では、ここからは個別具体的な感想を。メモから思考を発展させる方法として川喜田二郎の「発想法」に書かれているKJ法のひとつ:グループ編成という方法があげられていたが、これが身につまされる。最初にアイデアを自分のなかでの大きなカテゴリとして括らないという具体的なアドバイスは、自分自身を信じるというスタイルを一度捨てさるということでもあり、執筆、創作を他者を作り出す行為と捉える1つの事例でもあるな、と思う。また、言語は鏡ではないのだから、自分自身をそっくりそのまま映すことはできないんだという断念を考える。
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