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2025年12月の読書メーターまとめ

空のかなた
読んだ本
46
読んだページ
8975ページ
感想・レビュー
44
ナイス
1066ナイス
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2025年12月に読んだ本
46

2025年12月のお気に入り登録
4

  • 紫花
  • ぱふぱふ
  • みっちゃん
  • まめこ

2025年12月のお気に入られ登録
5

  • Taylor
  • こういち
  • nekota
  • ぱふぱふ
  • まめこ

2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

空のかなた
バレエは好きだが舞台までは行くことがない私。天才振付師萬春君がお手本を見せる蠱惑的なアサシンや、紅天女の梅の木に一瞬で変化する様は映像的で動悸が止まらない。ギフテッドと表現されている春君自らが踊る、第三者が春君が振り付けた独創的な演目を踊る、それが実写化されることは、かなりハードルが高いと思うけれど切望。赤毛とエメラルドグリーンの瞳、「生まれながらの女王」の風格をもつバレリーナヴァネッサの存在が好きだ。そして最終章で、春がソロで踊ると決心した「春の祭典≒萬春祭り」は映像で是非みたい。
空のかなた
2025/12/20 17:49

春を例えた表現に「奈良中宮寺の菩薩半跏思惟蔵」の雰囲気に似ているとある。目に浮かぶ。そしてその眼はすべてを見ていて、あの眼から出ている何かに俺たちは照射されていた、だからあんな異様な感じがしたとある。冒頭からイメージが膨らんだ。

空のかなた
2025/12/20 18:08

恩田陸さんが描く春の振り付けは、どうして思いつくのだろうかと感嘆するくらいのクオリティ。「KA・NON」はバッハラベルのカノンと千手観音が掛け合わせており、一列に並んだ僧服に似た衣装の10人がシンプルに動きトランス状態に陥っていくような錯覚を与える。春が先頭になり、他の9人が女性のバージョンが春の中性さと相まって、まさに観音様的だったと。素晴らしい。

が「ナイス!」と言っています。

2025年12月にナイスが最も多かったつぶやき

空のかなた

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が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
44

空のかなた
ネタバレ日本貴金属マーケット協会代表理事の池永雄一さんのコラム。年間のパフォーマンスでは米国株が13%程度、暗号資産は最終的にはマイナスへ。一方金は60%、プラチナは100%の大幅上昇へ。機関投資家やヘッジファンドが9月頃から一斉に買い始めたのが急騰を招いた。26年度金は28000円/gも。FRB議長がトランプの意向を汲んだ人事なら金利は上がる可能性が、そうなればインフレは更に進行し金への追い風となる。金は需給が価格に影響するわけではなく投資要因で動く。供給が足りないシルバーやプラチナは今後更に上昇の可能性大。
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空のかなた
ネタバレ萌も神野が手配してくれたイタリア留学へ。蘭クンも失恋の痛手を抱えたまま、史緒クンと別の道を選びベティとアメリカへ。肝心の史緒クンは歌うことを諦めることはできないと、神野副社長との結婚の約束を破棄できずウィーンへ留学。SRMは解体へ。この巻では萌が留学先で住むところもない、悪い輩に襲われる等恐ろしい事態へ。さすがに萌を助けたくなる。
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空のかなた
凍結胚は生命とは言えるか否かがテーマ。凍結胚は更新手続きをしなければ廃棄へ、また離婚等夫が同意しなければ同様に廃棄。女性からは「卵(生命)を捨てるなんて出来ない」という悲痛な叫びが。巻末は不妊治療の保険適用の展開へ。制度化されてまだ2年。保険治療の場合は一回採卵したら、使い切るまで基本保険診療内の治療で進むので、途中から自費診療の高度治療を追加は出来ない。年齢のリミットがある女性には使いづらい。しかも42歳の最終月経までしか適用されない。知らずに42歳で不妊治療を望んだケースがはじまる。
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空のかなた
癌も寛解のケースが増えてきた。病は抑え込める時代に。その中で不妊治療はもっとも成功率の低い医療と言える。この言葉で始まる。仕事で多忙を極める夫は、妻に「胚凍結したからもう大丈夫じゃないか」と一言、仕事邁進、不妊治療は後回しのスタイルは変わらず。なんだか他人事。妻にとっては仕事も諦められないし、産むタイミングも悩ましいし、保活も問題もある上に、移植しても妊娠できるかどうかわからないので悩みが渦巻くばかり。この気持ちのすれ違いはなかなか辛い。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレ俊ぽんが芝居小屋で演じる演目「怪猫」、原作本でも映画でも表現できなかった圧倒的な禍々しさがここにはある。ヒトなのかネコなのか、怨霊なのか、まさに襲い掛かるその瞬間の顔のアップが見開き2ページ、圧巻。そして俊ぽんが息子のために、自分の「血」を最大限に活かすと覚悟を決めて歌舞伎に戻ってくる。その分「血」がない喜久雄の行く末が転がり落ちるように描かれる。そして万菊さん、再登場。映画のシーンと重なりため息。
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空のかなた
ネタバレ今回も萌の毒母が登場。感情が爆発し自分でも制御できなくなる萌に、流石に同情の気持ちが沸く。同時に神野副社長への萌の純粋な恋心、頬を赤らめる、彼女のもう一つの心のうちが繰り返し描かれる。蘭クンが自分が史緒に惹かれている気持ちにやっと気が付くシーンも。これが伏線…史緒が神野副社長と婚約しており、その結婚式の時期が早まることをうっかり映子が蘭クンと萌の前でしゃべってしまう。そのときの蘭くんの愕然とした表情と、萌の恨みがMAXになったような表情。次刊はおそらく荒れる、荒れる、怖い。
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空のかなた
萌と史緒クンがデュエットするシーンが盛りだくさん。あんなに仲が悪いのに、微妙な声質が重なり合ったときの美しくも切ないハーモニーが生まれる、そしてお互いの足りない所を補い合い、お互いの長所を高め合う。「気持ちいい」という2人の心の声が溢れてくる。素晴らしい展開。蘭君のディーバ降臨!この巻から登場した絶対音感の持ち主の映子。曲者?
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空のかなた
益々展開が早まり、劇場戦争も勃発して、目が離せなくなってきた。シェイクスピアの新作「マクベス」開幕。神がかったリーの詞と、才能が豊にもかかわらず家族からは阻害され続けたアンの音楽を紡ぎだす才能、演技は下手だけれど舞台装置のアイデアならだれにも負けないロビン。サブキャラクターの描き方が秀逸。実物のシェイクスピアの周りも実際こんな仲間がいたのではないかと思えるほどに。
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空のかなた
まだまだ売れない、認められないシェイクスピア。でも自己肯定感強いのか、将来の自分のビジョンに揺らぎがない。
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空のかなた
ネタバレ史緒クンはこれまで本当に何不自由なく、父親からも大切にされて過ごしてきたせいで甘えることも、他人に頼ることもできない…と涙する。本当に純粋。そんな史緒クンに対して、萌の悪意、敵意が容赦なく襲い掛かる。自分にとって「歌うこととは」、容姿や華があること以外に「私の価値は何?」と自己問答状態の史緒クンの様が丁寧に描かれる巻。一方、萌は、生き残りをかけてあの手この手で邪魔な人間を潰しにかかる。ここまで憎らしく描かれるとどうしても史緒クンに肩入れしていまう。一条ゆかりさんの術中にまんまと嵌ってしまった。
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空のかなた
ネタバレ外道の歌のスピンオフとして、完結編で巧く伏線回収。目を覆いたくなるようなシーンも多いし、被害者が加害者に対して直接復讐するという建付けも受け止めにくい。復讐された加害者にも彼らの死を悲しむ「家族」がいるのだという”問い”も突き付けられる。尾藤も三上も、もう生きてはいないし、自分が幼い頃に受けたトラウマも癒えることはきっとないけれど、それを全部受け止めた加世子の澄んだ眼の表情(怒っているようでもあり、悲しんでいるようでもある複雑な笑み)が印象的。朝食会とブレックファストクラブ、読後感は複雑。
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空のかなた
再読にも関わらず、展開が早くて引き込まれる。ロングの髪は縦ロール、意志の強い眼、そこにいるだけで周囲の視線を集めるカリスマ性の史緒。惚れ惚れとするお嬢様オーラと、メゾソプラノの歌声。その敵というわけではないのだけれど、史緒の道を悪意で潰していく萌。対照的な2人の行く末、運命の絡み合いがこのコミックの魔性。時代を超えた作品だと独り言。
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空のかなた
実際に起きている怪現象の表現が本当に生々しく、ピチャリという水音やドブのような生臭さまで伝わってくる。ESPかもしれない桐山楓が持つ水晶玉、幽霊も呪いも信じてはいないけれど、怪現象の原因は解明したいという動機で頭を突っ込んでくる晴子。この2人の女性は魅力的。「私は、暗い水の底にいます」というフレーズで始まる階段、火星鉛筆、帝国陸軍の秘密施設で行われていた実験と人骨、等様々なモチーフがとても効いている。一気に読まされた。巻末にタイトル引用として鈴木光司さんの「リング」と「仄暗い水の底から」が記載されている!
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空のかなた
予定調和で終わらない完結編。俺はシェイクスピアの演劇の何の役にも立てていないと落ち込みがちなワース・ヒューズが表紙。幼馴染であり、シェイクスピアの演劇の金庫番。そしてシェイクスピアとジョウンの叶うことのない悲恋がロミオとジュリエットのわずか4日間に凝縮された悲恋を生み出した。気に掛かったのが「エリザベス女王の信仰」というコラム。政治を優先するが故に信仰を偽る事もあり得た時代だったと。エリザベス女王はカトリック教徒だったのか、カトリック教徒を容認する立場だったのか、頭の中はグルグル。
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空のかなた
リチャード3世開幕。役者リチャードとネッドの意地をかけた2人だけの殺陣。どちらが致命傷を受けてもおかしくない間一髪の場面の緊迫感が続く。劇場戦争も終に終結。そして後半の山場がエリザベス女王と預言者リーの再会の場面。カトリック教徒を迫害し、惨殺し続けたその心のうちを明かされる。
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空のかなた
ネタバレマインドフルネス特集。「今、この瞬間・目の前のコトに心を向ける瞑想法」、気持ちが落ち込んでどうしようもない時、マインドフルネスの途中で失ったものが浮かんできたら、思い出として受け止めた後に"戻ります"と呟き、マインドフルネスに集中する。天候に関わらず、毎朝15分程度椅子に座って空を眺める、雲の流れや日差しなど観察しながら、心の中で実況中継するやり方も。やる時間帯はセロトニンの分泌が増える午前中がオススメ。股関節の痛み特集では、安静にしすぎるとかえって股関節周りの筋力が低下するのでストレッチや運動をと。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレKDDIには働き方改革のため、2019年に健康経営推進部が設立された。「メンタルヘルスの早期発見」「適切な勤務管理」「健全な職場環境」に対し社内カウンセラーが常駐し13000人の社員を対象に年2回面談を実施。最近はキャリア相談が増えてきたとも。部長は穴田香織さん。若い人達は、成長に対する焦りが高くなってきたと。「どうすれば何年後の自分が描けますか?」と問われる。成長実感を得られる配置人材登用が求められる中、ポイントは多様な選択肢があるか否か。役職だけがアイデンティティではないという意識改革も必要な時代へ。
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空のかなた
ネタバレ脳は体重の2%、しかし全エネルギーの20%を使う。このエネルギーの大半はDMS(デフォルト・モード・ネットワーク)に使われている。脳が意識的な活動をしていない時、ボーとしていてもDMSが過剰に働き続ける限り脳は疲れる。脳を休ませる方法としてこの書籍で紹介しているのがマインドフルネス。アメリカはDoing文化=何をするのかが問われる。一方でマインドフルネスの価値観は、Being文化=どのようにあるのか。常に何かをやり続けることに疲れたアメリカ人にハマったとも。「静かな心に持つと、内面にあるhが目覚める」と。
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空のかなた
充実の一冊。巻頭はさまざまな漫画家からのお祝いのイラストカードがずらり。オトコ編、オンナ編に分かれてランキング。「本なら売るほど」「半分姉弟」のスペシャルインタビューがそれぞれ8頁、と凄い。ランキングで選ばれたコミックには個々に、この作品を選んだ人はこの作品も選んでいます、とコラムで他の作品がオススメされていて、それが的を得ている。読みたいコミックが沢山広がりすぎて困る。書店員がえらぶこのマンガがすごい!、のコーナーも読み応えが。オトコ編の4位、みいちゃんと山田さん、は全く知らなかったけれど惹かれる。
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空のかなた
ネタバレ原作を読まないまま観劇したので、細かなところが理解できなかった悔しさもあり、急ぎ読み始めた。タイホ「ケイキ」が高校に突然現れ、陽子に誓約を求めるシーンを活字で見ると、跪くケイキと「許す」と答える陽子の姿がリアルに。ヨウコは虚海を越え、海客だと捕らわれ、妖魔に襲われ傷だらけ。人間界では周りを伺い、自分を出していなかった陽子だが、生死が脅かされる経験を重ねることで「諦めたくない」という気持ちが満ちてくるあたりがカッコいい。蒼猿の描かれ方は舞台そのまま。異世界転生、これだけの世界観を生み出せるとは素晴らしい。
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空のかなた
昼間はお笑い、並行して夜間訪問介護に携わる安藤なつさん。小さい頃から叔父さんが営む介護業を手伝っていたせいか気負いがなくとても自然。9時から翌朝までの夜間訪問介護が超重労働。少なくて10件、多い時は15件、個々の鍵を預かり、皆さんを起こさないように細心の注意を払いながら「トイレ補助」「おむつ交換」「水分補給」「床ずれをを防ぐための体位変換」等多々。しかもおむつ交換の手順が具体的に説明されているが、これを20分で行うのは力だけではくスキルも、情熱も必要だ。カズレーサーとの出会いのシーンもなかなか面白い。
佐藤百合
2026/01/04 17:19

なるほど、書評からすると、安藤なつさんの夜間訪問介護の描写は、ただの重労働の説明にとどまらず、スキルや情熱の必要性までリアルに伝わってきますね。10件〜15件の訪問をこなしながら細心の注意を払い、短時間で正確に対応する姿は、本当にプロフェッショナルの仕事だと感じます。ただ気になるのは、著者はこうした過酷な現場の描写を通して、読者に何を伝えたいのでしょうか?単に驚きや感心だけでなく、介護や命に対する態度への示唆もあるのでしょうか。

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空のかなた
カートリー司祭はカトリックを信じる司祭。見つかり拷問され、あまりに残忍な処刑。この時代の英国プロテスタントがカトリック信者に対する非道な扱いがこの作品でも描かれる。見せしめの効果を最大限とするために、首吊りの苦しさを味合わせ、途中で降ろし、生きながらの状態でのなぶり殺しのシーンは目を覆いたくなる。史実に基づいていたとしたら、本当に怖い。それを率いるのはエリザベス女王。
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空のかなた
日本人の血が流れる、ダメダメ少年役者のロビンがシェイクスピアの仲間に加わる。憎めないキャラクターのせいか、シェイクスピアの仲間たちに一味加える。ロビンが発揮する舞台演出の才能。また一つシェイクスピアの舞台がべージョンアップ。とはいえ、いまだシェイクスピアの舞台は観客に理解されず怒号の嵐。時代が追い付かなくても、書くべきものを書くという、流行りの演劇を敢えて狙わないシェイクスピアの覚悟。
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空のかなた
天才俳優リチャードが演じる「マクベス」の舞台が開幕。最後にはリーの詩がタペストリーに描かれ、観客の目に飛び込んでくる。「目には目を 刃に刃を 反逆には反逆を 我を見失うな 曇りなき心にこそ 神は宿る」、その瞬間観客から「ドウヮー」と歓喜の声が湧き上がる。こちらにも伝わってくる。
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空のかなた
ネタバレ人の未来を見通す力をもち、シェイクスピアの脚本に命を吹き込む詩を吹き込むのが中国人の血をもつリー。その力故に「私は2回殺された」と語り始める。一度は幼い頃に父親から喉元に焼き印を押される、予言を吐くことができないようにと。そして二度目は”お前の予言は災いだ”と、チャイナタウンで生き埋めにされ、そこをシェイクスピアに救い出される。その運命の出会いも、7人のシェイクスピアというタイトルに収れんしていく。表紙の挿画のリーの表情が彼女の意志の強さが凄く伝わってくる。
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空のかなた
「マクベス」「リチャード3世」が満を持して、再度舞台へ。同じ脚本家として敵方で、実力№1のマーロウとシェイクスピアの一騎打ちの見開き頁は壮観。どちらが勝って、どちらが負けて筆を折る結果になるのかドキドキ。「マクベス」の三人の魔女のビジュアルも艶っぽすぎる。凄い画力。シェイクスピアがほれ込んだ天才俳優リチャードはまさに憑依型の凄まじい演技。実写ではここまでは描き切れない。1巻1巻が読みながら、16世紀の英国、シェイクスピアが頭の中で動き出す。
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空のかなた
ネタバレ「ジャンヌダルク」の舞台開幕。なんと艶っぽいジャンヌダルク!!!コスチュームも身体の角度も、頬を染めながら告白するアップシーンも。フランスのジャンヌダルクをイギリスが倒す描き方にエリザベス女王も拍手喝采。シェイクスピアの忖度…そして後半、シェークスピアと女王の侍女のジョウンが一夜を過ごし、想いを遂げる。「恋は魔物だ、恋は悪魔だ、人にとりつく悪霊は恋しかない」、これはシェイクスピアが執筆中の脚本のセリフ。ジョウンの姉が重い罪で罰せされた経緯がうっすら明かされ、良くない方向に流れていく気配が。
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空のかなた
バレエは好きだが舞台までは行くことがない私。天才振付師萬春君がお手本を見せる蠱惑的なアサシンや、紅天女の梅の木に一瞬で変化する様は映像的で動悸が止まらない。ギフテッドと表現されている春君自らが踊る、第三者が春君が振り付けた独創的な演目を踊る、それが実写化されることは、かなりハードルが高いと思うけれど切望。赤毛とエメラルドグリーンの瞳、「生まれながらの女王」の風格をもつバレリーナヴァネッサの存在が好きだ。そして最終章で、春がソロで踊ると決心した「春の祭典≒萬春祭り」は映像で是非みたい。
空のかなた
2025/12/20 17:49

春を例えた表現に「奈良中宮寺の菩薩半跏思惟蔵」の雰囲気に似ているとある。目に浮かぶ。そしてその眼はすべてを見ていて、あの眼から出ている何かに俺たちは照射されていた、だからあんな異様な感じがしたとある。冒頭からイメージが膨らんだ。

空のかなた
2025/12/20 18:08

恩田陸さんが描く春の振り付けは、どうして思いつくのだろうかと感嘆するくらいのクオリティ。「KA・NON」はバッハラベルのカノンと千手観音が掛け合わせており、一列に並んだ僧服に似た衣装の10人がシンプルに動きトランス状態に陥っていくような錯覚を与える。春が先頭になり、他の9人が女性のバージョンが春の中性さと相まって、まさに観音様的だったと。素晴らしい。

が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
顔は白塗りで、思ったよりも小柄なエリザベス女王、降臨。お芝居好きで、劇場にお忍びで現れるほど。とはいえ冷酷で残忍で、洞察力が凄まじい。どうやらシェイクスピアと面会し、黄金のような詩を書いているのはシェイクスピアではないと見抜いてしまう。この先、シェイクスピア、リーは捕まってしまうのか!次が怖すぎる。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレ恋に至る病を読んで、この小説を読まなかったらと考えるとゾッとする。答え合わせ、ブルーモルフォが生まれた瞬間まで。見事。最終章の「バタフライエフェクト・シンドローム」は、読み終わるのが惜しかった。不登校だった景が、理由を宮嶺君に打ち明ける。「私ね、みんなを動かす力があるんだ。みんな私の言うことを聞くの。誰も私の思い通りにならないように、私は私をここに閉じ込めておいてるの」、最後には「もし私が間違った方向に行ったら、それは間違っているって私のことを止めてくれる、ヒーローになってくれるつもりはある?」
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレ角度の違う考え方を学ぶ事が出来た。アメリカがプーチンと手打ちをしウクライナ戦争を終結させれば、中露の協力体制は一気に弱まる。アメリカは中国に専念出来る、かつ中東情勢を安定させる余力が生まれる。アメリカはウクライナには支援を継続するか否か、ロシアにはウクライナへ供与した兵器をロシア領内への攻撃に使うことを認めるか否か、と交渉の場に引きずり出せる立場にいる。ただリスクは中国がアメリカが動く前に台湾攻勢を早める事。アメリカが覇権国家である限り、軍事上、世界秩序の維持に日本は必要とされる。防衛費増は避けられない。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレ特集「やさしくなりたい」.脳研究者の池谷裕二さんは子育ての時に出るオキシトシンが鍵だと。苦労を厭わず、面倒でも子供のために行動する、そのオキシトシンが脳で他人を助けることに転用されると。一方オキシトシンは子どもに危害を与える可能性があるものに対して排他的に、攻撃的になる作用もある。表裏一体。また池谷裕二さんと政治学者の豊永郁子さんの2人が共に大事だと言うのが「コンパッション(慈悲)」、他人の苦痛に気がつき、これを取り除こうと行動する感情。小山薫堂さんは、やさしさの根っこにあるものは、感謝の気持ちと。
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空のかなた
ネタバレミルが自らを危険を顧みず、ランス(シェイクスピア)のためにある方に手紙を届ける。その相手はストレンジ一座の庇護者スタンリー。ランスの「ヴェニスの商人」の脚本を上演してもらうために。コナン巻でもカトリック司祭を迫害するプロテスタントの残忍さが描かれる。そしてミルがカトリックのラドクリフ司祭であることが明るみになる。カトリック司祭を匿う者は反逆罪、四つ裂きか絞首刑の時代。シェイクスピアが生まれ出る時代背景も知る事で、今まで気にもしなかったシェイクスピアの才能と生き残る力の源に近づけた気がする。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
東京芸大油画の准教授、神生怜が降臨。美しさは変わらず、小川くんのミューズ、魔女そのもの。「真に惹きつける絵って、もっと怖いものなのよ」「滲み出てくる欲望、画肌から伝わる抑えきれない衝動」と。小川くんの描くヌード画がその人の本質を浮かび上がらせ、新たな自分に出会わせてくれる後半は面白かった。先が楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
絵画の道場破りとして勢いよく登場した内田我央。一気に獣のように描き始める姿は、凄まじく、キャンパスからはみ出して迫ってくる迫力。圧巻。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレ「優里匡太 高校事変」を読んでからのJKⅤだったので、匡太の本名、生い立ちや死刑執行の成り行きなどの一連の流れが、この小説で繋がったときには、思わず「えっ、なんで」と戸惑った。しかも匡太が強靭な精神と肉体を兼ね備えた、一本筋の通った人物に描かれていたが、これは紗奈からみた虚像だからなのか…しかも後半は中野学校(未読)にも繋がるなんて。どうしても紗奈は匡太にまんまと嵌められたとしか思えず、じれったい。高校事変最終章、JKⅥを読まなければ…
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレ一巻以上に興味深い。悪魔vs悪魔二世(悪魔と人間の間に生まれた源間さん)vs悪魔祓い(人間:担任)。悪魔は殺さないといけないと呟く悪魔祓いの眼は鬼気迫る。悪魔は、自分たちを脅かす悪魔祓いを殺そうと、あの手この手で襲う…宗教、悪魔祓いの聖水と共に、今回も「小さなお面のような呪」が出てくる。「呪」はなかなか手ごわく、自分に「呪」がかけられている事が分からないのでどうしようもない。源間さんのとぼけた味の悪魔姿や、この先どんな展開になるのか想像もつかない展開も、類を見ない稀有なコミック。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
大手運営で「安心安全身元保証」等のマッチングアプリでさえ、出会う相手によっては美人局で恐喝されたり、ホワイトバイトだと思わせて闇バイトにいきなり引き込まれたり。これをマズローの五大欲求説を引用しながら、なぜマッチングアプリで出会いたい、結婚したいという「人」が”カモ”として狙われるのか、の解説が秀逸!画もいいけれど、原案がしっかりしているから、これだけす---と最後まで一気に読ませてくれるんだと思う。次刊(最新刊)も読もう。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
ネタバレタイトルが怒涛のエンディングにぴったり。彼女は凶器だ、罪悪感も快楽も何も感じずに、必要だからと日常生活のように殺人を繰り返す、とは人質としてイノリに囚われた市果のつぶやき。発達障害の母親のもと、ネグレクト以上の悲惨な環境で育った市果は、目立たぬように社会に溶け込む事でなんとか生きてこれた。そしてサイコパスで二重人格のイノリと誓も似たような環境で育った。そこに幼児連れ去り事件と、先には死しかなさそうな逃避行が絡んできてスピードアップ。私が本当に欲しかったものがやっと分かった、覚醒した市果が恐ろしすぎる。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
今月の絶対はずさないプラチナ本は「彼の左手は蛇」、中村文則さんの新刊。衝動、テロ、蛇、道祖神等惹かれる。著者インタビューも。仕掛けとして、表紙自体が小説の伏線になっているとコメントしている。この国最高権力者は政府でも天皇でもなく、アメリカだとも。また自分の内面と非常に近く繋がっている作品でもあると。ブック・オブ・ザ・イヤー2025特集。小説のランキング一位は村山由佳さんのPRIZE。二位が失われた貌。コミックランキング一位が本なら売るほど。手元に置いておきたい号。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
400年前のイギリスに上京し、今もなお影響を与え続けているオデット(脚本)を生み出した人物シェイクスピアは謎に包まれている。家柄にも恵まれずグランマースクールしか出ていない。この時ロンドンで活躍している作家は、皆大学を出て高い学識を持ち、大貴族の庇護を受けている、庇護がなければ劇団の役者は浮浪者と見なされ、鞭打ちや焼き印などの刑罰を課せられる時代。台詞に生命を吹き込む中国から来た黒髪のリー、料理から家事全般をになう使用人ながら知性と学識に溢れているミル、シェイクスピアの仲間が一人一人増えていく。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
「マッチングアプリ、栄枯盛衰」、結婚情報誌ゼクシィが運営してする縁結びアプリが、来年三月で終了。いかがわしい利用者が比較的少なく、オリコン顧客満足度総合でも3年連続で1位、安心安全という印象のアプリ。婚活を謳っているだけに、男性利用者の年齢層は高くて真面目で女性慣れしていない層が多かったせいか、女性利用者は他のマッチングアプリに流れたと。安心安全よりも、ルッキズムや条件が良いアプリが強かった。一方マッチングアプリ疲れの傾向も出始め、結婚相談所や婚カツイベントの方が活気あり。業界最大ではIBJだとも。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
タイトルの意味も、表紙の装画も、全てが最後に繋がる。精霊ファンジアの世界満喫。見事!人あらざるもののすむ世界、美しいだけではなく、争いも、殺戮も、企みも混ざり合う世界。皇后イリスが何を考えていたのか、皇帝シリウスは果たして残虐非道の暴君なのか。1人の女性の精霊ナオミの成長物語と、淡い恋心の行方が交わりながら、このファンタジーの世界観が絵のように浮かんでくる。実写化は難しいかな、アニメ化が限界かなと残念に思う。VRで身体全体でこの世界に没入したい。
が「ナイス!」と言っています。
空のかなた
爆弾原作→爆弾映画→スワン→法廷占拠と呉勝浩さん沼にはまりつつあるなと。爆弾を超える原作はなかなか難しいだろう、と思っていると見事にそれを上回る出来栄え、しかもタゴサクと類家が出ていても、テイストが異なる面白さ。ミステリーの要素も多くて後半はもう一気読み。被害者遺族の恨みや復讐への執念は凄まじい。犯人から殴られる、切られる時の痛みの描写も真に迫っていて顔をしかめてしまうほど。再読してもまた楽しめると思った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/04(3017日経過)
記録初日
2017/04/02(3202日経過)
読んだ本
2366冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
532788ページ(1日平均166ページ)
感想・レビュー
2181件(投稿率92.2%)
本棚
14棚
性別
職業
事務系
自己紹介

集団でワイワイ過ごすよりも、独りで街を歩いて周りをみたり、美容院や入浴でおもいっきりリラックスすることが、自分に必要な時間なんだなと、最近切に感じています。
悩み事は、これ以上積読本を増やしてどうするのかと自問自答。
それでも書店に寄ってしまい、呼ばれている本を購入してしまうことの繰り返し。
1冊が終わってから次の書籍を手に取るというより、様々なジャンルを並行しながら読んでいます。入浴の友、眠る前用、移動の際のサクッと読める用、ビジネス・心理学関連の好きな分野などなど。
小学生のときはギリシャ神話や空想の物語(ナルニア国等)にどっぷりはまりました。本なしの人生は、たぶん自分には想像できないと思っています。

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