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2024年10月の読書メーターまとめ

格
読んだ本
5
読んだページ
2676ページ
感想・レビュー
5
ナイス
25ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

格
(5巻の感想として)矢花正行と大道出泉の道は交わるかのようにみえて決して交わることはなく、それぞれの終わりを迎える。「炎の場所」と名付けられた終章はいわばサスペンスとアクションの連続で緊張感も高まりに高まっていくのだが、その終わりについてはどうだろう。特に正行の側は「えっ、これで終わり?」と呆気なく物事が片付いてしまう。ここのところをどう考えるか。本作が目指した理念に基づくと、このような終わり方になるということだろうか→
格
2024/10/19 19:20

→(本作を通しての感想として)本作が目指したのは「全体小説」であるという。フィクションでありながら(というよりもフィクションであるがゆえに)、現実と「全く」等価なもう一つの世界、宇宙そのものである小説ということのようだ。正直、スケールが大きすぎてその理念が本作において成功したのか失敗したのかの判断もつかない。いずれにせよ、本作が書かれたということそのこと自体に大きな意味があったのだろうという位のことが言えるだけだ

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

格
安曇野の地で結ばれた青年達を描く群像劇。第一部では、恋に破れこの地の豪農、相馬愛蔵に嫁いだ相馬良(黒光)が東京に出て新宿中村屋を開業する迄が描かれている。明治中期~後期にかけての思想、公害、貧困等の諸問題を含む構えの大きい小説だ。知らない人物が出てくる度に検索をかけてみると意外な経歴をもって意外な人物と関わり合っていたりするのが面白い。
が「ナイス!」と言っています。
格
この二人の取り合わせは楽しそうだと思って購入。『文学賞メッタ斬り!』の作家サイドバージョン、という赴きで、作家という人種のキャラクターに興味がある自分には面白く読めた。島田雅彦、中原昌也、車谷長吉、古井由吉、瀬戸内寂聴とゲストも錚々たる面子。あちらでもこちらでも大傑作ということで一致している『後宮小説』は読んでみたい
が「ナイス!」と言っています。
格
(5巻の感想として)矢花正行と大道出泉の道は交わるかのようにみえて決して交わることはなく、それぞれの終わりを迎える。「炎の場所」と名付けられた終章はいわばサスペンスとアクションの連続で緊張感も高まりに高まっていくのだが、その終わりについてはどうだろう。特に正行の側は「えっ、これで終わり?」と呆気なく物事が片付いてしまう。ここのところをどう考えるか。本作が目指した理念に基づくと、このような終わり方になるということだろうか→
格
2024/10/19 19:20

→(本作を通しての感想として)本作が目指したのは「全体小説」であるという。フィクションでありながら(というよりもフィクションであるがゆえに)、現実と「全く」等価なもう一つの世界、宇宙そのものである小説ということのようだ。正直、スケールが大きすぎてその理念が本作において成功したのか失敗したのかの判断もつかない。いずれにせよ、本作が書かれたということそのこと自体に大きな意味があったのだろうという位のことが言えるだけだ

が「ナイス!」と言っています。
格
正行が抱える問題は上司達、というよりもいかにも日本的と感じさせる事なかれ主義に阻まれて袋小路に陥っていくようだ。対照的に、出泉の方は自らの家に纏わる秘密の正体に着実に近付きつつある。正行の母よし江が金策に奔走する姿がサイドストーリーのように置かれているが、読んでいるこちらが悔しくなってくる程上手くいかない。それでも折れないよし江を支えるのが信仰であり、この問題は作中の裏の主題ともいえるもののようだ。
が「ナイス!」と言っています。
格
昔『新耳袋』シリーズをまとめ読みしていた頃にも感じたことだが、この手の怪談シリーズは続けて読むとやはりパターンというものが見えてきてしまう。とはいえ、「とにかく猫はひどい目に合う」パターンを裏切る、猫に纏わる「いい話」系怪談が収録されており、それは意外な収穫と言えるか(結局猫がひどい目に合う怪談も同時収録されているのだが……)
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/02(2609日経過)
記録初日
2017/10/02(2609日経過)
読んだ本
414冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
135223ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
224件(投稿率54.1%)
本棚
0棚
性別
年齢
32歳
血液型
B型
職業
サービス業
現住所
埼玉県
自己紹介

学生時代から読書記録をつけようとしてその度挫折。私は多分三人目だと思います。小説、漫画、設定資料集の類いを読んでいることが多いです。



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