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京都大学大学院特定准教授デ・アントーニ アンドレア氏が今回の現代の肖像。憑依や除霊による宗教的治療を研究しているという。その中で賢見神社に触れている。日本三大秘境である徳島県にある、社殿は1500年前に創建されている。犬神憑、もののけ憑を祓うことで知られている神社。現在は年間3万人が参拝するという。イタリアのエクソシストで悪魔祓いをする際も話を聞いてもらう事が治癒のきっかけとなっていると。日本のお祓いでも同様の傾向があるとも。私は霊能者でも宗教家でもなく、医療者でもないと立ち位置は明確。面白いジャンル。
堂本剛のロングインタビュー。パニック障害を患い、本当に死にたいと思いながら生きていた時代があると。それを生きたいと思わせてくれたのが、ファンクとの出会い。ロックとかパンクだとちょっとした怒りとか悲しみの色合いが強くなってしまう。心の強張りを解きほぐしてくれるのがちょうどファンクというジャンル。荻野直子監督の映画で主演するが、主人公堂本剛が何度も描く◯は調和であり、同時に「檻」のメタファー。社会のルールやシステムにいた方が安心できる人も居れば、自分らしく生きたいともがく人もいる。深いインタビューだった。
山は人が呼べど叫べど動かず、この世の災厄はどれだけの血の涙を流して祈ったとて生ける者も容赦なく襲う。人は不条理にただ耐え、なおも生き続けるしかない。牧の衆も横走のものたちも、浮浪の民も。みなそれぞれのやり方で山焼けに耐え、この二年を過ごしてきた。
巻末にグーシャオガン監督の言葉が。映画「西湖畔(せいこはん)に生きる」が上映中。マルチ商法にのめり込んだ友人を例に出し、どんなに説得してもダメで、この構造は宗教に類似していると。自分の欲望によって本来の自分を見失う、現実の社会では実現できない自分を、その構造の中でなら可能かも知れないと信じてしまう。「人間が真に自立できる基準とはコントロールされないこと、そして依存しないこと」、語っている。
人事業務(労務管理、制度設計)と人財・組織開発(人材育成、組織開発、新規ビジネス立ち上げ時の人材選定、ミッション策定等)を分けて考えること。みずほFGでは「人事異動」に人事部は権限を発動しないフレームに進化している。社員が職場で作成するキャリアシートをベースに、社員は希望する事業部に応募する/事業部はキャリアシートDBから欲しい人材をスカウトする。全ては「キャリア自律」のため。1998年の「人事部はもういらない」(労働経済学の八代尚宏上智大学教授著)は終身雇用と年功序列の不合理を予見している一冊。
集団でワイワイ過ごすよりも、独りで街を歩いて周りをみたり、美容院や入浴でおもいっきりリラックスすることが、自分に必要な時間なんだなと、最近切に感じています。
悩み事は、これ以上積読本を増やしてどうするのかと自問自答。
それでも書店に寄ってしまい、呼ばれている本を購入してしまうことの繰り返し。
1冊が終わってから次の書籍を手に取るというより、様々なジャンルを並行しながら読んでいます。入浴の友、眠る前用、移動の際のサクッと読める用、ビジネス・心理学関連の好きな分野などなど。
小学生のときはギリシャ神話や空想の物語(ナルニア国等)にどっぷりはまりました。本なしの人生は、たぶん自分には想像できないと思っています。
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山は人が呼べど叫べど動かず、この世の災厄はどれだけの血の涙を流して祈ったとて生ける者も容赦なく襲う。人は不条理にただ耐え、なおも生き続けるしかない。牧の衆も横走のものたちも、浮浪の民も。みなそれぞれのやり方で山焼けに耐え、この二年を過ごしてきた。