ネタバレパンデミックで壊れていく人と何とか持ち直していく人たち。イケメンの出前の話はシームレスに日常から狂気まで移っていって、怖かった。元板前とおじさんの話はありがちだけど、元板前の浅ましいけど、料理に対しては真面目で憎めなさがあるところが良かった。

ネタバレ驚きがあるわけじゃないけど、結構好きだった。なんだろう、出てくるのがヘンテコな人たちだからかな。就活と彼女の話。友達の妻が心酔する占い師を論破しようとする話、高校の同期が詐欺をしていた話、人の話を盗む漫画家の話。語り主はいつも冷静で、でも反応というか、考えてることがちょっと変わっている。自分の日常も語り主みたいに感受性とか関わり方で楽しくなるような気がした。

ネタバレパッケージ良し、帯良し、設定良し、最初のページに建物の構造図が載っている。何やら面白そうと興味を引くのには、十分。しかし、うーん、驚きが最後までない。構造図がなんか活きるのかなと思ったけど、なくてもいい。どんでん返という言葉も帯には、もういらないんじゃないか。帯の著者コメントにAIについて書かれていたが、AIは登場せず。救助AIロボットにトロッコ問題を遭遇させるとかの方がどうか。微妙に惜しい作品。

ネタバレパンデミックで壊れていく人と何とか持ち直していく人たち。イケメンの出前の話はシームレスに日常から狂気まで移っていって、怖かった。元板前とおじさんの話はありがちだけど、元板前の浅ましいけど、料理に対しては真面目で憎めなさがあるところが良かった。

ネタバレ出題者の意図を考える。あらゆる周辺情報から出来るだけ早く回答を見つける。それをして、さらに先を考える 余裕がある。魔法使いじゃなくても、真似は出来ないよ。