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2024年8月の読書メーターまとめ

有明
読んだ本
4
読んだページ
1265ページ
感想・レビュー
4
ナイス
98ナイス

2024年8月に読んだ本
4

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

有明
ネタバレ32年前の本。終盤で号泣してしまった。自分は大人だが、最近まで葬式を経験したことなく、死というものが漠然としていた。経験後の今だからかなり心にくるんだと思う。おじいさんと過ごした一夏は三人を大人に近づけた。子どもゆえの世界を見つめる目に、大人になった自分は心を震わせられる。「死ぬ、というのはそういうすべてがぼくの目の前から消えてしまうことだと気づいた。もう二度と会えないのに、今は夏で、ぼくは生きていて、世界は何ごともなかったように動き続けるんだろうか。」さびしさを感じるけど重々しくないラストがよかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
4

有明
ネタバレ都が年齢の割に幼い感じがして、あまり感情移入できず。多分、貫一の学歴や収入のことをいう割には、都が自立していないから。貫一は駄目なところはあるんだけど、都のために料理したりと飾らない優しさがある。都も仕事場では頼りにされており、完全なる善人、悪人ではない妙なリアルさにモヤモヤ。一番そよかに共感できたかな。恋愛、仕事、親の介護、結婚、社会不安などあらゆる要素が盛り込まれた作品。拘りが強いほど狭量って言葉にグサグサきた。タイトルが秀逸。みんながどこへ向かっているかわからずハラハラさせられた。面白かった!
が「ナイス!」と言っています。
有明
ネタバレ外巻のダジャレでクスッと笑いながらもほろりとくる名作。悩み「はぐれる」人はどんな時代にもいる。早坂の仕事への悩み、いちかの周囲の目を気にするところに共感。乃木くん、昔から軸を持っていて素敵。朔也の軸があれば狂わないという言葉に、私もそうありたいと強く思った。何も残せないという文太にも共感したので、一瞬一瞬を生きるために生きてるという人魚の言葉が、まるで自分に言われているようだった。渦巻きが個々の人生と移りゆく時代の両方を見事に連想させる。みんなが螺旋階段を昇るように、一歩ずつ人生を歩んできたんだなあ。
が「ナイス!」と言っています。
有明
ネタバレあらすじに惹かれて。想像していたよりも悲壮感はなかった。生きていると結構死にたくなることはあるのに、時間が経ち、気づけば生きるために活動しているって不思議だけど、人生ってそんなものかも?きっと千鶴にとって人生の休息期間だったんだろう。日本の社会人の心も休ませる期間があればいいのに。自然の中に入れても、自分には別の場所で生活するのが合っていると休息期間を終え、千鶴は歩み出す。田村さんへの想いをほのかに匂わせながらも、千鶴の再出発の話というのが終始ぶれずよかった。また千鶴と田村さんが再会できたらいいな。
が「ナイス!」と言っています。
有明
ネタバレ32年前の本。終盤で号泣してしまった。自分は大人だが、最近まで葬式を経験したことなく、死というものが漠然としていた。経験後の今だからかなり心にくるんだと思う。おじいさんと過ごした一夏は三人を大人に近づけた。子どもゆえの世界を見つめる目に、大人になった自分は心を震わせられる。「死ぬ、というのはそういうすべてがぼくの目の前から消えてしまうことだと気づいた。もう二度と会えないのに、今は夏で、ぼくは生きていて、世界は何ごともなかったように動き続けるんだろうか。」さびしさを感じるけど重々しくないラストがよかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/22(2626日経過)
記録初日
2017/07/19(2629日経過)
読んだ本
68冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
20239ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
58件(投稿率85.3%)
本棚
0棚
現住所
北海道
自己紹介

千早茜さんの文章が特に好きです。
最近は青山美智子さんの作品に生きる勇気をもらっています。
印象に残った言葉を書き留めていきたいです。

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