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2024年9月の読書メーターまとめ

Kamieshu Noriko
読んだ本
3
読んだページ
1056ページ
感想・レビュー
3
ナイス
67ナイス

2024年9月に読んだ本
3

2024年9月のお気に入り登録
2

  • 狐狸窟彦兵衛
  • まるぷー

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • まるぷー

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kamieshu Noriko
ネタバレ本格推理ものでも、アガサ・クリスティ女史の作品は、登場人物の人物像にブレがなく、トリック以外も楽しめますが、この小説は「トリックだけ」と感じました。 浅はかで、八つ当たりとしか思えない動機で大量殺人を犯す人物と、「別の面からの犯人の人物描写」が相容れないのです。 それにしても、Huluで実写化とか。この小説のトリックは、匿名性が鍵ですから、そのあたりをどうクリアするのか、興味がありますね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
3

Kamieshu Noriko
情報がほとんど得られない中、まともに相談できる相手がいない環境で、天使のような兄妹と対峙することになった教師の物語。 読者に与えられる情報もごく限られており、何が起きているのか想像するしかありません。 そしてその想像次第で、見えるものがまったく変わってくる。 おそらく、読み返すたび、違う景色が見えるでしょう。 30年以上前、読書好きの先輩に「すごく怖い小説」と紹介された本作ですが、読み返してみると、教師が幼い兄妹を、自分より分別ある人間として扱ってるのが怖かったかな。 相談できる人がいない環境は怖い。
が「ナイス!」と言っています。
Kamieshu Noriko
多分、20回は読み返しました。 悦子という怪奇な人間のどこに魅力を感じるのかといえば、「恐ろしいほどの諦念」ではないかと思います。 夫から愛されることも、人並みな幸せを得ることも、すべて諦めているからこそ、三郎への思いが激しく迸る。 それは直情的に、苦しいほど単純で、だからこそ美しい。 だからこそ、救いのない結末につながってしまうのだと感じました。 世捨て人を気取りながら、中途半端に未練たらしい他の人物たちの醜いこと。 その対比があるからこそ、すべてを諦めた悦子の美しさが際立つのだと思います。
が「ナイス!」と言っています。
Kamieshu Noriko
ネタバレ本格推理ものでも、アガサ・クリスティ女史の作品は、登場人物の人物像にブレがなく、トリック以外も楽しめますが、この小説は「トリックだけ」と感じました。 浅はかで、八つ当たりとしか思えない動機で大量殺人を犯す人物と、「別の面からの犯人の人物描写」が相容れないのです。 それにしても、Huluで実写化とか。この小説のトリックは、匿名性が鍵ですから、そのあたりをどうクリアするのか、興味がありますね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/13(2565日経過)
記録初日
2017/10/13(2565日経過)
読んだ本
9冊(1日平均0.00冊)
読んだページ
3149ページ(1日平均1ページ)
感想・レビュー
9件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
年齢
56歳
血液型
B型
職業
クリエイター系
自己紹介

基本的に純文学が好きです。
高校時代は、太宰治、坂口安吾、三島由紀夫、谷崎潤一郎にはまっていましたが、長い間読み返してないので、本棚から出してこようかなと思っているところです。
純文学好きのみなさんの感想を聞きたいので、コメントさせていただくかもしれません。
そのときはよろしくお願いいたします。

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