2024年の読書メーター 読んだ本の数:60冊 読んだページ数:16991ページ ナイス数:1609ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/796595/summary/yearly
・タワマンを立てれば人口が増えるから税収増…という考えは必ずしも成り立たない。ファミリー層が増えると小学校の教室が不足したり、上水道などインフラの整備に支出を割く必要がある。 ・マンションは区分所有の問題があるので、大規模改修のハードルが高い。耐震基準を満たさないマンションの改修は自治体でも推奨して補助金や税軽減などの制度を作っているが、まだまだ改修が進んでいないのが現状。
著者は自身を「金継ぎ」になぞらえる。「容器は壊れても捨てられない。破損はその品の歴史の一部になり、修繕に使われた時間と美が、その品の価値に加わる。瑕と不完全さは受け入れられ、液体の線によって黄金になる。……私は障害を得たとき、ゴミ捨て場に捨てられたりしなかった。金繕いの器のように、リメイクされた。修繕の過程とそれに私がかけた時間が、自分の人生に意義を感じる理由に加わった。私は瑕と不完全さを受け入れ、頼りにした医療テクノロジーが調合した金色の修繕の線を受け入れた」
「私は映画によくある、主人公の過去が明らかになるシーンを思い出す。彼はシャツを脱ぐか、もしくはシャワーを終えて出てくる。すると恋の相手ははじめて彼の醜い背中を目にし、メイクアップアーティストによって作られた見事な、斜めに走 った傷の隆起に指を這わせる。主人公の性的魅力はなぜか増して、ふたりの関係は深まる。私はこれが大嫌いだった。爆弾は人をセクシーにはしない」
なタ書さんのインタビューから… 「長くお店を続けてきて、本屋は街にとってどんな存在だと思いますか?」 「まあそういう質問自体が、本屋を特別視している感じで正直嫌なんですよ。実は僕、本屋特集なんてもういいだろうって思ってるんですよ。そういう特集をしている時点で完全にニッチな層に、支持を訴えかけているだけだと思うんですよ。必要以上に、本屋を意味づけているように感じるし、全く無駄だと思うんですよ。だってスーバーをこういう感じで、取り上げたりしないじゃない。…ビールが入って熱くなってしまって、すみません」
同じ本でも、読む人のバックグラウンドによって感想がまったく違うのが面白くて読書メーターを利用しています。北村薫の「小説が書かれ読まれるのは、人生がただ一度であることへの抗議からだと思います」という言葉におおいに共感して読書をつづけています。読書会へ参加する楽しさを覚えたこの頃。
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