい。役に立つ立たないではなく、好きなことがあるのは素敵だ。
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てつこ
ネタバレ短編3つとも同じ世界の話なのだろう。「あひる」を引き取ってから、近くの子どもたちが家に寄るようになる。異常なのかどうかはわからないが、寂しい気持ちが紛れるのは想像がつく。近所の子どもたちにとって都合のいい家になってしまったのが残念だ。初代ののりたまが亡くなっても、こっそりちがうあひるを取り寄せてしまうあたりに寂しさがよくうかがえる。
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てつこ
ネタバレ「字滑り」作家らしい発想だなと思う。地震のように局地的に発生し、ひらがなだけ、漢字だけなどしか話せなくなる。正直、あまり想像ができず、体験したいとも思わないがものすごく困る状況でもなさそうだ。アナウンサーや先生など話すことがそのときの仕事である人以外は、少し黙っていればいいのではと思う。そんなときぐらいSNSでの発言も少し待てばいいだけだ。わざわざ字滑りを体験できる宿に行くのも共感できない。が、SNSのインフルエンサーたちなら興味を持つのか?映像化は難しそうだが、要点だけ抽出すれば「世にも奇妙な物語」だ
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てつこ
大人になると当たり前のことを、子どもたちはどのように習得していくのか、段階を経てわかるようになることが興味深かった。2歳ごろからよくしゃべるようになり、コミュニケーションがよくとれるので、大人と同じような世界を見ていると思っていたが、子どもにとってはもっと混沌としたルールのわからない世界をまだまだ生きているのか。ふだんの生活から意識して語り掛けるだけでもよさそうだ。小学校受験の問題は、大人でもうっかり間違えそうだ。でも、自分自身を振り返ると楽しんで取り組んでいたので、頭を使う楽しさを感じてほしいと思う。
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てつこ
三つ子の育児は想像を絶する。よくぞ3人とも無事に大きくなった。ここまで放っておいて大丈夫、というのも親側が覚悟をしないと難しそうだ。つい、自分のために口うるさくいいそうになるが、ぐっとこらえたい。遅刻をしても、提出物を出さなくても、(よくいえば)本人に任せる。また、思わず助言や評価をしてしまいそうだが、まずは相手の言ったことを受け止めて共感するというのを心がけたい。「はふへほ+そ」のあいづちで子どもの話したいことを聞けるようにしたい。褒めるとき叱るとき、私が嬉しい、私が心配という気持ちを伝えたい。
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てつこ
ネタバレルイ17世にまつわる秘密とはなにか、わくわくしながら読んだ。実際の歴史ではありえないが、この物語の中では充分説得力のある話で面白かった。マリー・アントワネット像も、その娘のマリー・テレーズ像も好ましい。自分の価値観では到底受け入れられない悪でも、なんとか弁護し不当な扱いから守ろうとする弁護士は、大変な仕事だがそれがプロの仕事なのだろう。それぞれの登場人物のキャラクターが魅力的だ。そしてラストは明るい気持ちになれる。もう少し先の、その後のマリー・テレーズたちの物語まで読みたかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/06/08(2823日経過)
記録初日
2017/06/01(2830日経過)
読んだ本
1159冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
301598ページ(1日平均106ページ)
感想・レビュー
1114件(投稿率96.1%)
本棚
21棚
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