最初の方は語り部が”そういうやつ”なのもあり、ちょっと冗長なとこもあったけど、妹が来てから一気に面白くなる。妹と”ニーさん”の2人旅、結構好きなんだよな。/終盤。ちょっと不思議パワーに頼りすぎてたり、大雑把な部分もまぁまぁあるけど、それを許容できるくらいには海岸での語りから最後までの流れが良かった。/なんていうのかなぁ。無駄で無意味な馬鹿騒ぎがもたらすもの、みたいなのを小説全体で表現できてる気がしてそこが素敵だなぁって思う。
案の定森見先生と似てるってコメントが多いし私もそう思ったけど、その一方で結構似て非なる物な気もしている。森見さんはもうちょいねじくれてるっていうか、初手のダルガリア王国が腐れ大学生を連想させ過ぎるだけで、あとは意外と結構ストレートな地の文や物語であったのかもしれん
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